探蝶逍遥記

ホシミスジの交尾(7月上旬)

 ヒメシロの産卵撮影前に立ち寄った草地にシモツケ群落があり、恐らくホシミスジがいるのではないか?と思ってウロチョロすると、程なく数頭の個体が舞いあがりました。気温の上昇と共に数を増し、全体では10頭ほど確認することができました。蛹や終齢幼虫もいるかもしれないと思い、枝先を仔細にチェックしていくと、何と交尾ペアが鎮座しておりました。

+++横位置画像はクリックで拡大されます+++
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D71K-85VR、ISO=400、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:8時36分

 上が♀。Neptis属の交尾画像はオオミスジに次いで2番目。ホシミスジは初体験。因みに普通種のコミスジは未撮影だったと思います。交尾ペアがいれば、必ず♂がちょっかいを出しに来ます。魚露目でその場面をパチリ。
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TG2@18mm-gy8、ISO=250、F18-1/100、内蔵ストロボ、撮影時刻:8時44分

 TG2と魚露目の組合せは周辺のボケが少ないので、縦位置構図でも像破綻が少なく重宝します。♂が去った後で、♀が開翅した瞬間を広角で。
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TG2@4.5mm、ISO=400、F8-1/320、+0.3EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:8時48分

 この日は♀の羽化ラッシュだったらしく、新鮮な個体が目立ちました。かつて真剣に写したフィールド図鑑用開翅アングルで一枚。
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D71K-85VR、ISO=500、F6.3-1/320、-0.7EV、撮影時刻:9時09分

 縁毛は完璧ですが、右前翅に多少の傷がありました。どんなNeptisでも♀はサイズがデカい分、風格がありますね。ここでは先ほどの交尾ペアとは別のペアも見出しました。この日は交尾ラッシュでもあった訳です。そのペアを無理やり飛ばして交尾飛翔を撮りました。
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GX7-10.5(トリミング)、ISO=640、F4-1/3200、撮影時刻:9時05分

 ホストのシモツケから離れないで飛んでおります。飛翔パターンは←♀+♂です。次いで40コマ/秒で連射撮影した連続する4コマをGIF動画にしてみました。撮影間隔は250msec.です。
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GX7-10.5(トリミング+4コマGIF動画合成)、ISO=640、F4-1/3200、撮影時刻:9時05分

 40コマ/秒連射のお蔭で、GIF動画での羽ばたきも比較的スムーズに表現されております。ご覧の通り、♂は交尾中、ずっと頭を下にしている訳で、交尾飛翔中もこんな態勢で♀に導かれるままに翅を羽ばたくことなく、じっと我慢しています。交尾は最低でも2時間近くは持続するのですから、人間だったら頭に血が逆流してフラフラになるでしょうね。♀にさんざんアタックしてフラれ、ようやく「大願成就」して♀と交尾完了しても、♂は苦難の姿勢を強いられる訳です。国民的映画、寅●郎シリーズに譬えれば、「男はつらいよ、交尾大願成就編」ってとこでしょうか。
 さて、この日はできればホシミスジ産卵シーンも狙いたい所ですが、時間的な制約もありましたので、後ろ髪を引かれつつ、ヒメシロポイントへ向かいました。次回は更に時計を巻戻して、朝一番に訪問したコヒョウモンモドキについてアップいたしましょう。
by fanseab | 2014-07-12 20:32 | | Comments(2)
Commented by 6422j-nozomu2 at 2014-07-13 07:19
関西では普通に見れる蝶ですが、関東(長野かな?)では比較的少ないのでは。それにしても、交尾個体はいままで撮影したことがないので、羨ましいです。
Commented by fanseab at 2014-07-13 21:33 x
ノゾピーさん、確かに関西では平地にいるので、観察機会は多いですね。ただこのミスジは個人的には涼しい高原で観察したい思いが強いです。
交尾は狙って撮影できるものではないので、今回はラッキーでした。それも2ペア発見できたので、タイミングがベストだったのだと思います。
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