探蝶逍遥記

続・キマダラセセリの産卵行動を探る(8月中~下旬)

 昨年来、首題セセリの産卵シーン撮影目的に多摩川縁を探索しております。今年は先ず第1化品でトライしましたが、産卵場面を一回のみ目撃したものの、肝心の産卵シーンは撮影に失敗(外部リンク)。そこで第2化品でリベンジすることにしました。結論から言えば、今回も惨敗です(^^;
 第1化品が群れていたポイントはどうやら真夏には不適な環境らしく、ここには個体数が少なく、木蔭が続く環境を好むことが確認できました。第2化品が群居していたポイントの環境写真です。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-85VR、ISO=500、F10-1/400、-0.7EV、撮影時刻:11時56分

 ほぼ南北に連なる通路の両脇はアズマネザサが生垣のように生えていて、その上をクズが生い茂っているため、朝夕はほぼ木蔭状態になります。その木蔭に多くの♀が静止しております。
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D71K-85VR、ISO=500、F10-1/500、-0.7EV、撮影時刻:15時32分

 この画面上には2頭の♀がおりますが、ほぼ5mの範囲に5♀ほど確認できました。第1化同様、午前11時~午後2時半頃まで様子を探ったのですけど、♀には殆ど動きはありません。夕刻の可能性も求めて16時半~17時台を確認するもここでも動きなし。正午前後の静止時間帯でも、多少日光浴のため場所を移動することもありますが、それほど長距離移動はしません。そんな♀の日光浴シーン。
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D71K-85VR、ISO=400、F11-1/320、-0.7EV、撮影時刻:13時47分

 この個体を追跡中、偶然飛翔途中の全開翅シーンが撮れました。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時47分

 このポイント以外でも何カ所が♀が群れている場所がありました。ここを前線基地にして産卵行動に出ると睨んでいるのですが、♀が一斉に「産気付く」現象はどうもないようです。ただ一旦飛び立つと猛烈なスピードに現場から行方をくらますのは第1化品同様で、この時点で産卵モードに入ったとも想定されるのですが、なにせ追跡困難なため尻尾を掴むことができないのです。

 結局、この夏もキマダラを結構しつこく追跡した割には産卵現場確認ができず、難易度の高さを実感しました。観察当初はそれほど苦労することなく、産卵シーンが撮れるだろうと楽観していたのですけど、これほどまでに苦戦するとは想定外でした。どうやら来年以降の課題として残りそうです。特に午前中10時半以前の行動は未確認状態ですので、その点を中心に観察を続けたいと思います。
by fanseab | 2014-09-03 22:23 | | Comments(0)
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