探蝶逍遥記

コミスジの産卵など(9月中旬)

 前回の撮影結果にあまり満足できなかったので、多摩川縁の同一ポイントで再チャレンジです。今回はできれば腹端と卵の同時写し込みが目的。関東・東北地方に大水害をもたらした大雨が過ぎてようやく強い陽射しが戻った中、コミスジはじめ多くの蝶が嬉しそうに飛び回っておりました。さて、このポイントでのホストとして植栽のニセアカシア(Robinia pseudo-acacia)を利用しているだろうと以前から推測しておりました。その理由として、コミスジ♂がニセアカシアの枝先で占有行動をする姿をしばしば目撃していたからです。念のためクズでの産卵も視野に入れてクズが繁茂している地点と両睨みで午前中探索。そして推測通り、ニセアカシアでの産卵行動を目撃・撮影いたしました。

+++画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時53分

 ほぼ葉の中央に着地し、後ずさりしながら葉の先端に産み付けたようです。しかし、撮影後、確認すると、産卵はしておりませんでした。その後、高さ2-3mのニセアカシアの葉先に産む♀を目撃しましたが、アングル上、葉裏に位置して撮影できず。ようやく横から狙える位置に来たのでパチリ。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時10分

 残念ながら葉被りで腹端も卵も見えておりません(^^; ただ撮影後の確認で卵は確認できました。この♀個体が↑の絵を撮る直前に産んだ葉も含めて産卵状況をまとめてみました。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時09分(上段)/12分(下段)

 矢印が卵で、いずれも葉先端に産まれています。下段は↑の産卵シーンで産んだ卵です。何とかニセアカシアをホストとして利用していることが確認できましたが、どうにも絵としては不満足。これはリベンジが必要ですね。
 さて、冒頭にも触れたように酷い降雨明けの晴天だったため、蝶相は豊富でした。先ずは地面で吸水するゴマダラチョウの♂。
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D71K-34VR、ISO=200、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時10分

 イチモンジチョウ並みに小さな個体でした。とにかく在来種ゴマダラを見ると何故かホッとしますね。次は移入種アカボシゴマダラ♀の産卵。
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D71K-34VR、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時37分

 ここではエノキ実生の葉に産んだ後、根元の薄暗い場所に潜り込んで枯枝上(矢印先端)に産卵しております。アカボシは産卵場所に特別な拘りが無く産んでいく感じで、旺盛な繁殖力の一原因なのでしょう。そろそろ店じまいしようか・・・と歩いていると、枝先に褐色のタテハが飛来しました。久しぶりに出会ったコムラサキでした。
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D71K-34VR、ISO=400、F10-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時54分

 5月の第1化以降、今年は多摩川縁でコムラサキの観察を怠っていたので、思わずパチリと撮影です。時々開いてくれるので、開翅も狙いました。
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D71K-34VR、ISO=400、F10-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時52分

 至近距離で紫色の幻光を撮影するのも本当に久しぶりでした。
by fanseab | 2015-09-16 22:25 | | Comments(0)
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