探蝶逍遥記

ムラサキツバメの産卵(7月下旬)

 東京都下へ某タテハチョウ産卵シーン撮影狙いで出撃。しかし、母蝶の姿は皆無。ホストも全く発見できず、ポイント再探索が必要とわかり、ガッカリ。肩を落として駐車場に向かう途中、ムラツの産卵現場に出会いました。ムラツ産卵シーンは昨年最終化で初撮影に成功しております。ホストは定番のマテバシイ実生。しかし、実生の若葉が少なく成葉裏への産卵が殆ど。葉裏への産卵事例は初めて観察しました。

+++画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-34VR,ISO=500、F9-1/200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時10分

 しかし、・・・ご覧のような失敗画像を量産しました(^^; スジグロの産卵同様、葉軸に垂直に向いて産卵するため、カメラアングルを確保するのが非常に難しい!翅面にレンズを平行に向けると確実に葉被りするので、処置なし! 葉裏でも縁に近い場所に産んでくれれば、何とか対応策がありますが、真ん中近いとお手上げです。母蝶は数回産卵すると、樹冠に一旦引き上げて数分間の休憩を取る様子。5分程度待機していると、いつの間にか樹冠から舞い戻り産卵を再スタートさせます。何とか粘って、ようやく実生若葉への産卵シーンをゲット。
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D71K-34VR,ISO=500、F9-1/200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時20分

 産卵の途中、アブラムシと蟻が密集する茎近くの葉上で暫し吸汁。
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D71K-34VR,ISO=500、F9-1/200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時11分

 昨年もみかけた光景です。エネルギーを消耗する産卵行動を持続するため、アブラムシの排泄物を栄養源としているのでしょう。実生に産附された卵をお持ちかえりしてTG4で拡大撮影。
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TG4@18mm(9コマ自動深度合成+トリミング),ISO=100、F4.9-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:20時22分

 ムラツ卵の直径は0.70mm。母蝶の図体に比較して極めて小さいサイズです。以前の記事(外部リンク)でご紹介した通り、ムラシ卵と直径・微構造がそっくりで肉眼・低倍ルーペでの種判定が難しい対象です。
by fanseab | 2016-08-19 22:18 | | Comments(2)
Commented by clossiana at 2016-08-22 16:04
ムラサキツバメの葉裏への産卵シーンは私は見たことがありませんが、葉裏に産み付けられた沢山の卵を見たことは何度かあります。どう考えても孵化幼虫が食いつけそうもないような成葉に産み付けるのが不思議なところです。
Commented by fanseab at 2016-08-22 20:58 x
clossianaさん、一応成葉の株上部には若い芽があるので、そこまで歩けば
初齢幼虫は餌にありつけることができます。相当長距離を歩かねばなりませんが。
でもメスグロヒョウモンやミドリヒョウモンのようにスミレとは全く関係のない
幹に産み付けるヒョウモン類に比べれば、苦労は案外少ないかもしれません。
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