探蝶逍遥記

ヤマトシジミ・ベニシジミの産卵(11月上旬)

 今シーズンは種類によらず、産卵シーン撮影を重点課題に挙げて取り組んできましたが、流石に11月に入り撮影対象が限定されてきました。ハイシーズン中、後回しにしてきた首題両種について、慌てて撮影にトライ(^^; ヤマトはともかく、ベニシジミはこの時期結構個体数が減っていて♀を見つけて産卵シーン撮影まで手掛けると結構シンドイものがあります。先ずはヤマト。カタバミに潜り込むように産卵するので、概ね次のようなカットにしかなりません。

++横位置画像をクリックすると拡大画像を見ることができます++
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時11分

 複眼・腹端両部分が隠れずに写すのが精一杯になります。それでも何とか粘って葉被りの無い場面をゲットできました。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時16分53秒

 産卵直後の画像です。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時16分55秒

 矢印先に卵が見えています。お次は双葉に産んだシーン。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時28分

 この日は陽射しが弱く、最後のカットを撮影した後は急激に気温が下がって母蝶は産卵どころではありませんでした。11月になると、産卵時間帯が夏場に比較してかなり短くなるようです。

 さて、今度はベニシジミ。こちらはヤマト以上にやっかいです。今回撮影した母蝶はスイバに産卵しておりました。同じホストでもギシギシに比較して葉が地面に平行に重畳するため、葉被りの頻度が増し、撮影の難易度はヤマトより遥かに高いです。葉被りを避けるため、必然的に真上から見込むようなアングルでしか撮影できません。
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D71K-34(トリミング)、ISO=400、F11-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時24分

 ここは茎に産み付けております。ベニシジミは産卵時の前脚連打行動が明確にわかる種ですね。静止画では上手く表現できませんが、前脚連打を行い、触覚を下げながら食草探索を行う様子が観察できます。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時31分

 最後は完璧に腹端が葉被りになったB級ショット。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時35分

 翅面をきちんと表現するアングルからだと、腹端か複眼いずれかが葉被りになってしまうリスクが高いのです。今回は何とかシーズン終盤の「帳尻合わせ」みたいな感覚で撮影を完了しましたが、ベニシジミについてはもう少しまともな画像撮影を来シーズンの課題にしたいと思います。
by fanseab | 2013-11-10 22:08 | | Comments(2)
Commented by clossiana at 2013-11-16 15:54
先日は大変お世話になりましてありがとう御座居ました。
当日お話をさせて頂きました様に私はベニシジミの産卵シーンは見たことがないような気がします。
ですのでびっくりしました。ベニの産卵シーン自体を見ていませんから当然ですが産卵前の連打は興味深い話でした。それにしてもヤマトにしてもベニにしても食草に潜り込む種は撮るのが大変ですね。腰を痛めてしまいそうです。
Commented by fanseab at 2013-11-18 00:41 x
clossianaさん、こちらこそ楽しいお話しを伺えて何よりでした。ヤマトもベニも普通種故、産卵シーンを真面目に観察されない方も多いと思います。ただ産卵シーン撮影の難易度と種の珍品度とには全く相関が無いですね。ベニの撮影難易度はかなり高いことを実感いたしました。
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