探蝶逍遥記

本日もお姫様を追っかけ

午前中晴間が広がる予報を信じて、昨日と全く同じポイントへ。本日の狙いは昨日トライできなかった開翅と飛翔です。勝負時を考え、現地7時前着。朝方の雨を浴びた下草にびしょ濡れになりながらお姫様を探します。

薄日が差し始めると早速1頭目が飛び始めました。ただ開翅ポーズは簡単に披露してくれません。待てば開くと言うものではなく、止まった瞬間にパッと開いてすぐ終わりとか、どうにもタイミングがはかれません。ようやくご開帳すると、意外にスレていたり、ギンイチモンジセセリ同様、この手の暗いモノトーン表翅撮影の難しさを実感します。で、本日のベストショットはこちら。
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D70, ISO=500、F7.1-1/1250、-0.3EV

お次は90mmマクロでの飛翔写真。昨日に比べると弱いものの風が収まらず、時々風に流されるため、緩い飛翔のわりには難儀しました。表と裏が見えるのを貼っておきます。
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D70, ISO=640、F5.6-1/1250、+0.3EV
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D70, ISO=640、F6.3-1/1250、+0.3EV

昨日、「眼状紋の個体変異が楽しみ」とコメントしましたので、バリエーションの1種をご紹介しましょう。後翅裏面眼状紋の内側を彩る白帯の基部側が濃く縁取られるタイプで、第2室の眼状紋内部の銀白点が欠落しています。これだけ千差万別の斑紋を見せつけられると、個体識別に利用できそうで、個体群の行動半径研究等に応用可能でしょう。
f0090680_2144836.jpg
D70, ISO=500、F14-1/320、-0.3EV

晴間が濃くなった9時半過ぎ、突風が吹き始めたので早めに撤収です。対面の山並みから「ケーン」と甲高いキジの鳴き声や「テッペンカケタカー♪・・」とホトトギスの囀りを聞きながら草原を後にしました。2日間、追い回されたお姫様達。今晩はゆっくりとお休みあれ。
by fanseab | 2006-05-28 21:08 | | Comments(10)
Commented by 6422j-nozomu2 at 2006-05-28 21:56
御姫さんもう出ているのですか。私は来週あたりと思っていました。翅表のシットリ感出ていますよ。確かにギンイチ同様撮影苦労しますね。飛翔写真もバッチリですね。なるほど1/1250ですか。私もこういう写真が撮りたいです。
Commented by fanseab at 2006-05-28 23:02 x
ノゾピーさん、仰るとおり、来週あたりが個体数が増えてベストと思います。薄日程度だったので、翅表のシットリ感と何とか表現できました。また、飛翔ですが、このヒカゲの場合は1/1250まで上げなくても1/800程度にしてその分絞り込んで合焦確率を上げるのも手だと思います。
Commented by nomusan at 2006-05-29 03:02 x
何故かしら九州の草原は気に入ってくれないようですね(笑)。素人ながらにもこの蝶の撮影は難しいだろうなぁ~・・・・と想像します。いや素晴らしい画像です。
 え~、一昨日、昨日と夕方から呑んで、スーパー早寝して、この時間に目が覚めてしまっている、というわけです。今日は仕事なんだけどな~(笑)。
Commented by maeda at 2006-05-29 08:43 x
ヒメヒカゲの飛翔、いいですね。
この蝶が飛び回る濕地や草原の風景が好きです。
懐かしいです。
Commented by banyan10 at 2006-05-29 20:34
モノトーンの開翅、良い色ですね。素晴らしいです。
飛翔も見事です。こちらも良い色で撮影できていて見習いたいです。
Commented by fanseab at 2006-05-29 21:42 x
nomusan、そうですね。もしも九州の草原に姫様がいたら、眼状紋が消える「ムモンヒメヒカゲ」なんて個体変異が出たりして・・。こんな想像するのも楽しいですね。早寝早起きの習慣、見習わなくては。
Commented by fanseab at 2006-05-29 21:49 x
maedaさん、この仲間はイギリスあたりだと、何の変哲もない草叢に飛んでたりして意外に思います。あちらは貧弱な土壌の土地が多いせいでしょうね。逆に日本は肥沃な土壌が多いため、このヒカゲの棲み処に困る。。。皮肉と言えば皮肉ですね。
Commented by fanseab at 2006-05-29 21:51 x
BANYANさん、過分なコメント有難うございます。開翅はピーカンでなくて幸いでした。飛翔の一枚目は栗色の裏面と黒褐色の表面が同時に見えて、小生もお気に入りのショットになりました。
Commented by ダンダラ at 2006-05-29 22:08 x
そちらではヒメヒカゲは6月のチョウでしたね。こちらでは7月になりますけど、昨年ヒョウモンモドキの観察会のおりに撮影する事が出来ました。
軌道が一定でなく、飛翔はなかなか撮りにくい感じがしましたが、マクロで見事に撮影されていますね。
Commented by fanseab at 2006-05-29 23:06 x
ダンダラさん、確かに信州の高原では7月の蝶ですね。東京近辺からだと、この蝶の撮影は本当に「遠征」って感じですけど、こちらだとお気軽に観察できるのが貴重です。仰るとおり、飛翔写真は不規則に飛ぶのと、風の悪戯で、歩留まりは悪かったです。
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