探蝶逍遥記

新潟のギフチョウ(4月14日):その1

 ギフのリベンジは本場で実行しよう!と年休を取って豊産地の新潟に出陣しました。実は新潟ギフは11年前、銀塩時代に訪れたことがあり、それ以来の遠征になります。例によって、2万5千分の1の地図、衛星画像で「美味しそうなポイント」を机上で事前探索。場所を3箇所位絞っての現地探索です。早朝から快晴無風の好コンディションの中、2箇所目で雰囲気の良い小丘に出会いました。崖地にはイカリソウトキワイカリソウ(BANYANさんのご指摘で、訂正します。BANYANさん、有難うございました)が咲いておりました。                                                                    ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D5K-85VR、ISO=200、F5.6-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:8時25分

 福井のギフポイントでも、この花が咲いていることは丁度、ギフの適期を意味します。尾根筋に上がるとお約束のカタクリ群落がありました。
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D5K-85VR、ISO=200、F5.6-1/1250、-0.7EV、撮影時刻:8時45分

 久しぶりに見るカタクリはやはり綺麗です。気温も徐々に上がってきて、ヒルトッピングしてくるギフを待ちます。9時過ぎになって待望のギフが出現。しかし、予想以上に動きが速く、あっという間に見失います。カタクリの前で待機するも、全く別の場所でパトロール飛翔を始める始末で、管理人に接近してくれません。イライラが募るころ、突然♂がやってきて待望の吸蜜です。やったー!!
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D5K-85VR、ISO=400、F5.6-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:9時37分

 何を隠そう、管理人はまだまともなギフのカタクリ吸蜜シーンを撮影したことはありませんでした。ようやく願いが通じた一瞬です。引き続きこの個体は吸蜜にやって来て、待望の正面からの画像をゲット。
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D5K-85VR、ISO=400、F5.6-1/4000、-0.7EV、撮影時刻:9時38分

 黄色の色載りが良く、新鮮なカタクリとの組み合わせも本当に艶やかで、満足の行く絵になったと思います。この後、広角でも狙おうと下心を出したのが悪かったのか、結局カタクリの吸蜜チャンスは上記2枚以外にありませんでした。本当に吸蜜シーンは水物だと思いました。時期的に♂の出始めのようで、いずれも新鮮な個体が飛び回っておりました。殆ど、静止する暇もなく探♀とパトロール飛行を繰り返しておりましたが、ようやく枯葉に止まったところを正面からパチリ。
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D90-34、ISO=400、F10-1/2000、-0.7EV、撮影時刻:10時21分

 前脚で顔のお化粧をしております。ギフのこの行動、よく見かけますね。続いて真横から。
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D90-34、ISO=400、F10-1/800、-0.7EV、撮影時刻:10時25分

 逆光に輝くギフの毛並がとても綺麗でした。尾根筋にはルリタテハやヒオドシが盛んに占有行動と日光浴を繰り返しておりました。ヒオドシがカタクリ群落に舞い降りた場面を撮影。
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D5K-85VR、ISO=200、F8-1/1000、-0.7EV、撮影時刻:10時41分

 豪雪の新潟の冬を耐え忍んだボロボロのヒオドシを、春の妖精が優しく見守っている構図でしょうか? ここで今回訪れたカタクリ群落を広角画像でご紹介しておきましょう。
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D40-10.5-X1.4TC、ISO=200、F10-1/160、-0.7EV、撮影時刻:11時18分

 想定上は、真ん中下のカタクリ花弁に華麗なダンダラ君がぶら下がるはずでしたが・・・(^^;  まぁ、広角画像は次回のお楽しみに取っておけとのことなのでしょう。何はともあれ、待望のカタクリ吸蜜画像をゲットできて、満足できる遠征になりました。次回は飛翔シーンをご紹介したいと思います。<続く>
by fanseab | 2011-04-16 22:11 | | Comments(18)
Commented by 愛野緑 at 2011-04-16 22:55 x
正面の吸蜜画像良いですね。
吸蜜にくると焦って近寄りすぎてカタクリが花しか写ってなかったり、できあがりを見てガッカリすることが多いです。
Commented by kmkurobe at 2011-04-17 00:10 x
いやいやゲットですね。すばらしいカットではありませんか。
おめでとうございます。
Commented by himeoo27 at 2011-04-17 13:12
「カタクリの花にギフチョウ」は最高の組み合わせですね!
狙って写せるところが流石です。
Commented by cactuss at 2011-04-17 16:48
カタクリ吸蜜写真はギフチョウ、カタクリ共にすばらしくいい色ですね。
カタクリが丁度いい時にギフチョウが飛んで来なかったり、ギフチョウはいてもカタクリの花のしおれていたりで、なかなかタイミングが合いません。
最高の時期だったのではないでしょうか。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2011-04-17 18:44
カタクリにギフ。やりましたね。おめでとうございます。このチョウを見ないと1年は始まりませんが、私の場合はやばそうです。(笑)
Commented by fanseab at 2011-04-17 20:25 x
愛野緑さん、お蔭様で念願のカタクリ吸蜜画像がゲットできました。スミレに比較するとやや長時間吸蜜してくれますが、それでも構図をあれこれ考える余裕はなかったですね。全体のショット数が限られていたので、出来上がりをPC上で見て、ホッとしました。
Commented by fanseab at 2011-04-17 20:27 x
kmkurobeさん、ようやく小生もカタクリ吸蜜画像をゲットでき、皆さんの仲間入りを果たすことができました。ただ撮れたら撮れたで、構図の工夫とか、このカットを追及すると、奥が深そうです。
Commented by fanseab at 2011-04-17 20:29 x
himeooさん、こんばんは。カタクリに来るギフの吸蜜時間帯について、まだ不勉強なので、いつチャンスがあるか?悩みながらの撮影でしたが、何とかワンチャンスがものにできました。狙っていたことは事実ですが、運よく相手が来てくれないことには話になりません。ラッキーだったと思います。
Commented by banyan10 at 2011-04-17 20:32
カタクリ吸蜜は見事ですね。
僕も今日は行きたかったのですが、気温が低い予報で諦めました。
イカリソウはトキワイカリソウだと思います。
Commented by fanseab at 2011-04-17 20:32 x
cactussさん、神奈川のギフに比較すると、飛翔中でも本当に黄色いな~と実感します。それほど、黄色が鮮やかに感じられました。ご指摘の通り、カタクリがやや萎れた頃にギフの最盛期を迎えるパターンは多いようですね。何とか♂の発生タイミングとカタクリの盛期がマッチしてくれたようで、助かりました。
Commented by fanseab at 2011-04-17 20:36 x
ノゾピーさん、ようやくカタクリとギフのツーショット画像が撮れました。以前、福井でもマクロ撮影しておりますが、納得の行くショットではなく、今回ようやく胸のつかえが下りました。雪国だと雪解けの時期を狙うというタイミングの計り方が通用しますが、奈良とか大阪あたりだと、その適期の計算が難しそうですね。小生も関西在住時、いつも但馬でギフを狙っていたのは、そんな理由からでした。
Commented by fanseab at 2011-04-17 20:46 x
BANYANさん、コメント有難うございます。ようやく皆さんが撮影されているような、カタクリ吸蜜画像をゲットできました。ご指摘の通り、気温の読みがこの時期難しいです。この日も午後は急に風が強くなって、ギフは姿を見せなくなりました。トキワイカリソウの件、有難うございました。元来関西圏で紫色の花弁をつけるのだけれど、福井~新潟では白色になるんですね。早速訂正しておきます。
Commented by Noreen05 at 2011-04-18 09:03
カタクリで吸蜜するギフチョウ!素晴らしいですね。
流石に美しく撮影されています。何時の日にか、このようなギフチョウを撮影してみたいものです。やはりヒメギフより豪華な感じがします。
次回の飛翔写真も楽しみにしています~♪
Commented by naoggio at 2011-04-18 14:13 x
トキワイカリソウというのですか、きれいですね。撮影も上手なので見とれてしまいました。
カタクリ+ギフ、しっかり撮影できて良かったですね。ただただ、きれいです。
Commented by ヘムレン at 2011-04-18 20:49 x
カタクリギフ!おめでとうございます(^^)。。
出たての感がある綺麗なギフチョウですね。
カタクリも新鮮だし、ちょうどギフチョウと合っていますね。
なかなか両方綺麗なタイミングってないんですよね。
ナイスです(^^)Y。。トキワイカリソウも新潟らしくていいですね。
Commented by fanseab at 2011-04-18 21:21 x
Noreenさん、そちらも新成虫がヒメギフからスタートして忙しくなりそうですね。小生はデジタルで未だヒメギフを撮影したことがないので、ヒメギフをきちんと撮ってみたいです。ギフの色調は産地で微妙に異なりますが、出始めの黄色は鮮やかで確かにヒメギフより豪華な感じがありますね。
Commented by fanseab at 2011-04-18 21:24 x
naoggioさん、イカリソウ類は小生もお好みの花でギフ撮影の時は必ず写しますね。ただ、どうもこの花にはギフが来るのを見たことがありません。カタクリ+ギフは蝶屋カメラマンにとって、永遠の課題かもしれません。この絵でも欲を言えば、右前翅に被るカタクリの花が邪魔かもしれません。
Commented by fanseab at 2011-04-18 21:28 x
ヘムレンさん、遅ればせながら、小生もカタクリ+ギフ画像を撮ることができました。両者の鮮度が揃うのは確かに難しいのかもしれません。♂を撮ると次は♀を撮りたくなりますすが、恐らくこのポイントでは、♀が出る頃は、もうカタクリの花弁が萎れかけ・・・の可能性があります。
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