探蝶逍遥記

ムラサキツバメ越冬集団の観察その3(1月上旬)

 某サイトに川崎市内での大集団観察の記載があり、確認がてら出かけてみました。もちろんピンポイントの場所は未知なので、これまでの乏しい経験から現場を割り出す楽しみがあります。消去法から概ねこの辺りだろう・・・と見当を付けて探索すると、ヤッター!ありました。アオキ葉上に形成された大集団です。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F10-1/400、外部ストロボ、撮影時刻:9時53分

 久しぶりにビッシリ敷き詰められた大集団を観察できました。数え落としがなければ31頭です。管理人にとっては、去る2008年に千葉の公園(外部リンクで観察した40頭超大集団以来の個体数ですね。
 集団の上方に枯葉があるのが興味深いです。反対側に回ってもう一枚。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=100、F9-1/500、外部ストロボ、撮影時刻:9時53分

 このアングルの方がギッシリ感を上手く表現できます。ついでに対角魚眼で環境描写。
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GX7-P8(トリミング)、ISO=200、F14-1/60、内蔵ストロボ、撮影時刻:10時04分

 午前中のみ陽が良く当たる風衝地帯で、地上高2m弱。目線の高さで観察できる貴重なポイントでしょう。恐らく近くに類似集団がいるかもしれない・・・。そう確信して探索すると、やはりもう一箇所、シラカシ葉上に集団がありました。
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D71K-34VR、ISO=200、F9-1/400、外部ストロボ、撮影時刻:10時05分

 こちらはやや数が少なく19頭。ここでも枯葉が絶妙に風除け機能を果たしているようです。同じ集団を逆光でもパチリ。
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D71K-34VR、ISO=200、F9-1/400、外部ストロボ、撮影時刻:10時09分

 既に陽光が強く当たり、大半の個体は翅を立てて飛び立てる態勢に入っています。こちらも対角魚眼で。
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GX7-P8(トリミング)、ISO=200、F13-1/50、内蔵ストロボ、撮影時刻:10時20分

 こちらは地上高2m強あり、広角撮影に少し難儀しました。更に集団があるかもと思い探索しましたが、結局上記2集団のみ。それでも合計50頭が集まるとは! 昨年秋から蝶関連ブログを拝見するに越冬世代ムラツの個体数が例年になく多かったようで、この冬は越冬集団観察に最適のように思います。このまま極端な寒波が来襲しなければ、春先まで延命できる個体も多いかもしれません。この先の継続観察が楽しみです。
by fanseab | 2016-01-06 23:11 | | Comments(10)
Commented by yurinBD at 2016-01-06 23:52
30頭以上の大集団、ここまで数が揃うと大迫力ですね!
せいぜい10頭ちょっとの集団しか見たことがありませんので、
一度、見てみたいものです。
春までの越冬を完遂する個体は例年よりは増えそうですね、
いつもとは異なる春の蝶景が見られるかもしれませんね。
Commented by Garuda at 2016-01-07 01:25 x
某サイト…、どこだろう?既知の集団だったのですね。

アオキの集団はここ数日の陽気で少し減ったようですが、シラカシの類似集団にはまったく気付きませんでした。今度探してみます。

近くではシュロの樹に2個体、少し離れますがハリギリの黄葉に8個体確認してます。(Twitterの方に写真up済みです)
Commented by himeji555 at 2016-01-07 12:11
凄いですね!
意外と街中の公園なんかで見つけられると聞くのですが、
そんな幸運にはついぞ恵まれたことはありません。
こんな大集団の現場を割り出せたら・・・狂喜乱舞だけでは済まないでしょう。
あらためてその極意、諸情報を~φ(..)メモメモ~~
ギッシリ感を表現するのに苦労するような日が来ることを新年に願いました。
Commented by otto-N at 2016-01-07 22:30 x
千葉の集団はばらけました。
その後、葉の表ではなく、葉と葉の人目につかない場所で、小さな集団を分散して形成しています。(総数は合いませんが)
毎年、年越し後には集団が見られなくなるということですが、落葉樹の葉が散り、日当たりや風通しが変化するので、塒を変えているように思えます。
また、今季は暖かいので12月に入っても羽化が続き、例年になく数が多いのではないのでしょうか。
Commented by fanseab at 2016-01-07 23:49 x
yurinBDさん、ご指摘のように20頭を超えると、迫力が違ってきます。
春までどうなるかは、今後の天気次第で、大雪が一回でも降れば、そこで
ほぼ全滅・・・の事態も生じますし。もちろん数多く越冬に成功して
ほしいものです。
Commented by fanseab at 2016-01-07 23:52 x
Garudaさん、あまりにも陽気が続くとバラケそうで心配です。
今週末からようやく寒気が入ってくるようで、少し安定するかも
しれません。アオキとシラカシの各塒間で、個体の行き来がある可能性も
あります。双方の個体数の増減をカウントすると、検証できるかもしれませんね。
Commented by fanseab at 2016-01-07 23:57 x
himeji55さん、新年初コメント有難うございます。
いつも記事をアップされてるような溜池の北側に入り組んだような谷戸が
あれば、塒の場所として可能性があります。それと周辺数km以内にマテバシイの大規模な
群落のある工場や公園があれば、より確度が増すと思います。
それと、集団の実物を眺めないと、意外と見過ごしているケースもあるかもです。
ご武運をお祈りします。
Commented by fanseab at 2016-01-08 00:01 x
otto-Nさん、千葉のポイントでは人為的(意図的?)にばらける要素があるようで、観察も
大変そうですね。しかし、流石に12月に入ってからの羽化はないと思います。
非常に綺麗な個体でも、それなりに羽化後の時間経過があるのではないでしょうか?
確証はありませんけど。
Commented by twoguitar at 2016-01-13 21:29 x
今年はムラサキツバメの集団観察があちこちで行われていますね。
大集団の環境描写は絵になりますね。
ぜひトライしてみたいのです。
しかし、こちらの集団は高さ2m30位なので、踏み台のお酒のプラケースを抱えて人通りの多いところを現場までいくのは少し勇気が入りますね。
Commented by fanseab at 2016-01-15 00:10 x
twuguitarさん、やはり全般的に越冬集団が観察される事例が多いのですかね。
概ね15頭を超えると、絵に迫力が出てくるように思います。
高さ2m程度だと、一脚インターバル撮影とか撮影法に工夫しないと
厳しいかも。踏み台方式も意外と安定せず、転倒に結びつくので、
ご自愛下さい。
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