探蝶逍遥記

ヒメクロホウジャクの終齢幼虫(10月中旬)

 キタキチョウの交尾ペアを撮影する直前、草本類の茎上に大きな芋虫を発見しました。

+++画像はクリックで拡大されます+++
f0090680_20275020.jpg
GX7-Z60、ISO=200、F5.6-1/400(上);1/800(下)、-0.7EV、撮影時刻:10時50分

 一瞥してスズメガ科の幼虫と判断しましたが、その場では同定できず、帰宅後イモムシハンドブック(※)を参照し、ヒメクロホウジャク(Macroglossum bombylans)の終齢幼虫と確信いたしました。根拠は次の3点。
①側線が白く鋸状に突き出ている。
②尾角が直線的に伸び、地色は濃いブルー。先端は黄色に変化。
③頭部はブルーの地色に黄色条が走る。
 特に③が同定の決め手になるようです。なお、幼虫が付いていた草本はアカネ科のアカネ(Rubia akane )。ホウジャク類はアカネ科食いの種が多いのですけど、同科のヘクソカズラ(Paederia scandens)が完璧普通種で、どこにでも繁茂しているのに対し、アカネの分布は意外と局所的だと思います。この幼虫が付いていたアカネも人為的に移植されたと思われる場所にありました。このイモムシ、何と言ってもトカゲの背中を連想させる鋸状に突き出た側線が恰好エエですね!

※安田守(2014) イモムシハンドブック3、文一総合出版、東京.
by fanseab | 2014-10-23 22:27 | | Comments(2)
Commented by Sippo5655 at 2014-10-26 21:56
私には、白い斑点が銀河の流れのように見えてしまいました^^
アカネ、ってどんな植物だろう、調べてみます。^^
Commented by fanseab at 2014-10-27 23:46
Sippo5655さん、ホウジャク類の幼虫は比較的親しみを持てるイモムシが多いですね。側面の微小斑点や気門の模様など見所満載の幼虫です。
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