探蝶逍遥記

再びアサギマダラ(11月6日)

 前回の静岡遠征で谷あいに集団で暮らすアサギマダラ♀に出会いました。更に先日の鱗翅学会でアサギマダラの報告を聞いたこともあって、懲りずにまた静岡遠征です。今度は低山地のピークや尾根筋を重点に、ヒルトッピングして来る個体を探索しました。

 土曜日もムチャええ天気で、成果が期待されましたが、意外と目論見通りのポイントはありません。無駄に時間が過ぎていくなか、午後1時近くなって、ようやく車道横づけで撮影できる場所に出会いました。ここは一部に植栽としてフジバカマが植えられていて、目敏いアサギマダラ達が吸蜜に訪れていました。先ずは横位置で。                                                        ++横位置画像はクリックで拡大されます++
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D40-10.5-X1.4TC、ISO=200、F10-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:12時53分

 晩夏のヒヨドリバナと並び、この時期のフジバカマは絶好のアルカロイド吸汁源なのです。お次は縦位置で。
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D40-10.5-X1.4TC、ISO=200、F11-1/250、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:13時08分

 2枚いずれも♂ですが、最初の個体は相当にボロでした。フワフワ飛ぶアサギマダラを見れば、当然飛翔に挑戦したくなります。この夏はアサギマダラに縁が無く、秋口に安曇野に集結する渡りの途中の集団も今年は観察できなかったので、ここぞとばかり乱射しました。最初は♀。
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D40-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F7.1-1/1600、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:12時50分

 フジバカマに群れていたのは、全て♂だと思っていましたので、意外でした。お次は♂。
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D40-10.5-X1.4TC(ノートリ)、ISO=200、F5-1/2000、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:12時55分
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D40-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F10-1/2000、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:12時57分

 最初の画像は、珍しくノートリで上手く収まりました。ただちょっとピントが甘いです。おしまいに、この日撮影した飛翔のベストショットをやや大き目の画像でご紹介しましょう。
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D40-10.5-X1.4TC(トリミング)、ISO=400、F5.6-1/2000、-0.7EV、外部ストロボ、調光補正1/32、撮影時刻:13時08分

 これ、左上の空間から右下のフジバカマに向かうアサギマダラの動線が表現できて気に入っています。まぁ、しかし、アサギマダラの飛翔は簡単そうに見えて奥が深いです。まだ「これだ!」っていう決定打を撮影できていません。「やったー!ホームランだ!」と思ったらファウル(つまりフレームアウトのこと)だったり・・・(^^; まだまだ挑戦は続きます。

 ところで、今回観察したヒルトッピング集団は渡りの途中なのか、それとも谷あいで暮らす個体が風で尾根筋に運ばれたものなのか?よくわかりませんね。
by fanseab | 2010-11-09 23:15 | | Comments(10)
Commented by himeoo27 at 2010-11-11 21:09
鱗翅学会のアサギマダラプロジェクトの講演とても興味深く私も拝聴しました。特に私が観察した事のあるのんびりした飛翔は彼らの飛び方の1/22のパターンなのには吃驚しました。

講演内容から考えると青空に舞う♀の写真はとてもレアなのですね!
Commented by ダンダラ at 2010-11-12 10:38 x
今年はアサギマダラの集団を見損なってしまいました。
今でも観察できるんですね。
この♀は越冬地へ行くのか、産卵して幼虫で越冬するのか。
どちらにせよ、ずいぶんのんびり屋さんのように見えます。
もしかしてこのまま越冬したりして。
いろんなことを想像させてくれる写真ですね。
Commented by fanseab at 2010-11-13 21:03 x
himeooさん、プロジェクトの話は小生聞けませんでした。前回、♀の集団を観察した時は飛翔を全く撮影しませんでしたので、今回は飛翔に拘ってみました。性標を確認するまでは、♀とは思ってもいませんでした。
Commented by fanseab at 2010-11-13 21:05 x
ダンダラさん、和歌山あたりで11月の観察をしたこともありますが、静岡でこの時期にまとまった集団が観察できるとは思ってもいませんでした。別のポイントで、産卵したがっていた♀も観察しておりますので、幼虫越冬説も支持されるかもしれません。
Commented by maeda at 2010-11-14 08:14 x
アサギマダラの飛翔が良い感じで撮れていますね。
まだまだチョウと遊べる環境が羨ましいです。
Commented by fanseab at 2010-11-14 10:42 x
maedaさん、東南アジアのマダラチョウ群の飛翔をそれらしく写すため、国内のアサギマダラできちんと撮れるように練習せねばなりません。しかし、チャンスがあっても、なかなか思い描いた絵が描けません。お蔭様で、自宅から少し遠くまで足を延ばせば、まだまだ色々な蝶と遊ぶことができます。
Commented by ma23 at 2010-11-14 17:31 x
秋の空をバックに飛翔とはいいですねー。アサギマダラを追いかけるfanseabさんの楽しそうな様子が伝わってくる写真にこちらも楽しめました。
Commented by fanseab at 2010-11-14 21:52 x
ma23さん、夏空のアサギマダラを追いかける時、足元に気を使うことが多いですね。でも、今回はコンクリート舗装の面積5X5m程の範囲で追いかけまわしていたので、楽ちんで撮影できました。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2010-11-14 22:45
遅い時期でのアサギはやはり渡りではなくて、この地に留まるタイプのようですね。飛翔写真はアップでぶれずに見事なものです。
10.5×1.4とは、広角レンズにテレコンをつけているという意味ですよね?
Commented by fanseab at 2010-11-14 23:32 x
ノゾピーさん、まだ確証はないですが、この地に留まるように思います。成虫で越冬するのか、産卵して死滅するのかはまだわかりません。飛翔に使うレンズ系はご指摘の通り、対角魚眼の10.5mmにX1.4を取り付けている意味です。このブログでも本体HPに記載したレンズ系の省略記号で書いてありますので、ちょっとご不便をおかけします。タテハ以上の大きさの蝶だと、この組み合わせに慣れています。シジミクラスだと、少し焦点距離の長い24mmを使うことが多いです。
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