探蝶逍遥記

ダイミョウセセリの産卵(5月下旬)

 ウスバシロ産卵シーン現場で同時にダイミョウセセリ第1化♀も産卵しておりましたので、狙ってみました。最初は♀の飛翔シーン。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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GX7-Z12,ISO=400、F5-1/3200、撮影時刻:11時46分

 ダイミョウ♂の占有飛翔はスピードが速いので結構難しい対象です。ただ、♀のホスト探索→産卵の際は、ホバリングをするので、かなり楽です。ここでは思い切って置きピン20cmでトライし、迫力が出ました。母蝶の背景にヤマノイモ属の茎と若葉が写っており、母蝶の右上葉上には既に産卵された1卵が確認できます。

 産卵シーンは数回チャンスがありました。最初は茎上に産んだ珍しい場面。
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D71K-85VR,ISO=400、F10-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時36分
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D71K-85VR,ISO=400、F10-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時36分

 これまで管理人はダイミョウの産卵は何度も観察しておりますが、葉上ではなく、茎に産み付けたのは初体験です。若葉が未だ少ない状態の株だと、茎に産まざるを得ない場合も多いのでしょう。茎上に産まれた卵の拡大像です。
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TG4@18mm(9コマ自動深度合成+トリミング)、ISO=100、F4.9-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:11時53分

 母蝶腹端の毛で隠蔽工作された状況がよく分かります。↑の飛翔画像に写っている1卵の横に母蝶がもう1卵産み付けました。その拡大像がこちら。
f0090680_11502715.jpg
TG4@18mm(9コマ自動深度合成+トリミング)、ISO=100、F4.9-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:11時49分

 画面向こう側の卵が新規に産み付けられたもの。結果的に2卵塊の様相を呈しています。このようなダイミョウの卵塊も今回初めて確認しました。この場合、先に孵化した初齢幼虫がこの葉で巣を造り、後で孵化した子は、巣作りの葉を求めてウロチョロしなければなりませんね。
 2個目の卵を産み付けるまでの様子を動画にまとめてみました。下記youtube動画でどうぞ。画面中央の再生マーク(3角印)をクリックすると再生がスタート。再生後、画面右下の「youtube」ボタンを押すと、youtubeサイト上での大画面再生が可能です。



 動画の前半は産卵する葉に着陸するまでを40コマ/秒で高速連射した絵をスライドショー化したもの、後半は動画で、最後に2卵塊の拡大像でまとめております。12mm広角レンズで高速連射した後、そのまま動画撮影に移行しています。腹端をグルグル回しながら隠蔽工作する様子はやはり広角ではちょっと分かり難いですね。できれば、60mmマクロで描写すべきでした。これは次回以降の宿題です。
by fanseab | 2016-06-13 20:15 | | Comments(4)
Commented by tef_teff at 2016-06-13 23:00
茎にも産卵するんですね。勉強になりました。
Commented by Garuda at 2016-06-14 04:35 x
母蝶が飛び去った後も産卵場所を見失っていないことが私には驚異です。
いえ、母蝶が飛び去るときについ一歩、二歩と追いかけちゃって、ハッと我に返ったときは元の場所が判らなくなっているんです(笑)

先日は帰りに駅まで送っていただき有り難うございました。
あの後、私も何度か見よう見まねで飛翔撮影にチャレンジしてみましたが、今のところ全然駄目で撮影設定とかいろいろ試行錯誤が必要なようです。
またフィールドでお会いできるのを楽しみにしています。
Commented by fanseab at 2016-06-15 21:33 x
tef_tefさん、小生も初体験で驚きました。葉に掴まるのに比べ、
不安定な態勢での産卵のはずですが、普通に産んでおりました。
夏場もこのような産卵モードがあるのか、興味がありますね。
Commented by fanseab at 2016-06-15 21:40 x
Garudaさん、産卵撮影の場合、小生も殆どの場合、産まれた卵の位置を見失う
ことが多いです。今回は回遊産卵で、同じ株に何度も繰り返し産卵していたので、
位置を特定できております。
先日はこちらこそ、楽しいお話ができて有難うございました。飛翔撮影は機材の
特徴に慣れるため、実際の蝶を相手にするのではなく、部屋の中で連射の
練習をすると良いと思います。小生は、時々、蛍光灯の鎖スイッチをブラブラ
振動させて、画面の中央にスイッチ末端のボールが来るような練習をしております。
置きピン位置と実距離感覚の差を埋める練習にもなります。
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