探蝶逍遥記

長野のヒメギフ探索(5月4日~5日):その2

 さて、2日目。朝からまずまずの日和です。前日のポイント撮影で結構体力を消耗したもんですから、そこはパスしてその他のポイントを巡ってみることにしました。しかし4箇所程度回ってみたものの1頭も飛んでおりません(^^; 焦り始めた頃、あるポイントで見覚えのある方と出会いました。ブログ仲間のヘムレンさん(ヘムレンのNature Photo)でした。お互い久しぶりでしたので、暫くヒメギフの情報交換。その後ヘムレンさんとギフも観察できる某ポイントに出向き、探索しますが、ギフはもちろん未発生。ヒメギフは帰りしなにようやく1頭飛ぶレベル。ここはパスしましょう・・・とその後、ヘムレンさんは出始めのギフを求めて某ポイントに。管理人はあくまでヒメギフ狙いで別ポイントに分かれました。

 ここでようやく2頭の♂を確認。例によって全く止まる気配がないので、飛翔一本に絞って撮影することを決意。ここは北アルプスの眺めが素晴らしく、更に丁度見頃の桜も綺麗なポイント。そこで、アウトプットイメージとして、「残雪残る北アルプスと満開の桜をバックに飛ぶヒメギフ」に設定し、機材は対角魚眼で勝負してみることにしました。北アルプスと桜を共に焦点深度内に捉えるにはこの選択しかなかったからです。置きピン位置を少し長めの20cmあたりに設定し、ヒルトッピングしてくる♂の蝶道に居座って真正面から撮る作戦。かなり規則的に飛び込んでくるのですが、置きピン位置直前でヒラリと回避するのには泣かされました。いずれも、かなりのトリミングをしているので画質の低さはご容赦下さい。最初は、ちょっと北アルプスの視界が悪いけど、イメージに近い雰囲気が出た絵です。                                     ++横位置画像はクリックで拡大されます++

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D90-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F7.1-1/2500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:5月5日、11時53分

 ヒメギフの右横に見えるのは白馬鑓ケ岳でしょうか?次はカラマツをバックに飛ぶヒメギフ。
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D90-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F7.1-1/2500、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:5月5日、12時05分

 ほぼ置きピン位置に来てくれたので、ヒメギフの解像感はピカイチでした。
最後は2頭の絡み。
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D90-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F10-1/3200、-0.7EV、外部ストロボ、撮影月日・時刻:5月5日、12時40分

 短時間ですが、卍状態になったので、何とか2頭を画面内に捉えることができました。飛翔に夢中になっていましたが、一回だけ、スミレ吸蜜に来た個体を撮影するチャンスがありました。
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D5K-85VR、ISO=400、F10-1/1600、-0.7EV、撮影月日・時刻:5月5日、12時24分

 この個体、♀っぽい雰囲気です。スミレでは珍しく、合計35秒間程度吸蜜してくれたので助かりました。しかし、吸蜜に来ると分かっていたら、花弁周辺の剪定?作業を実施しとくべきでした。その後、別行動されていたkmkurobeさんと再会。他のポイントでの発生状況を情報交換。二人してこのポイントで桜吸蜜画像を何とか撮ろうと皮算用です。しかし徐々に風が強まってきて目論見は外れました(^^;  丁度その頃、風に押し流されてきた♂が草陰で風を避けて開翅日光浴。
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D5K-85VR、ISO=400、F10-1/800、-0.7EV、撮影月日・時刻:5月5日、13時51分

 実はこれ、この日、最初で最後の静止画像でした(笑)。この後、ヘムレンさんが頑張っているヒメギフポイントに向かいます。途中、河川敷に掛けられた雄大な鯉のぼりを鑑賞。
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D5K-85VR、ISO=200、F10-1/800、-1.0EV、撮影月日・時刻:5月5日、14時56分

 「そうかぁ、今日は子供の日だったんだ~!」とアホなことを考えました。白馬鑓も杓子(左から)も未だ冬山の様相ですね。鯉のぼりのはためく姿に撮影時の風の強さが象徴されています。

さて、ヘムレンさん・kmkurobeさんと再合流して夕刻のカタクリ吸蜜を狙いましたが、これも冷たい北西風の影響で願いが叶いませんでした。結局、15時40分に現場を撤収。連休の帰省ラッシュのピークを覚悟しましたが、途中一般道も使ったこともあって、予想より早く21時30分には自宅に無事到着。

 この日、お世話になったヘムレンさん、また、2日間にわたりご案内頂いたkmkurobeさんには改めて御礼申し上げます。お蔭様でヒメギフを堪能させて頂きました。有難うございました。<おしまい>
by fanseab | 2011-05-09 20:41 | | Comments(14)
Commented by cactuss at 2011-05-09 21:54
雪山、桜を入れてのヒメギフの飛翔写真は見事です。
この場所へは何回か行きましたが、未だに雪山を入れた写真は撮影できていません。
やはりここでは雪山バックですね。
Commented by kmkurobe at 2011-05-09 22:42 x
素晴らしい!撮影風景はずっと激写しておりました。
想像していたよりも遙かに素晴らしい映像ですね。
これは恐れ入りました。
Commented by banyan10 at 2011-05-10 01:04
雪山背景は見事ですね。
1枚でも、こんな飛翔を撮影したいです。
僕は普通の場所で飛翔もたくさん没を量産しているので、こういう場所ではよほどの幸運が必要と思われますが、来年は挑戦してみたいです。
Commented by ダンダラ at 2011-05-10 10:54 x
ヒメギフを十分楽しまれた信州遠征だったようですね。
ヒメギフの飛翔は見事ですね。
魚眼の距離と像の大きさの関係がよくわかり参考になりました。(トリミングもあるでしょうが)
Commented by yoda-1 at 2011-05-10 12:39
YODAも5/7土曜日に訪問したのですが、一切ヒルトップしてきませんでした。
たぶん撮影者が多くて遠慮したのかもです(笑)
雪山バックの飛翔は本当に素晴らしく、YODAも次回はここに直行します。
魚眼の場合、焦点距離20cmでもこんなに深度があるのですか。
Canon系では魚眼レンズに純正テレコンは使用できないのですが、ケンコー製でもいいので、組み合わせてみたいですね。
大変勉強になりました。
Commented by nomusan at 2011-05-10 20:15 x
おお、(分家)すごいぞすごいぞ!
雪山背景の飛翔画像、素晴らしいですね。
こりゃええもん見させていただきました~!
Commented by fanseab at 2011-05-10 20:53 x
cactussさん、コメント有難うございます。広角飛翔画像撮影に適した貴重なポイントだと思います。もちろん天候次第ですが・・・。今回は種々の条件がそろって何とか撮影できました。
Commented by fanseab at 2011-05-10 20:55 x
kmkurobeさん、色々とお世話になりました。
桜吸蜜画像はなかなか条件が揃わないと無理ですね。またの機会を狙ってみたいと思います。
Commented by fanseab at 2011-05-10 20:57 x
BANYANさん、デジ一での飛翔画像は小生も、偶然の賜物で、運不運が分かれやすいですが、今回はラッキーが重なって撮れました。来シーズン、是非挑戦してください。
Commented by fanseab at 2011-05-10 21:00 x
ダンダラさん、今回、kumurobeさんのご指導もあって、色々なポイントを巡り歩いてヒメギフが生息する環境をよく勉強することができました。ヒメギフはギフより飛翔スピードが遅いのかなと先入観がありましたが、全く同じで、俊敏さには参りました。
Commented by fanseab at 2011-05-10 21:04 x
yoda-1さん、デジ一での飛翔画像はフィールドを駆けずり回ることが多く、ポイントの生態系保持にとっては、あまり好ましくないスタイルですが、今回は歩かず、じっくり座って待機型で撮影してみました。おっしゃるように魚眼は焦点深度が深いのが特徴ですが、距離が離れた時に急激に蝶のサイズが小さくなる欠点もあります。ここでの飛翔は18-24mm位の焦点距離で狙うのがベストと思いました。
Commented by fanseab at 2011-05-10 21:07 x
nomusan、えー。花の命は短くて・・・、一部の飛翔画像は一夜限りとさせて頂きました。桜を背景にした画像は花の盛りと蝶の鮮度や発生ピークとを合わせるのが本当に難しいと思いました。
Commented by naoggio at 2011-05-10 22:02 x
見事な飛翔写真ですね。さすがです。
スミレで吸蜜している個体はずいぶん黒が少なく感じます。
最後の淡く赤の上がった個体も優しい感じできれいですね。
Commented by fanseab at 2011-05-10 23:50 x
naoggioさん、連続コメント恐れ入ります。
飛翔は本当に苦労します。今回は予めトリミングを想定して画素数の多い機材で撮ってみました。その点での作戦は成功でした。スミレ吸蜜個体は確かに「白い」印象が強かったです。
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