探蝶逍遥記

ギンイチとミヤマチャバネ探索@多摩川(4月下旬)

 ゴールデンウイーク前半は好天に恵まれました。この時期恒例で、近くの多摩川でセセリ探索です。最初はギンイチの♀探索。前回新鮮な♂を見出したポイントで探すも全くの坊主。♂もいません。いったいどうしたのでしょう?仕方なくやや上流側に移動。ここでようやく新鮮な♀個体を発見。表翅と裏面を同時に表現できるアングルで撮影してみました。

++横位置画像をクリックすると拡大画像を見ることができます++
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D71K-34、ISO=200、F4-1/2000、-0.7EV、撮影時刻:9時43分

 右前翅がほぼ無傷の状態で助かりました。お次は逆光で。
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D71K-34、ISO=200、F4-1/2000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時49分

 お腹が卵ではちきれんばかりに膨らんでおります(^^) 飛翔も撮ってみました。
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D7K-20(トリミング)、ISO=400、F13-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時17分
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D7K-20(トリミング)、ISO=400、F13-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時17分

 こうしてみると、左後翅に結構傷があることがわかります。ギンイチの鮮度が保たれているのは将に羽化直以外にはなさそうです。♀の産卵を期待していると、10時30分過ぎにこの個体が産卵行動をスタートさせました。しかし、その際、飛翔用カメラを手にしていたため肝心の場面を撮れず(^^; そのうちこの個体を見失ってしまいました。それにしてもこのポイントでもギンイチの数は例年の1/5以下の状況。僅かに飛んでいる♂の鮮度もそれほど酷くないので、時期が遅すぎた訳ではありません。管理人が探索したポイントでは近年になくギンイチは不作なのでしょう。次に正午前後の吸蜜シーンを期待して花の周囲で待機し、何とか♂個体2枚をゲット。
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D71K-34、ISO=200、F11-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:12時17分
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D71K-34、ISO=200、F9-1/500、-0.7EV、撮影時刻:13時32分

 最初はアメリカフウロ(Geranium carolinianum)でしょうか?前ボケが汚らしくて残念。2枚目のハルジョオンは♂の鮮度が酷く、やや離れての絵作りを強いられました。

 一方、ミヤマチャバネの発生個体数は例年通りの状況でした。最初は♀個体。
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D71K-34、ISO=200、F4.5-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時11分

 いつも不思議と♀に出会えるポイントで今年も出会うことができました。お次は♂。
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D71K-34、ISO=400、F11-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時55分

 緩やかな南斜面にある杭がお気に入りで、ここを中心にテリを張っておりました。ミヤマチャバネ♂のテリ張り場所は時々刻々移動していきますが、見晴しの良い場所が大好きで、この杭には10-15分おきに戻ってきて、テリ張りをしておりました。この周回性を利用して杭の目の前に待機して飛翔を撮ってみました。
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D7K-20(ノートリ)、ISO=400、F8-1/3200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時56分
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D7K-20(ノートリ)、ISO=400、F8-1/3200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時56分

 杭に置きピンをして撮ったのですけど、いずれも前ピン(^^; すばしこいミヤマチャバネの飛翔はいつも苦労します。素直にパスト連射で撮ればよかったかもしれません。ほぼ快晴の空の下、多摩川縁のセセリ探索で楽しい一時を過ごしました。
by fanseab | 2013-05-01 23:29 | | Comments(10)
Commented by 愛野緑 at 2013-05-02 19:42 x
メスのおなかが大きいですね。沢山卵を産むのでしょうか。
Commented by fanseab at 2013-05-02 21:51 x
愛野緑さん、ここまでおなかが大きいと♀だとすぐにわかりますね。沢山産んで第2化以降の個体数増加を期待したいと思います。
Commented by banyan10 at 2013-05-02 22:25
僕が行く荒川のポイントもギンイチは少ないですが、教えてもらった多摩川は多く観察できました。年によって多い増減があるのでしょうね。
午前中でも産卵が観察できるのですね。ギンイチもミヤチャも産卵も交尾も観察できていないのですが、何度もポイントへ行くしかないのでしょうね。
Commented by fanseab at 2013-05-02 22:57 x
BANYANさん、多摩川のポイントはそこらじゅうにあるので、小生の行った場所だけが不作かもしれません。オギやススキ群落が晩秋に洪水で浸水したりして、年により、個体数増減があるのは仕方ないですね。
せせりの産卵は夕方が多いと思いますが、春先に出る個体は気温の高い午前中でもするのではないかと思います。本当は夕方までこの場所に居たかったのですが、個体数が少なすぎて断念しました。
Commented by cactuss at 2013-05-03 17:46
最近、なぜかギンイチモンジセセリが少なくなった様に感じています。榛名でもあまり見ていません。
雌のお腹は本当に大きいですね。たくさん産んでほしいですね。
ミヤマチャバネセセリの飛翔も見事です。
Commented by fanseab at 2013-05-03 21:53 x
cactussさん、多摩川河川敷のギンイチポイントは河川敷の護岸工事の影響で減少していますが、今シーズンの少なさは別の原因があるだろうと推測しています。榛名のような火山性草原環境だと微妙な乾燥化が影響しているのでしょうか?ミヤマチャバネの飛翔はギンイチに比較して遥かに難しく、毎年苦労しております。
Commented by 22wn3288 at 2013-05-04 09:43
ギンイチは今の時期、是非見ておきたいチョウの一つですね。
花花での吸蜜シーンがいいですね。
飛翔も見事です。
Commented by clossiana at 2013-05-04 12:21
ミヤマチャバネですが昨年、同じ様な場面を鬼怒川の河川敷で見かけました。何か目印になるような物体(杭)を拠点としてテリ張りをしていました。その杭の主が近くを通りかかった他個体に対してスクランブル発進をしている最中に他の個体がちゃっかりと、その杭を占拠したりして笑ってしまいました。
Commented by fanseab at 2013-05-04 20:46 x
22wn3288さん、小生は皆さん以上にこの2種のセセリに拘りがあるので、春先の河川敷散歩は年中行事として外せません。吸蜜シーンはこれまであまり撮影していないので、今回特に吸蜜タイムを意識して探索しました。
Commented by fanseab at 2013-05-04 20:48 x
clossianaさん、通常♂はススキの枝先とか植物を占有場所として利用しますが、風にも揺れない杭のような人工物は彼らにとってとても好都合なのでしょうね。丁度、ゼフのテリ張りと一緒で、隙があれば、ライバル達はすぐに座席を占拠してしまうのでしょう。将に椅子取りゲームですね。
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