探蝶逍遥記

ウラゴマダラシジミ(6月3日)

 久しぶりにウラゴを見に行きました。今回は初めてとなる東京都のポイントへ。午前中は所用で午後からの出動。一番活発な時間帯に差し掛かってるはずなので、開翅は諦めて飛翔一本の覚悟で現地に到着。いつもは緩やかに飛ぶ朝方での撮影なので、高速で飛ぶウラゴを見るのは初体験。最初はくすんだ色のルリシジミが飛んでいるのかいな?と誤認。すぐにウラゴだと気が付きました。低い場所を元気に飛ぶ姿はウラナミシジミの感じ。しかしエノキの樹冠とか灌木も含めて猛スピードで飛翔する姿はキリシマミドリを彷彿とさせ、やはり、ゼフの仲間であることを実感します。そのうち、エノキの葉影でひっそりと潜んでいる個体を発見。どうやら♀のようでした。                                                         ++画像はクリックで拡大されます++
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D7K-34、ISO=400、F9-1/125、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時53分

 後はひたすら飛翔狙いで♂を追いかけ、バシャバシャ連射。面白いことにウラゴは探♀飛翔で、周回パトロールする際、複数個体が同期してやってくる感じ。一度に2頭が現れるとレンズを向ける方向を迷って混乱させられます。そして一度姿を消すと、暫くは全くやってきません。突然姿を現すので、「待ち」の時間帯も緊張してカメラを構えておりました。最初の画像はブログ仲間のダンダラさんも最近紹介されていたアワフキムシの作る泡にやって来た場面。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時49分

 この画像を撮る寸前、左側に見えている泡に突進、♀でないとわかるとすぐに飛び去ります。鳥の糞にもよく吸い寄せられておりました。この絵は飛び去った場面で、ご覧のようにかなり汚損した♂です。全般に♂の適期は過ぎていて新鮮な個体を探すのに苦労した感じでした。お次はエノキの葉を縫うように飛ぶ個体。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時55分

 パソコン上でこの絵を見て絶句。こんな絶妙な葉潜り飛翔は、殆ど曲芸技ですね。それだけ真剣に♀を探しまくっている訳です。3枚目はイボタノキに突進する姿。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時55分

 ご覧のようにイボタの花も萎れかけて絵柄としてはあまり綺麗ではありません。1週間ほど早めに来れば、白い花バックの画像が撮れたかもしれません。4枚目は全開翅。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時56分

 フィールド図鑑用画像に相応しいかな? 5枚目は今回撮影分では一番ウラゴらしい色調が再現できた画像。やや後ピンですが、少し大きめの画像でのご紹介。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時42分

 次は5枚目と同じ個体。表も裏もこの個体はこの日出会った♂で最も完品に近いものでした。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時42分

 おしまいも同じ個体。クズとイボタで挟まれた狭い空間を飛翔する姿です。
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D90-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時42分

 今回は午後の時間帯で高速飛翔するウラゴを楽しく観察できました。不活発な時間帯には想像もできないスピードに目を見張ったのでした。
by fanseab | 2012-06-08 22:21 | | Comments(4)
Commented by himeoo27 at 2012-06-10 18:36
ウラゴマダラシジミは「イボタノキ」の花の
回りをノンビリ飛んでいる♀蝶の姿しか見た
ことが無いので、♂の高速飛翔とは吃驚し
ました。
Commented by fanseab at 2012-06-10 22:05 x
himeooさん、確かに♀の飛翔はノンビリとしていますよね。今回♂の飛翔を長時間観察して、ウラゴはやはりゼフの仲間だと実感しました。一度、午後の遅い時間帯でご覧になると面白いですよ。
Commented by naoggio at 2012-06-11 14:47 x
本当にウラゴは午前中は薮の中などでひっそりとしていてこれがゼフの仲間なのかいな?と疑いたくなりますが、午後から夕方にかけて飛び回るときは相当にダイナミックでウ〜ン納得、という感じです。
飛翔撮影、いつもの事ながらお見事です。
Commented by fanseab at 2012-06-11 20:56 x
naoggioさん、ウラゴの高速飛翔は平地で周回飛行をするため、どこに飛んでくるか?読み難いと感じました。谷あいでテリ張りする♂は必ず枝先に戻ってくる等、動きが把握しやすいのですけど、平地だと視界が木立に遮られて周回コースの全体像もつかめず、撮影のチャンスを逃しやすい印象を持ちました。
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