探蝶逍遥記

台湾遠征記:(2)11月21日前半その1

 朝6時半に起床。早速窓を開けて空を眺めるとドンヨリとした曇り空。おまけに冷たい風が吹いて嫌~な雰囲気。先ずは腹ごしらえ・・・とホテルの食堂へ。朝食券を渡してビュッフェスタイルで頂きます。しかし、凄い混雑にビックリ! どうやら中国大陸からの団体ツアー客の朝食タイムとバッティングした感じ。見たこともない食材もあるので、大皿の前でノンビリと見極めていると、脇から割り込まれてしまいます。ようやく円卓を確保して、落ち着きました。                                                               ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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GXR@5.1mm、ISO=200、F3.6-1/60、-0.7EV、撮影時刻:6時50分。

 右端に見えているお粥はトッピングを自由に選べます。香港で食べる粥も旨いけど、ここのお粥もなかなかのお味でした。プレートに乗ったバナナはもちろん、台湾バナナ。見かけは悪いけど、甘さは絶品。台湾では油揚げのコシを強くしたような豆腐由来の食材を良く使いますが、野菜と併せた炒め煮は薄味で、お粥と上手くマッチングしておりました。この他に饅頭(マントウ:中国の蒸しパン)とコーヒーでお腹一杯に。更にマントウ2個にハムや例の油揚げ炒め煮を挟んでお手製サンドイッチをその場で作り、バナナ1本と併せて部屋にお持ち帰り。これを当日のランチ用としました。

 朝食後、フロントで明日、明後日に使うタクシーのチャーター手配。なんやかんやで8時50分頃ようやくホテルを出発。本日の目的地、、知本國家森林遊樂區に向かいます。以前の記事でご紹介した台湾の蝶鑑賞ガイドブック、「台灣賞蝶地圖」で推奨されていた森林公園です。ホテルからは徒歩10分程度で到着。知本渓に立派な橋が架かっており、これを渡ると入口です。
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GXR@5.1mm、ISO=200、F3.6-1/60、-0.7EV、撮影時刻:9時01分。

 入場料80元を払って、いよいよ蝶探索。しかし、9時過ぎと言うのに陽射しは全くなく期待はできない状況。仕方なく、木の実を啄んでいる野鳥を撮影。
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D7K-34、ISO=640、F9-1/320、-0.7EV、撮影時刻:9時19分
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撮影データは上に同じ。

 黒い下嘴に配された紅色斑点がとても良いアクセントになっています。ネットで調べると、どうやら台湾特産種(それも東部~東南部に局限)でヒヨドリ科のクロガシラ(Pycnonotus taivanus)。良く似たシロガシラ(P.sinensis)は台湾西部から沖縄まで分布していて、台湾の脊梁山脈を境に東西で棲み分けがなされているようです。野鳥を撮った直後にようやくホリシャルリマダラ(Euploea tulliolus koxinga )がフワフワと出現。センダングサで吸蜜を始めました。
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D7K-34、ISO=200、F10-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時21分

 ホリシャは南ベトナムで撮影して以来久しぶりの出会いでした。時折半開しますので、その時を狙って瑠璃色の表現が可能です。お次はマダラチョウが大好きなヒヨドリバナ(正確な種名は不明)からの吸蜜シーン。
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D7K-34、ISO=200、F9-1/320、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時23分

 気温が低いことでじっくり吸蜜してくれて助かりました。少し階段を登ったあたりに「薬草園」なるコーナーがあり、ここで探索するも全く成果なし。南側の展望コーナーに立ち寄ると、足元にセンダングサの群落が咲き誇っていて、暫く待機するとようやく黒系アゲハがやって来ました。ボロボロのシロオビモンキアゲハ(Papilio nephelus chaonulus)♂。
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D7K-34、ISO=500、F10-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時37分

 見下ろすアングルでしか撮影できないのが辛いところ(^^; nephelusも前翅に白帯が出ないタイプ(タイワンモンキアゲハの別和名を持つ)の撮影は初めてです。しかし、同じボロにしてももうちょい、破れが少ないと良いのになぁ・・・。ここではシロオビモンキとほぼ同時に大型セセリも登場。テツイロビロウドセセリ(Hasora badra )の♀でした。
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D7K-34(トリミング)、ISO=500、F10-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時39分

 テツイロの♀、および吸蜜シーンはこれが初体験。このセセリと格闘した後は薬草園と隣り合わせにある、ビジターセンター側に移動し、花壇へ吸蜜に来る蝶狙いで待機しました。<次回に続く>
by fanseab | 2011-12-19 22:56 | | Comments(8)
Commented by naoggio at 2011-12-19 23:14 x
いよいよ始まりましたね。楽しみです。
ホリシャルリマダラ、翅の形が丸く柔らかくて可愛らしいですね。
テツイロビロードセセリのどアップ、大迫力です。
Commented by yoda-1 at 2011-12-20 18:33
画像をみて、台湾での食事が懐かしくなりました。
結構美味しいですよね。台湾バナナも糖度が高そうです。
シロオビモンキ、テツイロが未見なだけに、やはり異国遠征はいいものだな~と感じ入りました。
Commented by fanseab at 2011-12-20 22:28 x
naoggioさん、ようやく蝶が登場してくれました(笑)ホリシャは確かにツマムラサキに比較して丸みがあります。逆にマルバネルリマダラは和名の「丸翅」とは裏腹に、翅の先端は尖っています。面白いもんですね。テツイロの属するHasoraは迫力があって大好きですよ。
Commented by fanseab at 2011-12-20 22:30 x
yoda-1さん、今回の食事はあまり色々な食堂でトライできませんでした。ただ全般に日本人の口に合う料理が多いように思います。テツイロあたりは八重山で何とか撮れますが、流石にシロオビモンキは台湾まで行かねば無理ですね。
Commented by himeoo27 at 2011-12-23 21:28
大型のセセリチョウが好きな私としては「テツイロ」は最大の憧れです。来年は西表島に泊って撮影にチャレンジしてみたいものです。
Commented by fanseab at 2011-12-23 23:35 x
himeooさん、東南アジアにはHasoraやBibasis等魅力的な大型セセリが沢山います。ただ、活動時間帯が限定的だったりして、撮影には意外と手こずります。撮れる時に撮っておかないと、後で大変後悔します。何とかテツイロ吸蜜シーンをゲットできてホッとしております。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2011-12-25 00:11
ホリシャルリマダラ。妖艶な美しさですね。クロガシラも初めて拝見いたしました。シロガシラは沖縄で撮影したことがありますが、クロのほうが素敵です。テツイロも未撮影種ですので羨ましいですよ。大きかったでしょ。次回も楽しみだし、それよりか、この時期に台湾に行ける貴兄が羨ましいです。一度海外遠征ご一緒したいけれど、いつになることやら。(泣笑)
Commented by fanseab at 2011-12-25 14:51 x
ノゾピーさん、ホリシャややや小ぶりな分、瑠璃色が凝縮したような美しさがあります。シロガシラを撮影済みとは流石です。テツイロとかこの手のセセリは翅音が微妙に伝わってくるのがいいですね。今回は少し変則的な日程でしたが、いつか再び撮影ご一緒できればと思います。
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