探蝶逍遥記

台湾遠征記(28)11月24日午前その2

 センダングサ群落に蝶が来ないので、少しこの斜面を登ってみることに。すると梢の上にミスジの影が。ホリシャミスジ(Neptis taiwana)の♂でした。                                                                                                                                               ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D7K-34(トリミング)、ISO=400、F11-1/250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時25分

 何とか本種の閉翅画像も撮ることができました。草上に橙色のセセリが止まっておりました。この手の種類はとにかく撮ってみないと同定が厳しい相手(^^; タイワンキマダラセセリ(Pothathus confucius augusta)の♂と♀でした。
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D7K-34、ISO=500、F4-1/1000、-0.7EV、撮影時刻:9時29分
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D7K-34、ISO=500、F4-1/1000、-0.7EV、撮影時刻:9時30分

 林道を挟んで反対側の草地に小さなシジミが佇んでおりました。ヤクシマルリシジミの♂。
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D90-85VR、ISO=400、F8-1/200、-0.7EV、撮影時刻:9時43分

 前日、林道で出会った個体より一回り小さいサイズだったので別種かと思いました。
林道のやや暗い場所に吸水に訪れたのはコヒトツジャノメ(Mycalesis sangaica mara)の♂。
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D7K-34、ISO=400、F11-1/160、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時46分

 新鮮な夏季型にビックリ。非常にメリハリの効いたデザインで小さいながらもインパクトがあります。和名の通り、かなり小さく、ヒメウラナミジャノメとコジャノメの中間的なサイズでしょうか。再び草地を捜索すると、2日目に出会ったシロモンクロシジミ(Spalgis epius dilama)の♀がおりました。
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D7K-34、ISO=200、F5-1/200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:10時02分

 今回も林縁ですが、かなり明るい環境です。今回観察できなかった♂はもう少し暗い環境を飛び回っているのかもしれません。センダングサ群落に見切りをつけて林道を降りることにしました。途中黒っぽいセセリが林道に静止。何かと思ったらクロセセリ(Notocrypta curvifascia)でした。
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D7K-10.5-X1.4TC、ISO=500、F13-1/25、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時02分

 林道を降り切りると、皮肉なことに陽射しが少し回復してきました(^^; 公園東側のヒヨドリバナポイントには多くのマダラチョウが群れております。当然飛翔を狙いますが、出来はイマイチでした。ホリシャルリマダラとヒメアサギマダラ♂のみアップしておきましょう。
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D7K-10.5(トリミング)、ISO=500、F2.8-1/3200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時30分
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D7K-10.5(トリミング)、ISO=500、F5-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時34分

 公園出口側に移動すると、ここにシロオビ(タイワン)モンキアゲハ(Papilio nephelus chaonulus)♂が吸蜜にやってきました。
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D7K-34(トリミング)、ISO=500、F4-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時43分

 吸蜜源はベニツツバナだと思います。もうちょっと寄って、撮りたいところでした。
<次回に続く>
by fanseab | 2012-11-15 22:04 | | Comments(6)
Commented by Sippo5655 at 2012-11-15 22:52
台湾かぁ。。
楽しそう!!
こんなにたくさんの、チョウチョが出迎えてくれるんですね!
白い・・・このシジミちゃん、気に入っちゃった(*^-^*)
シロオビ・・モンキアゲハ!?あいのこですか!?
やっぱり、赤いお花が好きなんですね♪
Commented by OTTO at 2012-11-16 07:49 x
ヒロオビモンキとは、タイワンモンキのことでしょうか。
和名も、それぞれの呼び方があって、けっこうわずらわしいですね。
ウスバシロをウスバアゲハと呼ぼうという学者もいたり、結局なじみの古い呼び名にまた戻ってしまったようですが。
タイワンモンキは、モンキをさらに一回り大きくした感じで、見ごたえのある蝶ですね。後翅外縁の紋様も渋い色をしていてなかなか大人な意匠だと思いました。
Commented by fanseab at 2012-11-17 23:36 x
Sippo5655さん、台湾いいでしょ!
台北近郊でも沢山の蝶を楽しむことができます。
食事も美味しいし、漢字圏だし蝶屋にとって、楽園ですね。
シロオビモンキは台湾産だとあまり意味がない和名でして、
ちょっと見、普通のモンキと変わりないです。ボルネオあたり
だと前翅に白帯紋が入るので明らかにモンキとは区別可能です。
ベニツツバナはどこのポイントでもアゲハの大好物ですよ。
Commented by fanseab at 2012-11-17 23:44 x
OTTOさん、仰る通り、タイワンモンキのことです。
ご存じの通り、当初種chaonの1亜種扱いとして、「タイワンモンキ」が与えられ、一方、別個に記載された種nephelusに対してシロオビモンキの和名が付けられました。その後、「タイワンモンキ」はnephelusの1亜種に降格?扱いとなったので、シロオビモンキの和名が有効だ・・・とする研究者が多いのでしょう。
Sippoさんのところでコメントしたように、台湾産はある意味地味で、前翅に白帯がある亜種の方がインパクトがありますね。
Commented by himeoo27 at 2012-11-18 16:31
シロモンクロシジミの裏翅の模様面白いですね!
この子にはぜひお会いしたいです。
Commented by fanseab at 2012-11-18 21:40 x
himeooさん、ゴイシシジミを始め、肉食系シジミ類の裏翅の模様は独特な雰囲気がありますね。南西諸島でも時々見出されるようです。成虫のみならず、蛹の風貌が人の顔を想起させることから「人面蛹」と称されるみたいです。この蛹にもお目にかかってみたいと思っております。
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