探蝶逍遥記

高尾山麓にて(5月中旬)

 管理人も所属する日本チョウ類保全協会主催の「チョウの観察会」にスタッフ補助がてら参加してきました。当日は雲量30%以下の好天に恵まれ、この種の観察会としては絶好の日和。道すがら出会った蝶をご紹介しておきましょう。先ずは全員集合前に撮影したアカタテハの産卵シーン。

++横位置画像をクリックすると拡大画像を見ることができます++
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D71K-34(トリミング)、ISO=400、F11-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時22分

 やや遠い位置からのショットなので、トリミングしております。今シーズン、タテハチョウ科の産卵シーンは、テングチョウ、ルリタテハに続き3種目になりました。今回は前玉外しレンズを持ち合わせていたので、拡大撮影も実施。
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D7K-1855@46mm(トリミング+2コマ深度合成処理)、ISO=100、F10-1/100、-0.7EV、内蔵ストロボ+スレーブ2灯、撮影時刻:14時34分

 以前撮影したヒメアカタテハ卵の微構造(外部リンク)にそっくりですね(縦筋の数はヒメアカよりも少ない)。実は帰りのバス発車時刻が14時41分で、この絵を撮り終えてから必死に停留所へ駆けだした思い出に残る画像となりました(^^)

 全員集合場所の広場脇の斜面にはウスバシロチョウが舞っておりました。ただ全体にスレ気味で明らかに盛期は過ぎている印象。最も完品に近い♀個体のハルジオン吸蜜画像です。
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D71K-34、ISO=100、F5-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時34分

 既に交尾嚢も付いております。♂同士のバトルも観察できました。
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D71K-34(トリミング)、ISO=500、F4-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時35分

 ご覧のように♂は既にボロボロの状態。林道奥の方はやや鮮度がマシな個体が多かったようです。そこで出会った黒ずんだ♀です。
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D71K-34、ISO=200、F9-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時13分

 時間の制約もあり、産卵シーンには出会えませんでした。広場に戻った午後、♂が必死に♀に絡む求愛シーンも目撃いたしました。
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D71K-34、ISO=200、F8-1/640、-0.7EV、撮影時刻:13時49分51秒
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D71K-34、ISO=200、F8-1/640、-0.7EV、撮影時刻:13時49分53秒
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D71K-34、ISO=200、F8-1/640、-0.7EV、撮影時刻:13時49分55秒

 草叢の中ではなく、広場での求愛シーンでしたので、克明に捉えることができました。
観察会は広場を起点に林道を巡っていきます。その過程で一番個体数の多かったのはオナガアゲハの♂でした。ただ蝶道を形成して比較的高く飛ぶ個体が多く、吸蜜源のウツギ類に訪花する個体が少なかったので一般参加者の方にとっては他の黒系アゲハとの見分けが厳しかったかもしれません。広場近くのエニシダに訪花していた♂がこの日唯一の至近距離観察可能な状況でした。その雰囲気を飛翔で切り撮ってみました。
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D71K-34(トリミング)、ISO=500、F8-1/640、-0.7EV、撮影時刻:9時58分

 ロングショットですが、♂のシンボル、後翅の白班もチラリと見えてお気に入りの画像となりました。林道に吸水にやって来たのは、コチャバネセセリ、コミスジ。そしてこの日は出始めと思われるイチモンジチョウ♂が参加者を楽しませてくれました。
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D71K-34、ISO=400、F9-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時13分

 最後にコミスジとイチモンジチョウの吸水シーンを皆で取り囲んでの撮影シーンをご紹介しておきましょう。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F6.5-1/200、-0.7EV、撮影時刻:13時44分

 デジ一派もコンデジ組も皆和気藹々と撮影。こんな風景も和やかでエエですね。今回観察会で案内役・スタッフを担当された協会員の皆様、そして参加者の皆様、大変お疲れ様でした。
by fanseab | 2013-05-19 23:52 | | Comments(8)
Commented by hemlenk at 2013-05-20 12:09
観察会お疲れ様でした。
蝶は少なかったようですが、みなさん楽しまれたようでよかったですね(=^・^=)
卵撮影、見事ですね。ダッシュは大変でしたね(^_^;)
Commented by MatsuHimeji at 2013-05-20 18:31
観察会ともなると、寄って集って状態になりますが、それがまた楽しいですね。
誰が決めたわけでもないのに。同心円状でカメラを構えておられる様子が微笑ましいです。
アカタテハの卵、こんな美しいものだったとは~魅入ってしまいます。
その後の猛然ダッシュを覚悟してでも撮り収めて置きたかったfanseabさんのお気持ちがわかるような気がします。(笑)
Commented by Sippo5655 at 2013-05-20 21:52
お疲れ様でした!
なかなか充実した観察会となりましたね!
ウスバシロ、こんなにいろんな顔を見せてくれましたか。
イチモンジチョウもサカハチも見ることができて
個人的にも嬉しい一日となりました。^^
コミスジイチモンジ、これは本当に楽しかったですね!
最後の山場となって皆さん喜ばれて♪
これだけのチョウが見れる環境を、
守ってあげなければいけませんね。
来季は是非、ガイドを・・・(笑)
Commented by fanseab at 2013-05-20 21:56 x
ヘムレンさん、どうも。
ご指摘のように個体数は少な目でしたが、合計30種近くの観察ができて、何より天気が良かったので観察会としては大成功だったと思います。普段マイカーでの撮影なので、公共交通機関利用の場合の時間感覚がなくて、大慌てでした。バスも若干遅れ気味の運行だったので何とかセーフでした(笑)
Commented by fanseab at 2013-05-20 22:00 x
MatsuHimejiさん、この日は観察会と言っても、こちらは主催者側で参加しているので、それなりに気配りをしておりました。とにかく皆さんが楽しそうに蝶を観察している光景を「観察」することも偶には良いかな・・・と。
アカタテハの卵撮影は観察会解散後でノンビリと作画しておりましたので、バスの発車時刻と睨めっこ状態に陥り多少焦りました。
Commented by fanseab at 2013-05-20 22:05 x
Sippo5655さん、ガイド役お疲れ様でした。
ひょっとしてフィールドでご一緒するのはこれが初めてだったかも。撮影されている瞬間の集中されているお姿は流石だと思いました。
あの日は何より天気に恵まれてホッとしましたね。比較的平坦のコースで年配者にも年少者にも好適な観察場所だと思いました。ハイ、来季は隠れガイドで頑張ります(笑)
Commented by himeoo27 at 2013-05-20 22:14
観察会お疲れ様でした。
天気も良くウスバシロチョウの求愛、アカタテハの産卵
と皆さん色々なシーンに出逢えたようで良かったです。
Commented by fanseab at 2013-05-20 22:34 x
himeooさん、この日は過去の観察会に比較して種類は沢山みられたものの、オナガアゲハ以外の個体数はそれほど多くなく、撮影となると結構皆さん苦労されておりました。黒系アゲハの観察だとやはりツツジとかウツギとかが、比較的低い場所にあると好都合ですが、ちょっと状況が不利でした。
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