探蝶逍遥記

高原で出会ったタテハチョウ達(7月下旬)

 コヒョウモンモドキ探索で訪問した高原で観察したタテハ類をまとめてご紹介しておきましょう。この日、一番嬉しかったのはオオヒカゲとの出会い。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-85VR、ISO=200、F10-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時27分

 ♀と思われる個体。具合の良い事に白樺に止まってくれて高原の雰囲気が良く出ました。近くに沼などないはずだが・・・・と思って周辺を探索すると、結構離れた場所に小さな池を発見。ホストのスゲ類の確認はしませんでしたが、ここが恐らく発生源なのでしょう。今後、当地を訪問する際の楽しみが増えました。
 コヒョウモンモドキ♀が執着していたオカトラノオはヒョウモン類御用達の食堂でもあります。このポイントはメスグロヒョウモンがほぼ独占。山地に多いミドリヒョウモンはむしろ珍品でした。メスグロの♂と♀です。
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D71K-85VR、ISO=400、F11-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時12分
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D71K-85VR、ISO=200、F5-1/640、-1.0EV、撮影時刻:10時48分

 拙宅近くの多摩丘陵とは異なり、標高の高い高原では夏眠をしないのでしょう。♀も結構欠けやスレ品が目立ちました。♀を丁寧に撮るには2週間ほど遅かったようです。

 やや薄暗い林縁のヒヨドリバナにはジャノメチョウ♀に混じってサカハチチョウ♀がひっそりと吸蜜しておりました。
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D71K-85VR、ISO=200、F13-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時03分

 本州でサカハチを撮るのは本当に久しぶりです。ムチャクチャでかい個体でした。個人的には数を減らしていると感じている本種。いつまでも可憐なイチモンジ模様を楽しみたい種です。

 さて、実はこの日はホシミスジの産卵シーンも目論んで当地を訪問した訳ですが、ホシミスジは生憎発生が終了しておりました。高原の夏はあっと言う間に過ぎていくようです。今シーズン、敢えてホシミスジの産卵を狙うとすると、関西あたりの低地(亜種setoensis)しか候補地が残っておりません。ちょっぴり残念な気持ちでした。
by fanseab | 2014-08-02 22:52 | | Comments(4)
Commented by banyan10 at 2014-08-02 22:57
僕が群馬の高原でホシミスジの産卵を観察したのは3度とも8月です。一番遅いのは下旬です。
Commented by himeoo27 at 2014-08-03 06:54
先日、東信地方の山中でサカハチチョウ夏型に
久しぶりに出逢いました。頭上高くに止まってい
たので見上げるしかありませんでしたが、裏翅
の模様が意外に綺麗なのに驚きました。
Commented by fanseab at 2014-08-04 23:22 x
BANYANさん、同じ長野県でも年1化と年2化の地域があるようですね。確かにこのポイントでも、もう一回発生するとすれば、今月下旬ではなく、恐らく9月に入ってからだと思います。確認のしようがありませんが、頭に入れておきたいと思います。
Commented by fanseab at 2014-08-04 23:24 x
himeooさん、サカハチは殆ど衰退していない地域もあるかもしれませんが、小生が経験している関東周辺では、ここ20年程で相当減少している実感があります。特に個体数の少ない春型を見るチャンスが少なくなっている気がします。今の内にきちんと撮っておかねば・・・などと思っているのですよ。
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