探蝶逍遥記

香港遠征日記(12)5月1日後半その4

 お花畑のランタナにはアゲハのみならず、マダラチョウもよく訪れておりました。リュウキュウアサギマダラに混じって吸蜜していたのは、ウスコモンマダラ(Tirumala limniace limniace)の♂でした。                                          ++画像はクリックで拡大されます++
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D90-34、ISO=500、F9-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:16時00分
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D90-34、ISO=500、F9-1/1600、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:16時01分
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D90-34、ISO=400、F9-1/1600、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:16時03分

 このマダラもリュウキュウアサギマダラも図鑑上では、斑紋がスカイブルーではなくて、真っ白に写っていますね。ですから、図鑑をイメージしていて初めて出会う方は、ブルーの印象にちょっと面食らうかもしれません。ただ、色々なアングルで撮影していると、ほんのりとしたブルーが吹っ飛んで、真っ白に写るケースもあります。ここはアンダー気味に撮影して淡いブルーの調子が出るようにRAW現像で調整しております。アップした3枚も撮影アングル・露出条件で微妙にブルーの色調が異なることがご理解できると思います。

 流石に16時を過ぎると蝶の活動も鈍ってきます。帰りしなにコウラナミジャノメ(Ypthima baldus baldus)♀の完品を撮影。
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D90-34、ISO=500、F8-1/500、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:16時40分

 香港では最普通種のウラナミジャノメですが、♀は初撮影。このように普通種をエレガントに写せると珍品以上に嬉しいものです。公園を出て、バス停まで歩く途中、やけに喧しく鳴く大柄な野鳥を撮影。カオグロガビチョウ(Garrulax perspicillatus)でした。
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D90-34(トリミング)、ISO=500、F8-1/400、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:16時46分
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D90-34(トリミング)、ISO=500、F8-1/500、-2.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:16時46分

 葉被り状況で苦しい撮影(^^; この野鳥も先にご紹介したコウラウンと並んで、日本国内でも時折観察されるようです。環境省のサイトを閲覧すると、外来生物法で、特定外来生物に特定されているようで、日本では既存の生態系に影響を及ぼすことが懸念されています。もちろん、香港では中国本土とならび在来種ですから罪はないのですけどね。

 さて、ホテルに帰ってから、この日の夕食はどうしようかなぁ?と、食堂やレストラン街を冷かしながら歩き、結局、カレーライスを食べることにしました。連日麺類でちょっとパワーが足りなくなっていた気がしましたので・・・。
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GX100@5.1mm、ISO=80、F7.2-1/15、撮影時刻:21時35分

 このカレー、はっきり言って不味かったです。やはりカレーはインド料理屋か、日本の○○壱番屋とかで食べるものですね。因みに画像のカレーはコーラ付で32HK$(=368円)、サイドオーダーの油菜は7HK$(=80円)。カレーのコストパフォーマンスは悪かったですね。<続く>
by fanseab | 2011-02-11 23:43 | | Comments(10)
Commented by kenken at 2011-02-12 13:05 x
南方系の蝶は不得意で、コメントご無沙汰いたしておりますが、このウスコモンはしっとりした表現で素晴らしいですわ。こんなに表情豊かなブルーなんですね。やはり、1枚目のアングルがマイ好みの画像です。(笑)
学生時代、故・S路先輩がウスコモン狙いで、しょっちゅう八重山を訪れていたのを思い出しました。

ひとつ前のムラツ♂開翅の再掲は、何度見てもえぇもんです。陽射しの雰囲気がよく出ていながらも、露出オーバーでもないし、いつもそのあたり、お手本にしようと拝見しています。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2011-02-12 16:41
香港は身近な上、意外と蝶層が豊かで、一度観光+食事+撮影で行ってみたいです。ガビチョウは日本では俗に言う篭脱け鳥ですが、こちらは天然もので感動いたしました。そうですか、香港でも不味い食べ物あるんですね。
Commented by thecla at 2011-02-12 21:39 x
ウスコモンマダラのブルーが綺麗ですね。
カレーは、イマイチですか。確かに画像だけ見ても酢味噌に見えるような・・・・。
Commented by himeoo27 at 2011-02-12 21:50
温室で良く出会う「リュウキュウアサギマダラ」の淡いブルーに似たエレガントな感じの「ウスコモンマダラ」ですね!この手の微妙に模様や色が違うアサギマダラの仲間はどれも素敵だと思います。
Commented by fanseab at 2011-02-12 22:58 x
kenkenさん、ウスコモンに関するコメント、有難うございます。これまでの香港遠征で出会っておりましたが、とにかく丁寧に撮ることを心がけました。今では八重山あたりでも普通に見られるのかもしれません。ムラツの♂はいつ撮ってもあの幻光色を忠実に再現するのが難しいものですね。
Commented by fanseab at 2011-02-12 23:01 x
ノゾピーさん、香港は今回が3回目ですが、訪れる度に見られる蝶が異なっており、楽しめます。猥雑な雑踏と自然が同居する不思議な島でもあります。ガビチョウの仲間はこれ以外にもカオジロガビチョウとやらの「籠抜け」がいるみたいです。
Commented by fanseab at 2011-02-12 23:04 x
theclaさん、ウスコモンのブルーの表現は難しいです。ランタナにぶら下がる格好で吸蜜するので、好みのアングルに来るチャンスが意外と少なく結構苦労しました。カレーは30年以上前のカレールーにあったような小麦粉の粉っぽさが舌に残る感じが安っぽかったのです。酢味噌とは言いえて妙かも。
Commented by fanseab at 2011-02-12 23:08 x
himeooさん、リュウアサはよく温室で飼育されていますが、ウスコモンは恐らく稀でしょう。リュウアサよりも地色が黒いのでやや男性的な雰囲気があるとでも言えましょうか。それぞれ独特な魅力がありますね。
Commented by yoda-1 at 2011-02-14 18:32
あの図鑑で色がでてなくて、フィールドでの印象と違い過ぎるのはどうしたことかとYODAもいつも感じていました。
このウスコモンマダラの綺麗な青い色もランタナの色とマッチして、南方の色豊かさの象徴のようですね。
カオグロガビチョウは、日本では外来生物で有名ですが、喜こばしいことかなかなか日本国内で出会えません。
Commented by fanseab at 2011-02-15 07:22 x
yoda-1さん、図鑑での印象と異なる蝶は日本国内でもいますね。例えばクロツなんか図鑑上では表が真っ黒のつまらないシジミと思っておりましたが、フィールドで初めて出会った時、黒ではなく、幻光色が浮かび上がるのを見て感激したことを思い出しました
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