探蝶逍遥記

信州ゼフ探索(7月上旬) (2)エゾミドリシジミなど

 現地に到着した朝方は専らジョウザンもしくはアイノを求めて新規ポイント開拓をしておりました。とある林道内の空間で飛び回るゼフを発見。期待したアイノではなく、ジョウザンでした。

++横位置画像をクリックすると拡大画像を見ることができます++
f0090680_22304948.jpg
D71K-34(トリミング)、ISO=200、F8-1/1000、-1.3EV、外部ストロボ、撮影時刻:8時01分

 快晴・高温の条件が災いしたのか、全く開翅する気配がありません。仕方なくここは撤収。
メスアカポイントに戻ってみると、葉の上に黒い影が。ウラクロシジミの♀でした。
f0090680_2231236.jpg
D71K-34(トリミング)、ISO=500、F10-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:8時58分

 因みに本種♀の撮影は6年振り。しかも至近距離では初撮影で素直に嬉しかったですね。この子が開翅する可能性もあったのですけど、他のポイント開拓を優先してここを離れました。ウラクロ♀のすぐ隣に別の黒っぽいゼフが飛来し、すぐにご開帳です。
f0090680_22312198.jpg
D71K-34(トリミング)、ISO=500、F10-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:8時59分

 閉翅した際に裏面を確認し、エゾミドリシジミの♀と同定(間違っていたらご指摘願います)。エゾ♀開翅はこれが初撮影になります。エゾ♀の尾状突起は♂に比較してそれほど短くはなく、尾状突起の長さを同定判断基準にできない難しさがあるように思います。この現場から離れて更に探索していくと、林道のガードレール上にシジミの影が。
f0090680_22315772.jpg
D71K-34、ISO=640、F10-1/640、-0.7EV、撮影時刻:9時29分

 エゾ♂が吸水しているようです。前夜の夕立の名残があるのか?エゾ吸水シーン撮影もこれが初めてになります。できれば地面での吸水シーンの方が有難かったのですけどね。それにしても後翅内縁部の毛がブルーの幻光を放つとは知りませんでした。ガードレールからの反射光のいたずらなのかもしれません。再度メスアカポイントに戻ると朝方エゾ♀が開翅していた場所に別個体のエゾ♀が飛来しておりました。ここはコンデジを一脚に付けてインターバル広角撮影。
f0090680_22322389.jpg
GXR@5.1mm、ISO=200、F6.5-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:12時04分

 今や「古典的」とも言える手法ですが、何とか蝶が画面内に収まりました。早いとこkmkurobeさんが成果を挙げているリモート撮影テクニックを導入したいものです。↑の絵で、中央上奥側がエゾ♂のテリ張りポイントであり、その近くで♂と遭遇する可能性を求めて、敢えてここに飛来しているのではないかと思われました。言わば、エゾミドリ達にとっての「出会い系サイト」かな?
 さて、13時を過ぎてようやくエゾ♂の活動が活発化してきました。丁度この頃、雲量が増えて陽射しがやや翳る時間帯になったことも影響していたように思います。異なるアングルからの開翅シーン3連発。
f0090680_22331879.jpg
D71K-34(トリミング)、ISO=500、F10-1/500、-1.0EV、撮影時刻:13時03分
f0090680_22332971.jpg
D71K-34(トリミング)、ISO=400、F10-1/640、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時48分
f0090680_22333712.jpg
D71K-34(トリミング)、ISO=400、F9-1/800、-1.0EV、撮影時刻:13時53分

 ほぼ完品個体で助かりました。3枚目はいつもと異なり葉柄側を向いて止まったシーンで、意外と気に入った絵です。陽射しが強まってくると、すぐに翅を閉じ、更には葉裏に潜り込んで完全に活動を停止してしまいます。葉裏に隠れる前に閉翅をきちんと撮影いたしました。
f0090680_22335594.jpg
D71K-34(トリミング)、ISO=400、F10-1/800、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時08分

 お終いは卍飛翔の広角撮影。今回初めて目線高さでの卍を観察することができました。都合3回長時間継続する卍状態になり、特に2回目は3分近く持続し手応えがあったのですが、撮影終了後、何気なくカメラを見ると何とレンズキャップが付いたままでした(涙)。時々こんな失敗をいたします。飛翔撮影前は「レンズキャップ外したか?良いか?ヨシ!」と一人指差呼称をして臨まねばなりませんね。でもって、初回と3回目の卍から各一コマご紹介しておきましょう。
f0090680_2234860.jpg
D7K-20(トリミング)、ISO=500、F14-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時57分
f0090680_22341635.jpg
D7K-20(トリミング)、ISO=200、F14-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時53分

 1枚目で表翅の金緑色が表現できれば最高でしたが、まぁ、そんな絵柄は次回の課題としておきましょう。それはともかく、昨年撮影できなかった広角卍飛翔の成果が出て満足することができました。次回はゼフ以外の蝶をご紹介予定です。
by fanseab | 2013-07-11 22:37 | | Comments(2)
Commented by konty33 at 2013-07-11 23:24
↓のメスアカもエゾもとっても良いタイミングで行かれましたね。
おそらくkontyも2年連続で通っている場所だと思いますがまともな開翅が撮影できていません。
こんなタイミングをいつも期待するのですが、タイミングは難しいですね。
卍飛翔も含めどれも素晴らしい写真です。
Commented by fanseab at 2013-07-12 22:12 x
konty33さん、正直なところ、今回は少し遅いかな~と危惧しておりました。ところが思いの他新鮮な個体が多くて助かりました。例によって、テリ張りで新鮮な個体が飛び古した個体と入れ替わることが多々あって、ガッカリしたこともありましたが・・・。どんなアングルから撮ったら一番綺麗に表現できるか?色々と楽しみもありますね。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード