探蝶逍遥記

セセリ2題: 神奈川県川崎市

GW前半は定点観測している多摩川河川敷に、ギンイチモンジセセリとミヤマチャバネセセリの様子を見に行きました(5/1および5/3)。

まずは、ギンイチです。5/1は気温の上昇が殊の外高く、8時前からパタパタ飛び始めました。ボロ♂が多く、目論見の開翅シーンはさすがに控えました。そこで半開翅でギンイチらしい画像を一つ。

f0090680_1955326.jpg
D70, ISO=500, F8-1/400

お次は飛翔写真。このセセリの生息環境はススキ原ですから、枯れたススキの間を飛ばれると追いかける度、枯茎に足元を取られ、ヨタヨタ飛ぶ蝶を追いかけるこちらもヨタヨタ(笑)。ヘロヘロになってしまいます。
翅を畳んだシーンと開いたシーンの両方を貼っておきます。

f0090680_19562084.jpg
D70, ISO=640, F6.3-1/1250、+0.3EV

f0090680_19564583.jpg
D70, ISO=640, F7.1-1/1250、+0.3EV

ギンイチは昨年に比べ、やや個体数が少なく、訪花シーンや交尾場面は残念ながら撮影できませんでした。

一方、ミヤマチャバネはいつも忽然と現れます。ススキの原が開けた見通しのいい場所でテリ張りしていました。

f0090680_19574191.jpg
D70S-10.5-X1.4TC, ISO=500, F11-1/250、+0.3EV

このポーズだと、この蝶らしくないので、裏面がはっきり見える閉翅ポーズはこちら。
第一化の個体は後翅裏面の白斑も全般に大きめで見栄えがします。

f0090680_1958866.jpg
D70, ISO=500, F13-1/250、+0.3EV

引き続き、飛翔写真にトライ。ギンイチに比較すれば、はるかにこちらは難物。テリ張りに戻ってくる際に緩やかな周回飛行に移行する時がチャンスですが、ギンイチと違って予測がつかない飛び方をするので大変。やっとこさ、視野に飛び込んできた、ピン甘の画像を貼っておきます。これが、現状の実力精一杯の結果でしょう。

f0090680_19584050.jpg
D70, ISO=640, F7.1-1/1250

このポイントは5年ほど前に河川改修で従来2本に分かれていた川の流れを強制的に一本化したため、ススキの群落が分断、減少し、ギンイチの数が激減しました。ミヤマチャバネはもともと個体数が多くない蝶なので、それほど数の変動はないのですが、両種共に今後が心配です。お役人の皆さん、何とか河川敷を無用にいじくるのは止めてほしいです。蝶屋からの切なる願いです。
by fanseab | 2006-05-03 20:01 | | Comments(12)
Commented by banyan10 at 2006-05-03 20:42
播磨や但馬のギフを撮影しているので関西の方かと思っていましたが、多摩川ですか。両方に拠点があるのでしょうか?
ギンイチはさいたま市のポイントでも激減しているので、昨年末の寒さも原因なのではと思っていますが、復活してくれるといいですね。
ギンイチはセセリの中では飛翔を狙いやすいでしょうが、見事ですね。機会があれば挑戦してみたくなりました。
Commented by fanseab at 2006-05-03 21:18 x
BANYANさん、ご推察の通り、2拠点持ってますが、神奈川は車がないので、近場限定の観察です。多摩川でのギンイチは、大都会を流れる川だけあって、人為的な環境破壊が起こりやすく、特に心配です。ギンイチは一定の高さを保って飛ぶので飛翔写真は狙いやすいと思います。ウスバシロで素晴らしい写真を撮影されているので、BANYANさんなら、楽勝だと思いますよ。
Commented by maeda at 2006-05-03 21:34 x
ミヤチャの飛翔写真はすごいですぞ。
この手のセセリは俊敏に飛び回るので、ノーファインダーでも捉えがたいです。
Commented by fanseab at 2006-05-04 08:01 x
maedaさん、確かに俊敏なこの手のセセリは厳しいですね。すべてノールックファインダー&置きピンで撮影してますけど、水平方向に飛ばれた場合はともかく、こやつ、前後にも不意に飛んでくるので、ピントをはずす確率が高いです。
Commented by nomusan at 2006-05-04 20:23 x
すごいぞ、すごいぞ(すみません、どなたかの口癖(?)がうつってしまったようです(爆)、セセリの飛翔画像なんて、私なぞ狙おうとすら思えません。いや~、エエもん見せていただきましたぁ。
Commented by fanseab at 2006-05-04 21:04 x
nomusan、ギンイチはツマキチョウ同様、なかなか止まってくれないので、仕方なく飛翔狙いに切り替える・・・ことが多いです。いずれ、貴ブログでアップされたミカドについても、吸蜜時の飛翔シーンを撮ってみたいものです。ポイントがチト遠いのが玉にキズですが。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2006-05-04 23:21
あれ、関東にもフィールドをお持ちなんですね。海外にも拠点を持っておられるfanseabさんらしいですね。両種とも飛翔写真なかなかのものですね。同じカメラなのにこうも違うとは。(ショック)
Commented by fanseab at 2006-05-05 22:01 x
ノゾピーさん、元来、関東でポイント探索してましたんで、関西は現在開拓中ってとこです。奈良近辺の情報もそのうちご教示くださいネ。お手持ちのズームだとちょっと焦点距離が長すぎて、飛翔写真を狙うにはチト厳しいかもしれませんね。タムロンの回し者ではないですが、90mmマクロならバッチリですよ♪
Commented by kenken at 2006-05-07 08:57 x
写真を拝見したときに、んっ!て思いましたが、そうか関東に帰省されていたんですね。ギンイチとミヤマセセリが同時に見れるところとは・・・いつまでも残しておいてほしいもんです。魚眼でのお手本画像、いつも本当に参考になります。いやぁ~、飛翔写真とは、すごいぞ、すごいぞ!(笑)ミヤマチャバネの飛翔なんて、狙ってみようとも思いません。ねばり腰の秀作ですね。
Commented by fanseab at 2006-05-07 09:25 x
kenkenさん、ご推察の通り、重たい機材一式を抱えての帰省でした。でも天気が良くて成果が上がればそんな苦労は忘れます。ミヤマチャバネは今回しつこく追い回しましたが、このセセリが好みのテリ張り箇所に相当強く固執するので、辛抱強く待てば、舞い戻っている相手を撮影できることがわかりました。
Commented by thecla at 2006-05-07 22:05 x
関西の方だとばかり思っていたのですが、ご実家はこちらだったのですね。多摩川河川敷、ノーマークでした。近いのに・・・。
しかし、セセリの飛翔とはすごいですね。
Commented by fanseab at 2006-05-07 23:41 x
theclaさんが、ヒメギフで頑張っておられる間、小生は近場で頑張っておりました。未だ関西ではギンイチもミヤマチャバネもポイントを知りませんので、両種の撮影は勝手知ったる、多摩川でとなっています。
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