探蝶逍遥記

ヒメジャノメの飼育メモ

 秋口に数種類の鱗翅類についてフルステージ飼育を行っていました。今回はその飼育メモ第一弾。今年9月下旬にヒメジャノメの産卵行動を探っておりました(外部リンク)その時、採卵した虎の子の1卵を大事に育てることにしました。食草は全ステージ、エノコログサを使用。先ずは孵化直後の初齢幼虫(卵期は5日)。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-1855改@24mm(上段トリミング+3コマ深度合成、下段トリミング)、ISO=100、F11-1/320、-1.0EV、外部ストロボ、撮影月日:9月25日

 体長3.1mm。初齢幼虫はどんな種類でも頭デッカチですね。頭部に突起は確認できませんが、尾端突起は既にあります。食草の縁から齧り始め、脇に糞が散らばっています。9/29に2齢へ。
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D71K-1855改@24mm(トリミング+2コマ深度合成)、ISO=200、F13-1/200、-0.7EV、内蔵ストロボ+スレーブ1灯、撮影月日:9月29日

 体長4.7mm。頭部の突起が明確になり、尾端の突起も長くなって、ジャノメチョウ類の幼虫らしい風貌に変わりました。なお初齢時代と同じ葉を齧っているので、葉が黄色に変化したのに伴い、幼虫の体色も黄色味を帯びています。10/2に眠に入り、当日3齢になりました。
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D71K-1855改@26mm(トリミング+上段3コマ/下段2コマ深度合成)、ISO=200、F13-1/250、-0.7EV、内蔵ストロボ+スレーブ1灯、撮影月日:10月5日

 体長13.5mm。背面の筋模様がはっきりとしてきました。10/5に眠。翌6日に4齢に到達。
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D71K-1855改@24mm(トリミング+上段3コマ/下段2コマ深度合成)、ISO=200、F13-1/250、-0.7EV、内蔵ストロボ+スレーブ1灯、撮影月日:10月8日

 体長は28mm。模様・色相共に3齢と変化はなく、少しグラマラスな体型になっただけです。
 ここで初齢~4齢までの頭部の拡大像をまとめて図示します。初齢は正面から撮影するのを失念していたので、これのみ幼虫上部から見込んだ絵になっています。
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 猫顔で一番可愛いのは4齢かもしれませんね。
さて通常、終齢は5齢のはずですけど、今回の個体は4齢のまま、10/18に前蛹になりました。糞掃除や食草交換時に頭殻の見落としはないはずなので、4齢を終齢として間違いないものと思います。
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D71K-85VR(トリミング+4コマ深度合成)、ISO=100、F11-1/250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:10月18日

 翌日10/19に蛹化。
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D71K-85VR(トリミング+3コマ深度合成)、ISO=160、F11-1/250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:10月19日

 体長13mm。やや濁った緑色で、前翅外縁側に黒褐色斑点列があります。10/27に翅面が白化。10/29には表翅の眼状紋が確認でき、羽化間近となりました。
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D71K-85VR(トリミング+2コマ深度合成)、ISO=200、F10-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:10月29日

そして予想通り、当日内に羽化しました(孵化後34日目)。
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D71K-85VR(トリミング+3コマ深度合成)、ISO=100、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日:10月29日

 毎度のことながら羽化の瞬間には立ち会えず、ガックリ(^^; 羽化したのはイケメン?の♂。いつもの通り、屋外に放しましたが、時期的にお嫁さんを見つけるのにはちょっと厳しかったかもしれませんね。孵化直後のホストへの食いつきも良く、全般に難易度の低いフルステージ飼育だったと思います。
by fanseab | 2014-12-04 21:01 | | Comments(2)
Commented by Sippo5655 at 2014-12-04 21:40
これがヒメジャノメの幼虫さん。。
なんか、お顔 猫さんみたいです^^
いたずら黒こげ猫さんが、叱られて
しょぼ~んとなって、一皮剥けるような!?
前蛹の透き通るグリーンの美しいこと!
羽化直後の姿、凛々しいですね。
駅で助けたこの子が、植物園で果ててしまったことを
思い出しました。
Commented by fanseab at 2014-12-05 21:26 x
Sippo5655さん、猫顔はジャノメチョウ類幼虫撮影のキーポイントですけど、うつ伏せで葉上に静止しているので、正面から撮影するのに苦労します。うつ伏せで「猫の耳」が寝てしまうので、猫やうさちゃんに見えないのが悩みの種です。
前蛹の透明感は独特ですね。
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