探蝶逍遥記

鈴鹿のキリシマ嬢(7月中旬)

 そろそろキリシマのシーズン。2年ぶりに鈴鹿を訪れました。今回はこれまでの管理人実績ポイントではなく、全く初めてのエリア探索です。例によって、1/25000地図と衛星画像でそれらしき沢沿いを調査し、3つの候補地点を割り出しました。先ずは一番有望そうな沢に入ります。意外とアカガシが生えてなくて苦労しますが、何とかキリシマが好きそうな雰囲気のアカガシが見つかったので、手始めに長竿でペシペシやると、何といきなりビンゴ!でした。2♂、1♀が飛び出しました。しかし、例によって谷底に降りるか、上空に消えるかのどちらかで至近距離に来ません。そこでより上流側に歩を進め、アカガシ探索するも有望な株が見つかりません。仕方なく沢を変えて探索。ここでは1♂発見もこれまた姿を見失う始末(^^; 3つ目の沢に移動するもここは予想に反してキリシマのいる雰囲気はゼロ。結局、最初の沢に戻って、「ご神木」のアカガシを叩くと♀が飛び出しました。このチャンスを逃してはならじ・・・と長竿の先端で♀を誘導し降臨させるテクを使って何とか目線よりやや上の高さに舞い降りてくれました。と言っても対岸のアカガシの茂みの中。ようやく撮れた(もちろんトリミング画像)♀2枚を貼っておきます。

++画像をクリックすると拡大画像を見ることができます++
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D71K-34(トリミング)、ISO=640、F10-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時20分
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D71K-34(トリミング)、ISO=640、F8-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時27分

 まぁ、キリシマの場合はこの程度の距離で撮影するのは慣れっこになっているのでプチ満足状態でした。それにしても、どうして「キリシマ一家」の皆さんは管理人に人見知りするんでしょうね(笑)もう少し近くに寄って頂いて茶飲み話でもしましょうよ・・・、ってやはり無理なお願いなのかなぁ~? 
 さて更に探索して戻って来ると♀の姿がありません。そこで再度長竿が届くギリギリの高さを叩くと♂2頭が飛び出し、一瞬卍状態になった後、樹冠方向に消えていきました。今回訪問した7月中旬頃はキリシマの場合、未だ♂が活発に飛ぶ時期ではなく、気温が低ければ降臨も夢ではありません。しかし、梅雨明け後の高温状態で長竿を駆使しても結局無駄でした。ただ、8月上旬頃に再訪すれば、♂が比較的低い位置でのテリ張りが期待できる箇所も見つかったので新規ポイント開拓も無駄ではなかったと思っております。

 この後、クロシジミ撮影実績のあるポイントに転戦しましたが、どうも環境の変化があったようで、坊主。ところが、探索中、足元から急に大きな羽音を立てて猛禽類と思しき野鳥が飛び立ちました。この鳥、すぐに地上に降りると、「クワッ、クワッ」とまるでカエルのような鳴き声を上げながら羽を不自然に広げて地面をのたうち回り始めました。この時点で、以前読んだ本の記憶が蘇り、ヨタカであると確信いたしました。ヨタカは地面で直接放卵し、そこで卵を温めるのですが、外敵が来ると傷ついたポーズを取りながら、外敵を卵から遠い場所へ誘導し、ある程度離れた頃を見計らって、飛び立ち抱卵箇所に舞い戻る習性があるのです。
以下、その疑似負傷ポーズの一連画像です。
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D71K-85VR(トリミング)、ISO=640、F8-1/800、-0.7EV、撮影時刻:14時21分
f0090680_22121420.jpg
D71K-85VR(トリミング)、ISO=640、F8-1/800、-0.7EV、撮影時刻:14時21分
f0090680_22122363.jpg
D71K-85VR(トリミング)、ISO=640、F8-1/800、-0.7EV、撮影時刻:14時21分
f0090680_22123233.jpg
D71K-85VR(トリミング)、ISO=640、F8-1/1000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時21分

 最後の画像のみストロボを照射した関係で、眼が赤く光って不気味な雰囲気になりました。環境省のサイトで調べたらヨタカは準絶滅危惧種(NT)扱い。一方、探索したクロシジミは絶滅危惧ⅠB類でヨタカよりも2ランク上です。ただ、野鳥探索を真面目にしない管理人にとっては、むしろヨタカに出会えるチャンスは滅多に無く、凄く運が良かったかもです。
by fanseab | 2013-07-22 22:15 | | Comments(2)
Commented by 6422j-nozomu2 at 2013-07-22 23:15
キリシマ私も狙っていましたが、皆さん色々と予定があり、実現しませんでした。次の休みでもと考えていますが、何せ車がないので、どうなることやら。とりあえず♀撮影成功おめでとうございます。
それよりか、ヨタカ、エエではありませんか。たまに大阪のお城にも出現しますが、私は見たことがありません。この前、信州に行っておりましたが、コマドリの美声を聞きました。山奥では、鳥も面白いですね。
Commented by fanseab at 2013-07-23 22:43 x
ノゾピーさん、コメント有難うございます。
貴殿の信州遠征は多くの成果があったようで、これからの貴ブログでの記事が楽しみです。
キリシマは静岡でも観察できますが、今回はわざわざ鈴鹿まで遠征したので、必死に探しました。でもまぁ、実績ポイントでもないので、成果はまずまずでしょうね。
ヨタカはお城にも出没するのですか?とにかく偽負傷ポーズにはビックリされられました。
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