オオスカシバ(9月23日)
3連休の初日、午前10時頃から晴れる・・・予報を信じて、近くの多摩川縁を散歩しました。しかし、予報に反して、この日は終日雲が途切れず、肌寒い一日で蝶の活動も不活発だったようです。いつも秋口になると訪れる、キバナコスモス畑でもヒメアカタテハが1頭も飛んでいない有様。しかし、ホバリング飛行するオオスカシバは元気に飛んでいたので、少し真面目に追ってみることにしました。対角魚眼で、置きピン位置を10cm未満にセットしてトライ。いずれの画像もトリミングしております。 ++横位置画像はクリックで拡大されます++
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=800、F8-1/2000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時49分
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=800、F9-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時50分
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=800、F11-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時52分
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=800、F10-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時54分
広角で接近すると、大概逃げてしまうのですが、この個体は大変フレンドリーで、接近戦を許可してくれました。偽瞳孔がなかなか面白いキャラをしていて、表情豊かな蛾ですね。子供の頃から、この蛾のホバリングは凄いな~と思って観察していました。写真を整理していて気が付きましたが、①花から花へ移動する際、および、②ホバリング時を比較すると、ホバリング時には同じシャッター速度でも翅を写し止めることができません。反対に①では、1/1250sec.でもほぼブレずに写っています。恐らく、両者で羽ばたきの周波数が異なっていて、ホバリングではより高速度で翅をパタパタさせているのでしょうね。
寒かったこの日、カタバミの群落ではヤマトシジミもお休みモード。強引にそこに踏み込むとフラフラと飛翔しておりましたので、接近戦で何とか一枚ゲット。
D7K-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=800、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時30分
これまで対角魚眼で撮影したヤマトの中では、一番の仕上がりになりました。また、この日、撮影中、上空に轟音が響きました。見上げると飛行機が着陸態勢に入っていましたので、300mmでパチリ。
D7K-34、ISO=800、F14-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時30分
ネットで調べると伊豆大島と調布飛行場を往復している路線に飛んでいるドルニエ228型とのこと。大島~調布間の飛行時間はわずかに25分。小型双発プロペラ機には、最近久しく乗っておりません。ジェット機と比較して、低空を低速度で飛ぶプロペラ機は、空からの眺望が楽しめると思います。そんなノンビリ飛行も良さそうですね。しかし、本能に従って予測不可能な飛び方をする蝶の飛翔撮影に比較すると、人間が操縦する飛行機の飛翔画像は本当に易しいと感じました(笑)。
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=800、F8-1/2000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時49分
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=800、F9-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時50分
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=800、F11-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時52分
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=800、F10-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時54分
広角で接近すると、大概逃げてしまうのですが、この個体は大変フレンドリーで、接近戦を許可してくれました。偽瞳孔がなかなか面白いキャラをしていて、表情豊かな蛾ですね。子供の頃から、この蛾のホバリングは凄いな~と思って観察していました。写真を整理していて気が付きましたが、①花から花へ移動する際、および、②ホバリング時を比較すると、ホバリング時には同じシャッター速度でも翅を写し止めることができません。反対に①では、1/1250sec.でもほぼブレずに写っています。恐らく、両者で羽ばたきの周波数が異なっていて、ホバリングではより高速度で翅をパタパタさせているのでしょうね。
寒かったこの日、カタバミの群落ではヤマトシジミもお休みモード。強引にそこに踏み込むとフラフラと飛翔しておりましたので、接近戦で何とか一枚ゲット。
D7K-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=800、F7.1-1/4000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時30分
これまで対角魚眼で撮影したヤマトの中では、一番の仕上がりになりました。また、この日、撮影中、上空に轟音が響きました。見上げると飛行機が着陸態勢に入っていましたので、300mmでパチリ。
D7K-34、ISO=800、F14-1/1250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時30分
ネットで調べると伊豆大島と調布飛行場を往復している路線に飛んでいるドルニエ228型とのこと。大島~調布間の飛行時間はわずかに25分。小型双発プロペラ機には、最近久しく乗っておりません。ジェット機と比較して、低空を低速度で飛ぶプロペラ機は、空からの眺望が楽しめると思います。そんなノンビリ飛行も良さそうですね。しかし、本能に従って予測不可能な飛び方をする蝶の飛翔撮影に比較すると、人間が操縦する飛行機の飛翔画像は本当に易しいと感じました(笑)。
by fanseab
| 2011-09-26 22:31
| 蛾
|
Comments(6)
なるほどですねえ。
ホバリングの方が羽ばたきが多い・・・
なんだかすごく納得です。よく気がつかれましたねえ。
それにしても2枚目は迫力満点 ! 見事です。
ヤマトシジミも2個体がちょうど表裏になっていていいですね。
飛行機は確かに易しそうですが、私だったらボケてたかもしれません。
ホバリングの方が羽ばたきが多い・・・
なんだかすごく納得です。よく気がつかれましたねえ。
それにしても2枚目は迫力満点 ! 見事です。
ヤマトシジミも2個体がちょうど表裏になっていていいですね。
飛行機は確かに易しそうですが、私だったらボケてたかもしれません。
0
Commented
by
konty33 at 2011-09-28 22:07
オオスカシバは最近あまり見ませんが、子供の頃、クチナシが庭にあったので毎年沢山の個体を見ることができたのでとても懐かしく思い拝見しました。
置きピン10cm未満ですか。チャレンジしたことのない距離です。
こんな素晴らしい写真が撮れるんだと感心しました。
置きピン10cm未満ですか。チャレンジしたことのない距離です。
こんな素晴らしい写真が撮れるんだと感心しました。
Commented
by
fanseab
at 2011-09-29 21:37
x
naoggioさん、連続コメント有難うございます。
ホバリングと言えば、南米のハチドリも是非
見たいと思っています。ハチドリを飛翔で撮ったらどんな風に写るのか?興味津々であります。
置きピン位置は短ければ短いほど迫力が出ますが、吸蜜時にオオスカシバがホバリングしている分、ジャスピンで捉えられる確率が高かったように思います。
ホバリングと言えば、南米のハチドリも是非
見たいと思っています。ハチドリを飛翔で撮ったらどんな風に写るのか?興味津々であります。
置きピン位置は短ければ短いほど迫力が出ますが、吸蜜時にオオスカシバがホバリングしている分、ジャスピンで捉えられる確率が高かったように思います。
Commented
by
fanseab
at 2011-09-29 21:38
x
ダンダラさん、この日は空がなかなか晴れずにイライラした天候でしたね。オオスカシバの場合は、ホバリングしてくれるので、魚露目でも撮影可能と思います。機会があれば試されると良いと思います。
Commented
by
fanseab
at 2011-09-29 21:41
x
kontyさん、普段、蛾にはあまり興味を抱きませんが、スズメガの類は昔から後退翼の恰好が良くて、レンズを向けてしまいます。対角魚眼だとそれなりの焦点深度が期待できるので、何とか置きピン10cm未満でもトライ可能です。でも歩留りは厳しいですけどね・・・・。