ヒメアトスカシバ(8月下旬)
久しぶりに蛾の話題。これもキマダラセセリ産卵現場探索の過程で見つけました。
+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
D71K-85VR、ISO=400、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時33分
D71K-85VR、ISO=400、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時34分
葉上に止まっているこの♀個体を見て一瞬、後ずさりしてしまいました。やはり蜂に擬態する名人には騙されます。この仲間は珍品揃いで、ブログ仲間のze_phさん(外部リンク)や、spaticaさん(外部リンク)のサイトに傑作画像がよく登場します。ヒメアトスカシバ(Nokona pernix)はそんなスカシバガ亜科の最普通種の位置づけ。ホストはこれまた蔓性雑草としては普通種のヘクソカズラ。
さて、擬態の完成度が増すほど、魅力的になるのは蝶も蛾も一緒。スカシバガ亜科でも、セスジスカシバ(Pennisetia fixsenia)はどう見てもスズメバチそのものです。恐らく管理人もフィールドでセスジに出会ったことがあるのでしょうが、脳の中で一瞬、「スズメバチだぁ~」と見切って背を向けていた可能性もあります。ヒメアトも撮影後、フワッとホバリング飛行して管理人に向かってきました。別に羽音がする訳でもないのですが、思わず後ずさりしてしまいました。「焦るな!これは蛾だ」と理解していても本能的に逃げてしまいます。それと、2枚目の画像でわかるように、♀腹端の産卵器官はいかにも毒針のようにも見えます。飛んでいる時の全体像も、接近して観察した時のディテールも、擬態の本道を行く完成度に改めて感動いたしました。
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D71K-85VR、ISO=400、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時33分
D71K-85VR、ISO=400、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時34分
葉上に止まっているこの♀個体を見て一瞬、後ずさりしてしまいました。やはり蜂に擬態する名人には騙されます。この仲間は珍品揃いで、ブログ仲間のze_phさん(外部リンク)や、spaticaさん(外部リンク)のサイトに傑作画像がよく登場します。ヒメアトスカシバ(Nokona pernix)はそんなスカシバガ亜科の最普通種の位置づけ。ホストはこれまた蔓性雑草としては普通種のヘクソカズラ。
さて、擬態の完成度が増すほど、魅力的になるのは蝶も蛾も一緒。スカシバガ亜科でも、セスジスカシバ(Pennisetia fixsenia)はどう見てもスズメバチそのものです。恐らく管理人もフィールドでセスジに出会ったことがあるのでしょうが、脳の中で一瞬、「スズメバチだぁ~」と見切って背を向けていた可能性もあります。ヒメアトも撮影後、フワッとホバリング飛行して管理人に向かってきました。別に羽音がする訳でもないのですが、思わず後ずさりしてしまいました。「焦るな!これは蛾だ」と理解していても本能的に逃げてしまいます。それと、2枚目の画像でわかるように、♀腹端の産卵器官はいかにも毒針のようにも見えます。飛んでいる時の全体像も、接近して観察した時のディテールも、擬態の本道を行く完成度に改めて感動いたしました。
by fanseab
| 2014-09-07 21:12
| 蛾
|
Comments(2)