探蝶逍遥記

コツバメと戯れる(3月下旬)

 先日テングチョウを観察した谷戸を再訪問。林道を歩いていると今シーズン初見のベニシジミが飛び出しました。その子を追いかけていると別の黒い蝶がちょっかいを出して止まりました。ひょっとすると・・・と思って確認すると、やはりコツバメでした。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
f0090680_2150285.jpg
D71K-34VR 、ISO=200、F11-1/500、-0.7EV、撮影時刻:10時16分

 この日は比較的低い位置でテリ張りする傾向があり、ここは魚露目で狙ってみました。
f0090680_21504626.jpg
TG2@18mm-gy8、ISO=100、F18-1/100、内蔵ストロボ、撮影時刻:10時33分
f0090680_21505778.jpg
TG2@18mm-gy8、ISO=400、F18-1/200、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:10時46分

 3枚目は魚露目らしい仕上がりで満足しております。暗赤色のモフモフ感はこの子独特。コツバメ複眼の周囲は白く彩られていて、「小燕」ではなく「小目白」なんですね~。コツバメと言えば「縁毛ブルー幻光」が目玉ですけど、昨年は個体数が少なく撮影できず、久しぶりのチャレンジとなりました。
f0090680_21511628.jpg
GX7-Z60 、ISO=400、F5.6-1/250、-1.0EV、撮影時刻:10時04分

 結構アングルを粘ってみたものの、前翅まで光らせることには失敗。この子の縁毛の状態は完璧だっただけに残念でした。午後に入って白梅の周りで活動している個体も発見。欲張りにも白梅をコラボさせたブルー縁毛幻光を狙ってみました。
f0090680_21513751.jpg
D71K-34VR、ISO=500、F11-1/640、-0.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時35分

 こちらの角度は申し分ないものの、縁毛が若干擦れていて光り方がイマイチ。なかなか思うような作画ができませんね。
 今年は昨年よりは個体数が多そうなので、飛翔を狙ってみました。コツバメの飛翔は殆どトライしたことがありませんが、最近、ダンダラさんが素晴らしい飛翔画像を撮影されているのに刺激を受けての挑戦。先ずはマイクロフォーサーズの高速連射で。
f0090680_21522717.jpg
GX7-10.5(トリミング)、ISO=1000、F11相当-1/4000、撮影時刻:9時46分

 枯葉からの飛び立ちの瞬間です。前翅先端の「しなり」は電子シャッターに由来する歪みでしょうね。ある程度感触が得られたのでデジ一広角飛翔にもトライ。
f0090680_21525583.jpg
D71K-20、ISO=640、F9-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:9時43分
f0090680_2153671.jpg
D71K-20(トリミング)、ISO=640、F9-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:9時46分

 一枚目は奇跡的にノートリで収まった画像。若干前ピンです。二枚目はジャスピンですが、毎度お馴染みの「ジャスピン画像画面端の法則」が適用されて苦しい仕上がり。いずれにせよ、無理と思われたデジ一で想定外の絵が撮れたので満足しております。恐らくカメラから逃げるのではなく、一度カメラに接近するような挙動をしていたお蔭で、置きピン位置にコツバメを捕捉する確率が高かったためと推測しております。こうやって、マイクロフォーサーズとAPS一眼で撮り比べてみると、センサーサイズの小さいマイクロフォーサーズ機での画像粒状性が粗いことが一目瞭然です。APSサイズで60コマ/秒の高速連射機の開発はそれほど難しいようには思えません。NIKONさん、フルサイズ一眼への開発投資を削って、管理人の期待するカメラを出してもらえませんかね~。
 さて、少し背景を華やかにする目的で、白梅周辺で活動しているコツバメを高速連射で狙ってみました。
f0090680_2154117.jpg
GX7-10.5(トリミング)、ISO=640、F8相当-1/4000、撮影時刻:13時35分

 コツバメの飛ぶ季節感を描写する、ほぼ狙い通りの絵が撮れました。ただ60コマ/秒で撮影してもコツバメの飛翔力は素晴らしく、一コマで飛ぶ距離の長いこと! 意外と良いコマが撮れなかったのが実感です。
 この日、撮影できなかった吸蜜、そしてできれば産卵も狙いたいのですが、チャンスがあるかなぁ~?
by fanseab | 2015-03-30 23:05 | | Comments(10)
Commented by ダンダラ at 2015-03-31 21:54 x
バスト連射ではないコツバメの飛翔、素晴らしいですね。
なかなかこれだけのピントは出せないです。
コツバメ…小さいけど撮影し甲斐のある蝶ですね。
Commented by 虫林 at 2015-04-01 07:17 x
パナで唯一手ぶれ補正内蔵のGX7はオリンパスのレンズが共有できるので、貴兄の記事を注目しています。とくに40コマ/秒の連射は、羨ましい限りです。
Commented by 22wn3288 at 2015-04-01 08:13
コツバメの翅縁のブルーの輝きが綺麗に見られますね。
飛翔も見事で表翅の色彩も分かりました。
Commented by fanseab at 2015-04-01 21:42 x
ダンダラさん、これまでは「コツバメの飛翔は無理」と鼻から諦めておりました。高速連射機能で何とか撮れたので、少し余裕が出て、通常の飛翔モードでトライしたら何とか当たりで出てくれました。低い位置でかつ、半径の短い周回飛行をしていたので、追跡が楽だったのことも勝因の一つです。
動体視力が年々衰えているので、コツバメは本当に辛い対象ですが、翅表が綺麗に撮れるとやめられませんね。
Commented by fanseab at 2015-04-01 21:45 x
虫林さん、オリンバスのOMシリーズに高速連射機能が搭載されれば、小生も機材を変えてもいいと思っております。コツバメ含め、高速連射による飛翔撮影は足腰に負担をかけず、転倒などの撮影リスクが低いので、中高年撮影者にとっては必須の機能になってきますね。
Commented by fanseab at 2015-04-01 21:48 x
22wn3288さん、何とか飛翔で翅表のブルーが写しこむことができました。縁毛のブルー幻光は縁毛が破線状の種類の方が綺麗に出るので、コツバメは裏面の暗赤色とのコラボが大変綺麗で、小生も傾注している撮影対象になっております。
Commented by twoguitar at 2015-04-02 21:14 x
コツバメのブルーの幻光はまだ見たこともなく、驚きました。ぜひいつかトライしてみたいものです。
それに、多くの人が飛翔写真を狙っていますが、こんなにもきれいに撮れるものなんですね。
まずはコツバメの良いポイントを見付けて置きピンで繰り返してみたいものですが、技術力と忍耐力が前提になりそうですね。
とても良い刺激を受けました。
Commented by fanseab at 2015-04-02 23:22
twoguitarさん、多くのシジミ類は縁毛幻光が出現します。ただ縁毛が連続的に光る種類よりはコツバメのように断続的に光る方が圧倒的に綺麗に見えるので、貴重なのですよ。
飛翔は相当難しい対象ですが、高速連射機が開発されたおかげで身近なものになりました。通常のデジ一だと歩留まりが悪く、相当忍耐が要りますね。
Commented by otto-N at 2015-04-03 09:32 x
遅くなりましたが、素晴らしいです。
「フィールドガイド」の写真を置き換えてほしい感じです。
このところ、「Fの法則」にはまっても、それはそれ。臨場感があるのでノートリで掲載しています。
コツバメは、カメラのフードに興味があるようで、時々、とまるそぶりを見せました。
Commented by fanseab at 2015-04-03 23:48 x
otto-Nさんに褒めていただけるととても嬉しいですね。まぐれ当りが出るから、飛翔画像撮影中毒になってしまいますもんね。ノートリで載せるか?否かは判断難しいです。やはり地平線の水平には拘りたいので、どうしてもトリミングをかけてしまいます。
そう、テリ張り場所としてカメラの高さが丁度良いのかもしれません。時々寄って来る素振りを見せておりました。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード