探蝶逍遥記

オナガシジミの幼虫など(5月13日)

 日曜日はハイシーズンに備えて山梨各地をウロチョロ探索しておりました。2月4日付けの記事でご紹介したオナガシジミ越冬卵のその後の状況も確認してみました。枝先にテープで目印をしておいたので、すぐに幼虫を発見できました。                                                                        ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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GXR@5.1mm、ISO=100、F9.1-1/40、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:14時55分

 幼虫は、オニグルミの新葉の裏、基部付近に静止しておりました。幼虫が静止している葉の下側の葉に略円形にくり抜かれた食痕が見えます。これがどうやらオナガの食痕かな? 大きさ比較のために10円玉(直径23.5mm)とのツーショットも撮りました。
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GXR@5.1mm、ISO=100、F6.5-1/25、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:14時57分

 体長は5.5mmほど。2齢後期あたりでしょうか? クルミの葉にそっくりの鮮やかな淡緑色です。続いて拡大像。
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D7K-85VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=200、F20-1/320、-0.7EV、内蔵ストロボ+外部ストロボスレーブ1灯、撮影時刻:15時13分
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D7K-85VR-X1.4TC(トリミング)、ISO=200、F20-1/320、-0.7EV、内蔵ストロボ+外部ストロボスレーブ1灯、撮影時刻:15時14分

 スレーブストロボの照射アングルを変えて撮ったショットです。全体像は2枚目の方が把握しやすいのですけど、幼虫の体毛とか雰囲気は1枚目のように意図的にシャドウを付けた方が映える感じがします。この辺のライティングは対象により様々な工夫が必要で難しいですね。オナガについては、終齢幼虫までできれば観察してみたいと思います(蛹化は地上に降りてなされるので、流石に蛹探索は無理かも)。

 さて、このオナガシジミ幼虫ポイントの草叢にルリタテハ♂がしきりに徘徊しておりました。♀でもいるのか?と思って接近すると、そこにいたのは羽化直のトラガ(Chelonomorpha japana)。
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D7K-20、ISO=200、F13-1/160、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時22分

 普段、あまり蛾にはレンズを向けない管理人も思わずパチリとするほど、新鮮で綺麗でした。この蛾、飛び立って初めてカバマダラに擬態しているのではないか?と思いました。初夏に出る昼行性のヤガ科とのこと。飛翔を撮るのを忘れて悔しくなりました。それほど飛翔中の姿も鮮烈でした。飛翔と言えば、クルミ林にツマキチョウ♀も舞っておりましたので、クルミの葉を背景にパチリ。
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D7K-20(トリミング)、ISO=200、F13-1/400、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:14時49分

 今シーズン、初めてのツマキ画像でした。この日は朝からの山梨探索で色々と情報収集できました。ただ、帰宅時の中央高速の渋滞には閉口。2月のゼフ越冬卵探索の頃は余裕でスイスイ行けたのに、「小仏トンネルを先頭に談合坂付近まで渋滞17km」なんて渋滞情報を聴くのも嫌なものです。まぁ、蝶もハイシーズンに突入したので、行楽シーズンも真っ盛り。中央高速の渋滞も仕方ないことですかね。
by fanseab | 2012-05-14 23:53 | | Comments(4)
Commented by banyan10 at 2012-05-15 20:28
卵を発見してからの観察だと成長を感じて感動しますね。
ストロボの使い方はさすがのこだわりですね。
今年はいろいろと追いかけていますが、途中で消息不明も多いので野外での観察は難しいですね。
Commented by naoggio at 2012-05-15 21:03 x
オナガシジミの幼虫はスマートに見えます。
鮮やかな黄緑色、今の季節にピッタリですね。
トラガの写真、いいですねえ。とても臨場感があって。
自分自身草むらの中に腰を下ろしているような気がしました。
Commented by fanseab at 2012-05-15 21:43 x
BANTANさん、小生は食痕頼りにいきなりフィールドで幼虫探索できる能力もありません。ですので、越冬卵確認場所で何とかやっと見つけたのが正直な所ですね。でも位置がそれほど高くないので、撮影は比較的楽でした。
まぁ、食害にあったりするのと、ゼフの場合は蛹化で地上に降りるのが多く、蛹までの継続観察は難しいですね。
Commented by fanseab at 2012-05-15 21:46 x
naoggioさん、ゼフの幼虫は2齢あたりまではスマート体型ですが、終齢になると必ず「草鞋型」に体型が変化するのが面白いです。幼虫の体色も様々でイモムシ画像コレクションもなかなか止められません。
トラガはとても存在感があって、思わずカメラを向けました。掴まっている草が風でそよいでいたので、結構撮影は苦労しました。
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