探蝶逍遥記

ボルネオ・グヌンムル公園遠征記(9)シジミチョウ科その3:シジミチョウ亜科①

 今回はヒメシジミ族が主役です。最初に登場するのはムラサキサカハチシジミ(Discolampa ethion icenus)。管理人初体験の吸蜜シーンでした。 
                              
 ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D7K-34(トリミング)、ISO=400、F11-1/400、-1.0EV、撮影年月日・時刻:2012年3月12日、10時18分

 表翅に和名の由来である紫色が覗いていることから♂と判断できます。これまで本種は吸水シーンばかりでしたので、吸蜜シーンは有難かったです。お次はエルナシロサカハチシジミ(Caleta elna elvira)。最初のボルネオ遠征(ダナムバレー)でも出会っておりました
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D7K-34(トリミング)、ISO=500、F9-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2012年3月11日、11時18分
 
 かなり高い場所に静止している個体です。裏面の斑紋を検すると確信は持てないですが、雰囲気的に♀かな。吸水に来るのは普通♂。こちらがその♂と思しき個体。
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D90-85VR(トリミング)、ISO=400、F11-1/250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2012年3月12日、10時39分

 ナガサキアゲハ♂とのツーショットになりました。3番目に登場するのはルリウラナミシジミ(Jamides属)のグループ。同定に苦慮する仲間ですが、何とかゼブラルリウラナミシジミ(J. zebra zebra)♂と同定できた画像です。
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D7K-34、ISO=160、F4-1/1250、-0.3EV、撮影年月日・時刻:2012年3月10日、11時52分

 後翅をスリスリさせる習性はシジミに共通していますね。ほぼ純白の表翅が見えているので種類の絞り込みができます。種名zebraは「縞馬」の意味ですが、考えてみたらJamidesの裏面は全てシマウマ模様。本種は♀も観察できました。明らかに産卵挙動の場面を飛翔用に広角で追い回したので、産卵現場は撮影できず。飛翔は何とか撮れました。
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D5K-10.5-X1.4TC、ISO=400、F8-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2012年3月10日、14時19分
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D5K-10.5-X1.4TC、ISO=400、F8-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2012年3月10日、14時19分

 最後はオナシウラナミシジミ(Anthene emolus goberus)の♂。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F4.1-1/160、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影年月日・時刻:2012年3月10日、12時44分

 ストロボディフューザーに付いた汗を吸汁している場面です。このシジミはシンガポールで初めて出会った時も腕時計のリストバンドの汗を吸いに来ておりました。汗に対する執着心が相当強いので、こうした場面では追い払ってもすぐにまたやって来ます。なかなか憎めないシジミチョウです。
<次回に続く>
by fanseab | 2013-01-17 21:34 | | Comments(4)
Commented by 22wn3288 at 2013-01-18 09:06 x
見慣れないチョウたちで流石熱帯と思います。
ツーショットのシーンが素敵ですね。
自分の眼で見てみたい情景です。
Commented by fanseab at 2013-01-18 21:52 x
22wn3288さん、Jamidesは日本でも南西諸島で観察できますが、その他は流石に迷蝶でも無理かもしれません。吸水場面では、普通乾季のシロチョウ・アゲハチョウの集団吸水でツーショット、スリーショット・・・が沢山見れますが、シジミとアゲハのツーショットは日本でもあまりお目にかかれませんね。
Commented by himeoo27 at 2013-01-20 19:25
ゼブラルリウラナミシジミの飛翔シーン良いですね!
特に表翅のパールホワイトが綺麗です。
ボルネオの蝶はどれもこれも凄過ぎです・・・・・
Commented by fanseab at 2013-01-20 21:57 x
himeooさん、このシジミの♂はムチャクチャ速くて、とても飛翔を撮れないのですが、♀の産卵態勢は他のシジミ同様、ゆっくりと舞ってくれるので、撮影は楽でした。日本の南西諸島で観察可能なシロウラナミシジミ(Jamides alecto)と殆ど斑紋は一緒です。♂表翅は単調な白一色ですが、♀はご指摘のように味わい深い美しさがあります。
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