探蝶逍遥記

台湾宜蘭縣遠征記(18)エピローグ

 まだ多少遠征ネタはあるのですが、新生蝶が飛び出す時期になりましたので、本遠征記も今回をもって打ち止めといたします。
 最終日、6月1日は、レンタカー返却後、羅東バスステーションへ。

+++画像はクリックで拡大されます+++
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TG2@4.5mm 、ISO=200、F2-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:11時32分(2014年6月1日)

 出発ターミナルは最近建築された綺麗な設備でした。因みに画面右上隅に「第11月臺(台)」の文字が見えます。中国語で「月台」はプラットフォームのことです。行きと同じ葛瑪蘭汽車客運のバスで台北へ。松山空港を定刻36分遅れの16時36分離陸。夕食にはキティちゃんがどんな形で登場するか、期待していると・・・・。
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TG2@4.5mm 、ISO=400、F2-1/125、撮影時刻:17時23分(6月1日)

 胡瓜のサラダに付いているカマボコとデザートのアイスクリームのみ。お味は行き同様グッドでしたよ。羽田には定刻遅れの20時34分に着陸。3回目の台湾遠征を無事終わることができました。

 最後に今回の遠征で撮影・目撃できた種名リストを下記します。学名で亜種未記載のものは名義タイプ亜種。黄色着色種は管理人の初撮影種。赤色着色種は目撃のみ。更にこのリストの学名脇に<>内に表記したのは、白水隆著、「原色台湾蝶類大図鑑」で記載されている学名を示します。この図鑑が刊行された1960年以降、特に中国本土内等における蝶相研究の進展により多くの種でタクサの見直しがなされました。そこで参考のため、新旧タクサを表記するものです。もちろん管理人の思い違いもあるかもしれません。誤記があれば、ご指摘願います。
<台湾・知本遠征観察・撮影種リスト>
【アゲハチョウ科】
(1)アサクラアゲハGraphium eurous asakurae)<Iphiclides eurous asakurae>
(2)アオスジアゲハ(G. sarpedon connectens
(3)ミカドアゲハ(G. doson postianus
(4)フトオアゲハAgehana maraho
(5)クロアゲハ(Papilio protenor)<P.protenor amaura>
(6)ナガサキアゲハ(P. memonon heronus
(7)ヤエヤマカラスアゲハP. bianor thrasymedes)<P.bianor takasago>
(8)ルリモンアゲハP. paris nakaharai
【シロチョウ科】
(1)タイワンモンシロチョウ(Pieris canidia)
(2)カワカミシロチョウ(Appias albina semperi)
(3)キチョウの一種(Eurema sp.)
【タテハチョウ科】
(1)コモンマダラ(Tirumula septentrionis)<T.hamata septentrionis>
(2)ツマムラサキマダラ(Euploea mulciber barsine)
(3)クロコノマチョウ(Melanitis phedima polishana)
(4)コウラナミジャノメ(Ypthima baldus zodina)
(5)ウラナミジャノメ(Y. multistriata)
(6)タカムクウラナミジャノメ(Y. perfecta akragas)
(7)ウラキマダラヒカゲ(Neope muirheadi nagasawae)
(8)コジャノメ(Mycalesis fransisca formosana)
(9)ワモンチョウ(Stichophthalma howqua formosana)
(10)ホソチョウ(Acraea issoria formosana)
(11)タイワンキマダラ(Cupha erymanthis)
(12)ルリタテハ(Kaniska canace)<K.canace drilon>
(13)タイワンキミスジ(Symbrethia formosana)<S.hippoclus formosana>
(14)リアエアキミスジ(S. liaea lunica)※白水図鑑には亜種lunicaの図示なし。
(15)イシガケチョウ(Crestis thyodamus formosana)
(16)スズキミスジ(Neptis soma tayalina)<N.yerburyi>
(17)ヤエヤマイチモンジ(Athyma selenophora laela)<Tacoraea selenophora laela>
(18)タイワンイチモンジ(A. cama zoroastes)<T.cama zoroastes>
(19)オスアカミスジ(Abrota ganga formosanus)
(20)テングチョウ(Libythea lepita formosana)<L.celtis formosana>
【シジミチョウ科】
(1)ウラギンシジミ(Curetis acuta formosana)
(2)キナツメアシフタオシジミ(Hypolycaena kina inari)<Chiaria kina inari>
(3)ヒメウラナミシジミ(Prosotas nora formosana)<Nacaduba nora formosana>
(4)ウスアオオナガウラナミシジミ(Catochrysops panoramus exiguus)
(5)ホリシャルリシジミ(Celastirina lavendularis himilcon)<C.limbata himilcon>
【セセリチョウ科】
(1)オオキコモンセセリ(Calaenorrhinus maculosus taiwanus)
(2)クロセセリ(Notocrypta curvifascia)
(3)タケアカセセリ幼虫(Telicota ohara formosana)

 以上、幼虫のみ確認した種も含めて合計39種。これまでの東南アジア遠征で種類数としては最低の成績でした。繰り返し記事の中で強調したように、晴れる時間帯が午前中の僅かな時間に限定されたので、仕方がないことではありました。それでも管理人初撮影種が12種あったのはせめてもの救いかな。台湾は南北に長く、かつ標高域も様々であるため蝶相は豊富です。次回の遠征先にどこを選択するか、嬉しい悩みが続きそうです。
 さて18回に渡り、ダラダラと書いて参りましたが、最後までお付き合い頂きまして有難うございました。次回遠征記もお楽しみに! <おしまい>
by fanseab | 2015-03-09 23:12 | | Comments(2)
Commented by MatsuHimeji at 2015-03-10 17:52
fanseabさん、ご本宅の倶楽部も更に充実されましたね。
蝶的には全てを理解しかねる門外漢の身を残念に思いますが、
未知のフィールドをご一緒させていただけた気分になれて、
それと、えーっ!レンタカァ~?!とか、パ~ティ~?!とか、
本当に興味深々でおもしろかったです。
またの機会があれば、いや機会を作って参考にさせていただきます。
どうもありがとうございました!

で、キティちゃんディナーですが、白御飯のお顔に人参のリボン♪
に見えなくもないけど、目も髭もないから・・・やっぱ深読みですね。(笑)
Commented by fanseab at 2015-03-10 23:36 x
MatsuHimejiさん、本体HPまでご愛読有難うございます。ボルネオも良いですが、台湾もエエですよ!
是非一度機会をお作り下さい。
キティちゃんの件、全く気が付かずにパクついてしまいましたが、確かに人参のグラッセの形はリボンでした!刻み海苔で「ヒゲ」を表現するにはコストがかかり過ぎるのでしょうね。
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