探蝶逍遥記

型破りなアカボシゴマダラ産卵行動(9月中旬)

 コミスジ産卵シーンを撮影した当日、アカボシゴマダラの産卵シーンも複数回目撃しました。この公園は野鳥も多く、鳥の「落し物」から発芽したエノキの実生も多数あり、樹高30cmにも満たない株にもアカボシゴマダラ♀は産んでいきます。そんな実生にやって来た♀個体は、葉上に1卵産み付けた後、ソロソロと下に降りていき、やがて地面に到達すると、何を思ったのかエノキから遠ざかり、枯葉の積もった地面に腹端を突き刺し、何と産卵いたしました!

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=200、F10-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時41分

 「トノサマバッタじゃあるまいし、お前本当に蝶の♀なんかいな?」と心の中で呟きながらどこに産んだのか、母蝶が去った後、探索すると、マテバシイ堅果(ドングリ)の果皮に産んでおりました。
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D71K-85VR、ISO=200、F10-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時43分

 今月16日付けの記事(外部リンク)で、エノキの根際に産む事例をご紹介しましたが、エノキからことさら離れた落葉中に産み付ける事例を観察したのはこれが初めてです。

 ドングリの皮で孵化した初齢幼虫がエノキに辿りつくためには多大な苦労をすることでしょう。単に気まぐれなお母さんなのか、それとも『獅子の子落とし』なることわざの通り、意図的に我が子に試練を与えているのか・・・。誤産卵行動と言えばそれまでですが、この日はちょっとビックリいたしました。
by fanseab | 2015-10-02 23:03 | | Comments(6)
Commented by Sippo5655 at 2015-10-05 22:21
あ、私も似たようなシーンに出会ったことがありました。
エノキ近くではありましたが
枯れ葉に産卵してました。
一体何を考えてのことなのか
母蝶に聞いてみたいです^^;
最近、私も産卵シーンに出会うことが多くて、
興味深いです。
産卵時間って、やっぱり13:00台が多い???
Commented by fanseab at 2015-10-06 20:58 x
Sippo5655さん、どうやら枯葉に産むのはアカボシにとって、当たり前の
行動なのですね。産卵時間帯は多くの蝶で正午~午後2時頃ですが、
もちろん例外もあります。天候や雲量によっても微妙に変わりますから、
ピンポイントの時間帯が種類毎にどのへんにあるのか?は経験を積まねば
理解できないことが多いですね。
Commented by Garuda at 2015-10-07 05:22 x
エノキの周囲でアカボシゴマダラ母蝶を撮影しようとしていると、確かにエノキの根元に潜り込んでいくことがよくありますね。
あれは嫌がって逃げ込んでるんだと思ってましたが、産卵場所を探して潜り込んでいたのか…。
もっとよく観察すべきでした。
Commented by clossiana at 2015-10-07 17:54
先日はお疲れさまでした。久々にお会い出来、嬉しかったです。
アカボシの産卵シーンは何度か目撃していますが私はGarudaさんと違いましてエノキの根元に潜り込むようなシーンは見たことがありません。まるでヒョウモンの♀のようですね。こんな習性があるとはびっくりでした。
Commented by fanseab at 2015-10-07 23:55 x
Garudaさん、ご無沙汰しております。
貴殿も同じような挙動を観察されているのですね。
恐らくゴマダラチョウではそのような行動はないと思うのですが・・・。
奄美産アカボシが同じような行動をするか?一度確認したいところです。
Commented by fanseab at 2015-10-07 23:57 x
clossianaさん、こちらこそお話できて嬉しかったです。
小さなエノキ株の場合、産卵に適した葉が不足していると、小枝、枯葉等に
産み付けるのかもしれません。おかしな行動だと思います。確かに夏眠明け
ヒョウモン♀の産卵行動みたいですね。
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