探蝶逍遥記

ウラギンシジミの飛翔(6月10日)

 この日は近所の公園に平地性ゼフ探索に。しかし戦果なく、暑いので公園のベンチで一息入れていると、水場を求めて1頭のウラギンシジミ♂がやってきました。新鮮な第1化個体に心を動かされ、暫くこの個体と遊ぶことに。ウラギンの飛翔はこれまで真剣に試みたことがないので、この子をひたすら連射です。                                       ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:8時46分

 最初は翅表と裏面の銀白色がバランス良く収まった一枚。お次は翅表が一番ピント良く仕上がったので、少し大きめでのご紹介。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:8時54分

 ご覧のように右手の草地には前日の雨の名残の水滴が・・・。3枚目は2枚目撮影の直後の場面。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:8時55分

 植栽のナンテンも写り、公園の雰囲気描写が出来ていい感じに仕上がりました。4枚目はカメラに突進してくる場面。
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D7K-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時10分

 背景に散歩している方も写り、縦位置トリミングした効果でシュールな雰囲気を出すことができました。以前パスト連射を撮影した結果から、ウラギンはこのように目一杯翅を打ち下ろした後、翅を閉じたままグーンと上昇し、閉翅状態でかなり長い距離を水平飛行することがわかっています。そのため、今回連射したコマの80%は閉翅状態で写っています。この飛行モードでは、翅を打ち下ろす際に最も馬力(否、蝶力?)を使うのでしょうね。5枚目はその閉翅状態の場面。
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D7K-20(ノートリ)、ISO=200、F13-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時10分

 空中での浮遊感が一番出た絵です。お次はこの日、撮影した中での会心のショット。
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D7K-20(ノートリ)、ISO=200、F13-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時11分

 この日は使用している20mmレンズでの置きピンをこれまでで最も短距離側に設定したのですが、何とか迎え撮り、それもノートリで背景の通行人まで写し込むことができました。この日の飛翔の作画は背景に公園の表情を描写すること(人工物も意図的に入れたい)。その意図通りの画像が得られました。背景にウラギンとツーショットで収まったおばさんから「蝶は動きが素早いから撮るのは大変でしょうねぇ~」とねぎらいの言葉もかけて頂きました。フレンドリーに飛翔撮影につきあってくれた個体も含め記憶に残るショットになりました。おしまいは4枚目と同じ翅を打ち下ろした場面。
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D7K-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時15分

 斜め後ろ側から覗き込むとこんな感じなんですね。翅を打ち下ろす時、全体のバランスを取るため、腹部を上方に向けていることがわかります。ウラギンの強靭な飛翔力を彷彿とさせる場面でもあります。

 ウラギン一本に絞り、ほぼ目論見通りの成果が出て満足すべき結果になりました。置きピン位置をどの辺まで蝶に接近可能か? 緑系ゼフの卍飛翔撮影のシミュレーションとして感覚を掴む意味でも良き練習になりました。
by fanseab | 2012-06-11 21:14 | | Comments(14)
Commented by himeoo27 at 2012-06-11 21:19
ウラギンシジミの飛翔見事に撮り込んでいますね!
特に下から2番目の♂らしい勇ましい絵が大好きです。
Commented by konty33 at 2012-06-11 23:07
ウラギンシジミの飛翔とは恐れ入りました。
外部ストロボが大活躍ですね。
最近やっと高速シャッターでもストロボが使えるようになったので少し試してみましたが、ピンぼけ写真の山でした。
こんな風に撮影できたら素晴らしいです。
Commented at 2012-06-12 10:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by naoggio at 2012-06-12 14:24 x
躍動感溢れるウラギンシジミの飛翔。見ていてスカッとしますね。
私は思い切り翅を打ち下ろしながらこちらに向かってくる4枚目が好きです。
それにしてもよく撮れますね(汗)。
Commented by fanseab at 2012-06-12 21:32 x
himeooさん、ウラギンは敏捷で飛翔の対象としては難易度高いですが、この子は何回も同じ位置をウロチョロ飛行しましたので、何とかものにすることができました。
6枚目に一票頂き有難うございます。小生もどんな種類であれ、このような「迎え撮り」が一番のお気に入りです。
Commented by fanseab at 2012-06-12 21:35 x
konty33さん、ウラギンは飛翔撮影中にどこかに飛び去ってしまうことが多く、いつも中途半端な絵しか撮れておりませんでした。この個体は珍しく40分以上、小生につきあってくれて感謝です。飛翔画像ではストロボの設定も大事ですけど、やはり置きピン設定が自分の感覚と合致することが重要ですね。現在使っているレンズについてようやく置きピン距離感覚が実際の距離設定とあってきたように思います。
Commented by fanseab at 2012-06-12 21:37 x
鍵コメさん、コメント有難うございます。
あそこは個体数は元来少なく、「行ったら必ず撮れる」ポイントではないのです。じっくり粘れば撮影可能と思います。
Commented by fanseab at 2012-06-12 21:40 x
naoggioさん、ウラギンは飛翔撮影のチャンスがありそうで、なかなかじっくり対峙する機会がないものですね。普通は飛翔で追い回している最中にどこかに飛び去り、チャンスを失うことが殆どです。この時は雨上がりで急に気温が上昇したこともあって、吸水に彼も必死で、撮影チャンスが増えたように思います。連射したコマ数も半端ではなかったのですが、撮影中にある程度の手応えが感じておりました。結果には満足しております。
Commented by Sippo5655 at 2012-06-12 21:55
うわ~、幻想的!!
ウラギンシジミというとどうしても越冬姿をイメージしてしまう私なのですが、
フレッシュな翅、美しい飛翔に魅せられました。
一期一会・・・
素敵な日となりましたね!
初めてこの蝶に出会ったのは
家の近所のコンビニの壁だったんですよ。
なんて美しい、妖精のようなチョウチョだろうって
あの感動は今でも鮮明に覚えています。
Commented by fanseab at 2012-06-12 23:38 x
Sippo5655さん、ウラギンはとてもエキゾチックな香りがするシジミです。真っ白な顔面に真っ黒な複眼、それとごつい脚部。小さい頃初めて見た時から魅了されました。
夏場の出始めは、やはり♂の濃オレンジ色が大変美しく、小生は思わずカメラを向けてしまいます。不思議なことに第1化は♀を殆どみませんね。
飛翔も敏速で見ているだけで元気が出るものです。
Commented at 2012-06-14 03:59 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by fanseab at 2012-06-15 23:53 x
鍵コメさん、頑張って下さい。
目撃のチャンスはやはり夕刻の活発な時間帯が多いと思います。吉報を期待しております。
Commented by ダンダラ at 2012-06-16 10:50 x
良い被写体に恵まれて素晴らしい写真を撮影されましたね。
ウラギンは飛翔速度も速く、飛翔距離も長いのでなかなか良い写真が撮れません。
Commented by fanseab at 2012-06-16 21:58 x
ダンダラさん、1箇所に固執する個体でしたので、助かりました。パスト連射で撮っても、表翅が写る確率が少ないので苦労する対象ですね。今度は何とか♀を狙いたいと思いますが、やはり、狙うのは秋口になるでしょうか。
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