人気ブログランキング | 話題のタグを見る

探蝶逍遥記

ムラサキツバメ越冬集団:その3(12月中旬)

 ほぼ2週間前に訪問した(外部リンク)都内の公園を探索しました。集団の様子はあまり変わっていない様子で、集団の少し上方で♀が開翅日光浴しておりました。

+++横位置画像をクリックすると、拡大画像をご覧になれます。+++
ムラサキツバメ越冬集団:その3(12月中旬)_f0090680_022741.jpg
D71K-34(トリミング)、ISO=400、F11-1/500、-0.7EV、撮影時刻:11時01分

 比較的綺麗な個体でした。この♀は直ぐに姿を消しましたが、今度は1頭の♂がビュンビュン飛び始め、これまた集団の傍で開翅日光浴してくれました。
ムラサキツバメ越冬集団:その3(12月中旬)_f0090680_023864.jpg
D71K-34、ISO=400、F10-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時10分

 このアングルから見込む青緑色幻光はそれほど問題なくRAW現像可能なのですね。暫く♂♀の活動が盛んなようなので、別の集団を探索。しかし成果は上がらず、ランチ休憩の後、先ほどの集団に戻って観察しました。ほぼ動きがないようなので、先ずは300mmで撮影。
ムラサキツバメ越冬集団:その3(12月中旬)_f0090680_025739.jpg
D71K-34、ISO=400、F10-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時27分

 ざっと勘定して前回と個体数はさほど変化していない様子です。次に久しぶり魚露目で撮影。今回は脚立持参ですので、比較的楽に撮れました。
ムラサキツバメ越冬集団:その3(12月中旬)_f0090680_031268.jpg
D71K-1855VR@55mm-gy8(トリミング)、ISO=400、F29-1/100、-0.7EV、外部ストロボ+スレーブ1灯、撮影時刻:12時41分

 このアングルだと全体の個体数が勘定し難いので、逆サイドからも撮影。
ムラサキツバメ越冬集団:その3(12月中旬)_f0090680_032399.jpg
D71K-1855VR@55mm-gy8(トリミング)、ISO=200、F29-1/60、-0.7EV、外部ストロボ+スレーブ1灯、撮影時刻:12時43分

 画面、左上方向が南でムラツは丁度太陽光をほぼ直角に受けるように翅を傾斜させています。言わば、「集団傾斜日光浴」状態なのですね。最近ニーズが高まっている太陽光発電施設では設置された発電パネルユニットを太陽光にほぼ垂直に向け、発電効率を高める工夫をしています。整然と並んだ発電ユニットの姿は集団傾斜日光浴をしているムラツの集団を連想させるものです。太陽光を効率的に受容するため、期せずして両者が同じような景観を呈していることに驚かされます。最後にやや引き気味のショットでパチリ。
ムラサキツバメ越冬集団:その3(12月中旬)_f0090680_042636.jpg
D71K-1855VR@55mm-gy8(トリミング)、ISO=200、F29-1/60、-0.7EV、外部ストロボ+スレーブ1灯、撮影時刻:12時48分

 ここまで撮影してきて一番下段の右側個体はムラツではなく、ムラシであることが判明。前回も一番下段に陣取っておりましたから、もしかしたら同一個体かもしれません。結局撮影したコマを総合勘案した結果、ムラツ13頭、ムラシ1頭で、前回に比較してムラツが1頭減です。天気予報によりますと、関東地方では12/18-19頃降雪の可能性も指摘されております。ムラツ集団にとって、この冬最初の試練になるかもしれません。
by fanseab | 2013-12-17 00:07 | | Comments(4)
Commented by Garuda at 2013-12-17 13:35 x
11日(水)夕刻再訪時は少し減って10頭になっていましたが健在でした。
ところが15日(日)夕刻の再訪時はもぬけの殻でした…。
すごくがっがりしていたところだったのですが、fanseabさんの再訪はそれより前でしょうか、後でしょうか…。

Commented by fanseab at 2013-12-17 22:00 x
Garudaさん、「もぬけの殻」とはショックですね!
小生は15日前の訪問でした。ヒヨドリ達が集まっていますから、食害に遭ったのでしょうか?どこか別の場所に移動して無事だといいのですが・・・・。
Commented by Garuda at 2013-12-18 00:00 x
塒のあった葉はそのまま残っていました。
周りの木が落葉して陽当りが良すぎるようになって場所変えた?と一瞬考えましたが、全個体が居なくなるのも変ですし、何か事故があったのかなあ、と。

藤沢市大庭で見付けた同規模の塒があるのですが、地主さんが剪定したらしく塒の葉が枝ごと無くなっていましたが、余程条件が良いのかすぐ隣の枝に塒が再生されていました。
ここの塒も条件は悪くないと思いますので、もしかしたら戻ってくる個体が居るかもしれません。
※ちなみに藤沢の塒は地上50cmくらいで観察しやすいのですが、アジサイの葉なのでいつまで保つか微妙です。
Commented by fanseab at 2013-12-19 00:03 x
Garudaさん、公園での観察はどんな蝶であれ、剪定方法と頻度にかなり影響を受けますね。特にムラツの場合、塒として適合する条件の株や枝が剪定されると致命的です。この公園はさほど真面目な剪定がされないので、そちらの心配はしなくて良いのだと思っておりました。鳥の食害だとしたら仕方ないことですが。
名前
URL
削除用パスワード