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探蝶逍遥記

アカタテハの産卵(4月中旬)

 コツバメ産卵シーン観察の前に撮った首題産卵シーンをご紹介しましょう。この時期、越冬明けアカタテハの産卵シーンをしばしば観察することができます。ただ、春先は食草のカラムシの丈が低く、群生する若葉も立ち気味のため、葉被りはもちろん、周囲の草叢と干渉して、複眼・腹端の双方を写し込むことは結構難しいものです。更に腹端と卵とのツーショットは難易度が相当高くなります。先ずは最初の作例。

+++画像はクリックで拡大されます+++
アカタテハの産卵(4月中旬)_f0090680_23345773.jpg
D71K-34VR、ISO=200、F11-1/400、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時41分

 背景は綺麗に抜けましたが、腹端が葉に隠れてしまいました。次は母蝶の表情が一番上手く把えられた作例。
アカタテハの産卵(4月中旬)_f0090680_23352923.jpg
D71K-34VR、ISO=400、F11-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時56分

 この時、産まれた卵です(矢印#1)。
アカタテハの産卵(4月中旬)_f0090680_23354599.jpg
D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時56分

 画面上には更に2卵確認できます(矢印#2,3)。さて、この日のベストショットはこちら。
アカタテハの産卵(4月中旬)_f0090680_2336261.jpg
D71K-34VR、ISO=200、F11-1/400、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時42分

 複眼・腹端、更には産み終えた直後の卵まで全て表現できました。ただ欲を言えば、画面中央右を垂直に走る枯枝が邪魔でした。ストロボ光を使うと、キャッチアイ(一点が輝く)の効果で、卵の存在を明確に表現できると思います。この絵でも左後脚前方に別の卵が見えます。次回はテングチョウの産卵シーンをご紹介したいと思います。
by fanseab | 2015-04-22 23:41 | | Comments(2)
Commented at 2015-04-23 23:51
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by fanseab at 2015-04-24 21:26 x
鍵コメさん、ご丁寧にご連絡有難うございます。
これからも期待しております。よろしく!
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