秋空のヒメシロチョウ(9月16日)
今回の信州探索で、とある高原に降り立つと、ススキが沢山生えている良さげな草叢を見出しました。ウロチョロすると、草原を低く飛ぶシロチョウを発見。弱々しい飛翔から直ぐにヒメシロチョウであることがわかりました。ヒメシロの飛翔はこんなにも緩かったか?と思ってその個体を良く見ると、♀。産卵行動の様子でしたが、結局産卵は観察できませんでした。代わりに吸蜜は何枚かゲットできました。最初はアザミ類から。 ++横位置画像はクリックで拡大されます++
D5K-85VR、ISO=640、F8-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:13時03分
流石に花弁も萎れてきて秋を実感させる絵になりました。お次はマツムシソウ。
D5K-85VR(トリミング)、ISO=640、F8-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:13時04分
このポイントでヒメシロを見た時から、是非マツムシソウに止まって欲しいなぁ~と念じていたら期待に応えてくれました(^^) 晩夏(初秋)に、マツムシソウから吸蜜する構図はやはり絵になります。最後は吸蜜ではなく単なる静止ですが、ツユクサのブルーとのコラボがとっても綺麗だったので、思わずパチリ。
D5K-85VR、ISO=640、F8-1/640、撮影時刻:13時05分
偶然、垂れ耳うさちゃんのような?ヒメシロ独特の触覚先端形状とツユクサの雄蕊の形が対称形に写って、面白い仕上がりになりました。撮影中はこんな仕掛けに全く気が付かなかったんですが、写真撮影の醍醐味かもしれませんね。
おしまいに飛翔を2枚。
D7K-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F5.6-1/4000、-1.0EV、撮影時刻:13時17分
D7K-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F5.6-1/4000、-1.0EV、撮影時刻:13時17分
一枚目は♂。伸びたススキの穂と秋空が表現できてお気に入りのショットになりました。2枚目は♀。♀飛翔を撮影するのは今回が初。♂より遥かに緩慢な飛翔なので、楽勝と思っておりましたが、意外と苦戦しました。こうして翅表を比較してみると、♂♀の前翅端黒色部の濃淡差がよく理解できますね。
ヒメシロは年3化の発生とされており、今回の観察個体は恐らく3化目のものだったと思います。もちろん冒頭に触れたように、今回はヒメシロ探索の旅ではありません。あくまで、次のような環境を捜し歩いていた際の副産物でありました。
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=200、F10-1/320、-0.7EV、撮影時刻:13時22分
本命対象はこのようなススキと共存する環境におることが多いので、期待が持てるポイントであることは間違いありません。これまた来年の夏までのお楽しみでございます。
<お知らせ>
久しぶりに本体HP:「東南アジアの蝶ファン倶楽部」の更新を行いました。「ボルネオの蝶(2)」の未掲載分を4科10種、新規にアップしました。殆ど拙ブログでも紹介済の画像ですが、一度訪問して頂ければ幸いです(上記黄色字部分をクリックして頂ければサイトに飛びます)。
D5K-85VR、ISO=640、F8-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:13時03分
流石に花弁も萎れてきて秋を実感させる絵になりました。お次はマツムシソウ。
D5K-85VR(トリミング)、ISO=640、F8-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:13時04分
このポイントでヒメシロを見た時から、是非マツムシソウに止まって欲しいなぁ~と念じていたら期待に応えてくれました(^^) 晩夏(初秋)に、マツムシソウから吸蜜する構図はやはり絵になります。最後は吸蜜ではなく単なる静止ですが、ツユクサのブルーとのコラボがとっても綺麗だったので、思わずパチリ。
D5K-85VR、ISO=640、F8-1/640、撮影時刻:13時05分
偶然、垂れ耳うさちゃんのような?ヒメシロ独特の触覚先端形状とツユクサの雄蕊の形が対称形に写って、面白い仕上がりになりました。撮影中はこんな仕掛けに全く気が付かなかったんですが、写真撮影の醍醐味かもしれませんね。
おしまいに飛翔を2枚。
D7K-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F5.6-1/4000、-1.0EV、撮影時刻:13時17分
D7K-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=500、F5.6-1/4000、-1.0EV、撮影時刻:13時17分
一枚目は♂。伸びたススキの穂と秋空が表現できてお気に入りのショットになりました。2枚目は♀。♀飛翔を撮影するのは今回が初。♂より遥かに緩慢な飛翔なので、楽勝と思っておりましたが、意外と苦戦しました。こうして翅表を比較してみると、♂♀の前翅端黒色部の濃淡差がよく理解できますね。
ヒメシロは年3化の発生とされており、今回の観察個体は恐らく3化目のものだったと思います。もちろん冒頭に触れたように、今回はヒメシロ探索の旅ではありません。あくまで、次のような環境を捜し歩いていた際の副産物でありました。
D7K-10.5-X1.4TC、ISO=200、F10-1/320、-0.7EV、撮影時刻:13時22分
本命対象はこのようなススキと共存する環境におることが多いので、期待が持てるポイントであることは間違いありません。これまた来年の夏までのお楽しみでございます。
<お知らせ>
久しぶりに本体HP:「東南アジアの蝶ファン倶楽部」の更新を行いました。「ボルネオの蝶(2)」の未掲載分を4科10種、新規にアップしました。殆ど拙ブログでも紹介済の画像ですが、一度訪問して頂ければ幸いです(上記黄色字部分をクリックして頂ければサイトに飛びます)。
by fanseab
| 2011-09-22 22:26
| 蝶
|
Comments(8)
Commented
by
konty33 at 2011-09-23 00:50
3化のヒメシロチョウは考えたことがありませんでした。
ツユクサの静止は羽根の透け具合や青と白の色具合が最高で、加えて雄しべと触角の対照形も狙ったようですね。
ススキの野原の飛翔も綺麗で素晴らしいです。
本命の方は??・・・・・来年に期待します。
ツユクサの静止は羽根の透け具合や青と白の色具合が最高で、加えて雄しべと触角の対照形も狙ったようですね。
ススキの野原の飛翔も綺麗で素晴らしいです。
本命の方は??・・・・・来年に期待します。
0
Commented
by
chochoensis at 2011-09-23 09:12
fanseab さん、マツムシソウ・ツユクサ・・・どちらも素晴らしいですね、いままで、食草付近だけの写真しかなかったので、新鮮に見えます、すてきですね!
Commented
by
himeoo27 at 2011-09-23 16:33
ヒメシロチョウは2化までしか観察したことがないので、3化の写真を新鮮な感じで拝見しました。
下から2番目の飛翔シーン良い感じですね!
下から2番目の飛翔シーン良い感じですね!
Commented
by
fanseab
at 2011-09-23 22:32
x
kontyさん、信州のヒメシロチョウは2化と3化のポイントがあると思いますが、ここは標高も考慮して3化としています。ただ遅い2化の可能性も否定できませんね。ツユクサとのツーショットは意外性のある絵になってビックリしております。
本命探索は来年まだまだ可能性を求めて歩きたいと思います。
本命探索は来年まだまだ可能性を求めて歩きたいと思います。
Commented
by
fanseab
at 2011-09-23 22:34
x
chochoensisさん、小生は、逆にツルフジバカマでの吸蜜を撮影できていないので、次回は是非食草での吸蜜を撮ってみたいと思っております。
Commented
by
fanseab
at 2011-09-23 22:36
x
himeooさん、kontyさんへのレスでコメントしたように、2化/3化の可能性があります。同一ポイントで継続観察しないと、この点は結論が出ませんね。飛翔は対象がまだまだ画面の下に来る悪癖が治らず、苦戦しておりますが、秋の空を何とか入れられてホッとしました。
Commented
by
fanseab
at 2011-09-29 21:34
x