探蝶逍遥記

ミヤマチャバネおよびギンイチモンジセセリ第3化(8月下旬)

 キマダラセセリの産卵行動探索の傍ら、首題2種の観察もできました。先ずはミヤマチャバネセセリ。♂も♀もそろそろ終盤戦。その中でも比較的新鮮だった♂のテリ張りシーン。


+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-85VR、ISO=200、F6.3-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時38分

 木陰にあるヘクソカズラでの吸蜜も観察できました。
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D71K-85VR、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時00分

 ストローが長いですね。ヘクソカズラでの吸蜜場面は初体験です。例年この時期、イネ科オギへの産卵状況を確認しております。この日はざっと2時間の探索で20卵ほど確認できました。例年通りの数です。同じオギの葉上に4卵(矢印)産み付けられた珍しい事例を紹介しておきましょう。
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D71K-85VR、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時56分

 卵の色合いは微妙に異なるため、同じ母蝶が同時に産み付けたのではないようです。昨年同様、オギではなく外来種のセイバンモロコシ(Sorghum halepense)への産卵(矢印)も確認できました。
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D71K-85VR、ISO=400、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時41分

 ただセイバンモロコシでの終齢幼虫は未確認なので、終齢まできちんと育つのかは疑問です。♀の産卵挙動は強いて追跡はしておりませんが、11時50分頃、クズの茎に誤産卵しそうな♀に出会いました。葉にタッチした後、茎に腹を曲げる動作を数回繰り返しておりました。ここはオギの単独株が結構生えていて、例年♀産卵シーンを目撃するポイントです。詳しく調べてみると、クズへの誤産卵もひょっとしてあるのかもしれません。それと第3化品の産卵時間帯は晴天時、午後3時頃が中心なのですが、今回のように曇天時には正午頃に時間帯がシフトする可能性があります。
 次はギンイチモンジセセリ。大規模河川工事の影響でほぼ絶滅状態だったマイポイントも、最近はかなり復活してきて嬉しい限りです。でも一頃の個体数は望めません。今年はダラダラ発生なのか結構綺麗な♂もみかけました。正午前に産卵しそうな♀を見つけました。
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D71K-85VR、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時55分

 ただ産卵はせず、直ぐにハルジオンで吸蜜を開始。
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D71K-85VR、ISO=200、F7.1-1/1000、-0.7EV、撮影時刻:11時56分

 お腹はもう♂のように細く、卵をほぼ産み尽くした個体だったのかもしれません。相当長時間、ここで吸蜜しておりました。
by fanseab | 2014-09-05 21:57 | | Comments(2)
Commented by himeoo27 at 2014-09-07 08:07
我が家の近くのギンイチモンジセセリの
ポイントは昨年秋から激減して成虫が
全く確認できていません。復活してくれ
たら嬉しいのですが?
Commented by fanseab at 2014-09-07 20:59 x
himeooさん、ギンイチもミヤマチャバネも草原性のセセリで、河川敷の環境が変わると、棲めなくなってしまいますね。特にギンイチはある程度広大な葦原が必要で、防災上の理由で葦原が整備されたりするのが最大の減少原因のような気がします。
今回観察したポイントでは環境の激変から回復するのに5年ほどかかっています。
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