探蝶逍遥記

テングチョウの産卵(4月中旬)

 ヒオドシの産卵シーン狙いで出かけたこの日は、結局ヒオドシは出現せず。その代わり、複数他種の産卵シーンを目撃・観察することができたのは幸いでした。テング産卵シーンは以前にも撮影しておりますが、もう少し画像の質を上げるのが今回の目的。最初は前脚を確実に使用する「六本脚」状態で産卵していることの証拠画像。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
f0090680_21302364.jpg
D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時54分

 エノキの細枝に掴まる状況下で、前脚使用はバランスを取るのに有効と思われます。この母蝶は南向きに張り出している枝先に産んでおりましたが、やや薄暗い環境なので、どうも背景が暗くなりがちでした。春先の雰囲気を出すため、爽やかな新緑を強調した絵にもトライ。
f0090680_21303591.jpg
D71K-34VR、ISO=200、F11-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時56分

 結構高い枝先に産むことが多いので、下から見上げるアングルがどうしても多くなります。こうなると産卵の瞬間を判断できかねます。
f0090680_21305266.jpg
D71K-34VR、ISO=200、F11-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時02分

 それでも何とか粘って産卵の瞬間と判断できる絵が撮れました。
f0090680_2131496.jpg
D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時03分

 この新芽は殊の外お気に入りのようで、3分後、更にもう1卵産卵した状況で、↑の画像で産み付けられた思われる卵(矢印)が写っておりました。
f0090680_21334759.jpg
D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時06分

 ほぼ90%、新芽内部に織り込むように産むので、腹端と卵のツーショット画像撮影は至難の業ですね。一連の画像からわかるように、母蝶の産卵管は触角の向きとほぼ同じ、つまり160度程度前方側に曲がる能力を持っています。新芽内部に産み付けるため独特な産卵様式のため、産卵器官の機能分化が進んだのでしょう。お気に入りの新芽に集中して産むため、次のように孵化済卵殻(3卵殻確認できる)とのツーショット画像も簡単に撮れてしまいます。
f0090680_2133596.jpg
D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F11-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時07分

 この日はこの後、産卵されたと思しき枝先を回収し、お持ち帰りで卵の拡大撮影を画策しておりましたが、諸般の手違いで、撮影を断念。現在は孵化した初齢~中齢幼虫の観察に注力しております。
by fanseab | 2015-04-27 22:39 | | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード