探蝶逍遥記

高原を彩るヒョウモンチョウ(8月16日・18日)

 信州の標高1000mを超える高原では、沢山のヒョウモンチョウ達が管理人と遊んでくれました。16日に訪れた高原で最も目立ったのがメスグロヒョウモンの♂。                                                             ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D7K-34、ISO=400、F7.1-1/1000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:8月16日、11時45分

 吸蜜しているのは、セリ科のオオバセンキュウあたりでしょうか? メスグロ♂は数が多いものの、殆どがスレ品でした。一方、♀は中々姿を見せてくれません。吸蜜に来る時間帯が違うのかもしれませんね。やっと見つけても♂の眼を眩ますように、葉影に隠れてしまいます。
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D7K-34、ISO=400、F10-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:8月16日、8時52分

 メスグロ♂とよく似ているのがオオウラギンスジヒョウモンの♂。前翅端が尖っている分、こちらの方がやはりカッコイイですね。
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D7K-34、ISO=400、F10-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:8月16日、9時03分

 そして次に登場したのが、管理人一押しの本種♀。
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D7K-34、ISO=400、F11-1/250、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:8月16日、9時48分

 オオウラギンを簡単に見ることができない現状では、オオウラギンスジ♀が管理人の最も好きなヒョウモンだと言えます。とにかくでかくて恰好エエ! ここでは定番の「斜め45度開翅逆光」ではなく、「斜め15度・・・」で狙ってみました。まぁ、どの角度であろうと威厳を持つお姿に変わりはありません。♂とは少し異なる環境下(少し暗目の林縁)を飛んでいたように思います。お次はミドリヒョウモンの♂。
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D7K-34、ISO=400、F10-1/500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:8月16日、9時51分

 本種の鮮度はマチマチでしたが、完品は何故か被写体に収まってくれませんでした(^^; また、この画像でも裏面のディテール表現を補助するため、ストロボを当ててるのですけど、ミドリ♂の場合はストロボ照射により、裏面の緑色が消えてピンクがかった不自然な色に表現されてしまいました。やはりストロボ不要のアングルで撮るべきでした。本種の♀も林縁から殆ど明るい所に飛び出さない印象があり、撮影には苦労しました。それでも粘って何とか85mmマクロの被写体になってくれました。
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D90-85VR、ISO=400、F3.8-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:8月16日、13時59分

 ミドリの♀を撮影したあたりから天候が急変し、雨が落ちて来て撮影は終了。山の天気は変わりやすいです。さて、2日後の18日はベニヒカゲを撮影した高原に移動してヒョウモン類も狙いました。ここは種類が限定されていて、ウラギンとギンボシしかおりません。先ずはウラギンヒョウモンの♀。
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D90-85VR、ISO=400、F9-1/800、-0.7EV、撮影月日・時刻:8月18日、9時40分

 アザミでの吸蜜は定番とは言え、何度撮っても気分が良いものです。お次はギンボシの♀。
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D90-85VR、ISO=400、F6.3-1/2500、-0.7EV、撮影月日・時刻:8月18日、10時10分

 偶然、アザミにハナバチの1種(ケブカハナバチ?)が飛来したため、画面が大変引き締まり、お気に入りの絵に仕上がりました。なお、ウラギン・ギンボシ共に♂も飛んでおりましたが、既にボロボロ状態であり、撮影するのは回避いたしました。低地では夏眠するヒョウモン類も高原では夏眠しないため、特にウラギン♂あたりを綺麗に撮るには7月中でないと駄目でしょうね。

 盛夏の高原で、ヒョウモン類を撮影することは本当にストレス解消になります。撮影直後、高原を渡る風を受けてヒョウモン類が颯爽と飛び去る姿を追いかける・・・、撮影者冥利に尽きる瞬間です。
by fanseab | 2011-08-25 21:08 | | Comments(10)
Commented by nomusan at 2011-08-25 22:32 x
嬉しゅうございます。
オオウラギンがむしろオオウラギンスジより容易に見れる私ですが、ひょっとしたらオオウラギンスジの♀の方が好きかも?です。
この♀、大きいし、特に裏面の色調、かなり好きです。
Commented by naoggio at 2011-08-26 15:04 x
高原のヒョウモンチョウ類、一巡り撮られたんですね。
こんな1日過ごしてみたいと思いますが、ありそうでチャンスがありません。
オオウラギンスジ♀、私も1票投じさせて頂きます。
Commented by fanseab at 2011-08-26 22:02 x
nomusan、貴殿もオオウラギンスジ派ですか?そうなんです。裏面のメリハリ感が何とも言えないし、やはり♀のシンボルである、前翅端の白班が効いていますね。
Commented by fanseab at 2011-08-26 22:04 x
naoggioさん、お蔭様で中・大型の代表的なヒョウモン類を全て撮影できました。こうやって撮ってみると、ウラギンスジがいないのに気が付きます。このヒョウモンは巷で囁かれている通り、徐々に草原から姿を消しているように思います。どうしてなんでしょうね。今のうちにウラギンスジの絵を撮り貯めなければ・・・と思っております。
Commented by himeoo27 at 2011-08-27 17:37
最後の「ギンボシヒョウモン」&「花蜂」がアザミの花を吸蜜する画像、絵的に綺麗で大好きです。
Commented by konty33 at 2011-08-28 21:04
綺麗なヒョウモン類がこれだけ並ぶと壮観ですね。
7月にご一緒させていただいた時にウラギンスジ♂いましたが、今年は何故かウラギンスジをよく見たkontyです。
画像はどれもfanseabさんの拘りが表現された素晴らしいもので文句なしです。(凄い!)
Commented by ヘムレン at 2011-08-28 21:52 x
勢ぞろいですね(^^)。。
みんな好きですが、ミドリヒョウモン♀の翅表の色合いがとても好きだったりします(^^;)。。
蜂のツーショット・・・1/2500ということは・・狙ったのですね。
すごい狙いですね。そして・・お見事です(^^)Y
Commented by fanseab at 2011-08-28 22:08 x
himeooさん、最後のギンボシ画像に一票頂き有難うございます。ハナバチがいなくても、綺麗な個体なので、絵になりますが、やはり躍動感が出ません。こんなハプニングがあるから撮影はやめれませんね!
Commented by fanseab at 2011-08-28 22:11 x
kontyさん、ウラギンスジいましたっけ?いる場所にはいるんでしょうけど、必ず撮影できるポイントを見つけるのも大変な気がします。ヒョウモン類の撮影はこのところ機会があまりなかったので、集中して取り組むことができたように思います。
Commented by fanseab at 2011-08-28 22:14 x
ヘムレンさん、そうなんです。クモガタとウラギンスジが撮れれば殆どミッションコンプリートでした。ミドリ♀はもっと暗色型を撮りたかったけれど、なかなか難しいですね。最後の絵は全くの偶然です。それを狙って撮るほど、小生、未だ余裕がございません。1/2500は絞り優先で比較的背景ボケを考えて開放気味にした結果です。
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