初秋のPapilio達(9月19日)
彼岸花と黒系アゲハ狙いで湘南へでかけました。このところ、朝晩は大分涼しくなってきたので、表題に「初秋」を入れましたが、昼の気温は30℃近く、結構汗だくになりました。
彼岸花スポットに8時過ぎに到着。しかし、彼岸花の咲き具合はイマイチで、どうやら少し開花が遅れ気味のようです。そのうち車道に黒系アゲハが出現、カラスアゲハの♂が吸水を始めました。 ++画像はクリックで拡大されます++
D90-34、ISO=400、F8-1/800、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時14分
流石に時期が時期だけにすこしスレた個体ですね。多少ボロでも、今シーズンはアゲハ吸水場面をしっかりと撮影することを目指しているので、真剣に撮りました。
彼岸花が疎らに咲く草地には湧水があって、この周りのセリの若葉にキアゲハが産卵に訪れていました。逆光と順光で撮影。
D90-34、ISO=400、F10-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時25分
D90-34、ISO=400、F11-1/1000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時09分
ようやく、納得の行く、キアゲハ産卵シーンが撮れて満足です。スレ具合から判断して二枚は別個体のようです。彼岸花を求めてウロチョロするうち、綺麗なコスモス畑を見つけました。キバナコスモスにはアゲハ類が舞っていたので、少し集中して撮影。最初は今シーズン未撮影のアゲハチョウ。このアゲハこそ、「真面目に撮る」ことの少ない普通種ですね。いずれも♀です。
D90-34、ISO=400、F11-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時54分
D90-34、ISO=400、F13-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時58分
2枚目は動きのあるお気に入りのショットになりました。ナミアゲハを撮影できたので、今シーズン、本州に産する全てのPapilio属を撮影したことになります。銀塩時代に蝶の写真撮影を始めて以来、1シーズン内に全てのPapilio属を制覇したのは、これが初めてです。お次はキアゲハ♂。
D90-34、ISO=400、F13-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時56分
D90-34、ISO=400、F11-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時57分
こちらの2枚目も背景はちょっとゴチャゴチャしているものの、真正面から斜め位置に吸蜜しているのと、バックにヒメアカタテハも入って秋らしい動感溢れる絵になって気に入っております。
少し暗い林道の脇でフワフワと舞う黒系アゲハを発見。どうやらカラスアゲハの♀のようです。舞の中心には彼女達の食樹、カラスザンショウの子株があって、この♀は新芽にタッチしたり、匂いを確認したり、いかにも産卵したがっておりました。
D90-34、ISO=400、F8-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時27分
ところが、15分ほど、この♀におつきあいしましたものの、最後まで産卵はしませんでした。カラスザンショウも確認したのですけど、卵は発見できませんでした。何か産卵に踏み切ることのできない事情でもあったのでしょうか?
結局、この日は目的とした彼岸花と黒系アゲハのツーショットは撮影できませんでした。出会った黒系アゲハ類もそろそろ草臥れてきていて、彼岸花の最盛期にどれだけ新鮮でいられるか?微妙な感じもします。
彼岸花スポットに8時過ぎに到着。しかし、彼岸花の咲き具合はイマイチで、どうやら少し開花が遅れ気味のようです。そのうち車道に黒系アゲハが出現、カラスアゲハの♂が吸水を始めました。 ++画像はクリックで拡大されます++
D90-34、ISO=400、F8-1/800、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時14分
流石に時期が時期だけにすこしスレた個体ですね。多少ボロでも、今シーズンはアゲハ吸水場面をしっかりと撮影することを目指しているので、真剣に撮りました。
彼岸花が疎らに咲く草地には湧水があって、この周りのセリの若葉にキアゲハが産卵に訪れていました。逆光と順光で撮影。
D90-34、ISO=400、F10-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時25分
D90-34、ISO=400、F11-1/1000、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:11時09分
ようやく、納得の行く、キアゲハ産卵シーンが撮れて満足です。スレ具合から判断して二枚は別個体のようです。彼岸花を求めてウロチョロするうち、綺麗なコスモス畑を見つけました。キバナコスモスにはアゲハ類が舞っていたので、少し集中して撮影。最初は今シーズン未撮影のアゲハチョウ。このアゲハこそ、「真面目に撮る」ことの少ない普通種ですね。いずれも♀です。
D90-34、ISO=400、F11-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時54分
D90-34、ISO=400、F13-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時58分
2枚目は動きのあるお気に入りのショットになりました。ナミアゲハを撮影できたので、今シーズン、本州に産する全てのPapilio属を撮影したことになります。銀塩時代に蝶の写真撮影を始めて以来、1シーズン内に全てのPapilio属を制覇したのは、これが初めてです。お次はキアゲハ♂。
D90-34、ISO=400、F13-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時56分
D90-34、ISO=400、F11-1/1000、-1.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時57分
こちらの2枚目も背景はちょっとゴチャゴチャしているものの、真正面から斜め位置に吸蜜しているのと、バックにヒメアカタテハも入って秋らしい動感溢れる絵になって気に入っております。
少し暗い林道の脇でフワフワと舞う黒系アゲハを発見。どうやらカラスアゲハの♀のようです。舞の中心には彼女達の食樹、カラスザンショウの子株があって、この♀は新芽にタッチしたり、匂いを確認したり、いかにも産卵したがっておりました。
D90-34、ISO=400、F8-1/800、-0.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:13時27分
ところが、15分ほど、この♀におつきあいしましたものの、最後まで産卵はしませんでした。カラスザンショウも確認したのですけど、卵は発見できませんでした。何か産卵に踏み切ることのできない事情でもあったのでしょうか?
結局、この日は目的とした彼岸花と黒系アゲハのツーショットは撮影できませんでした。出会った黒系アゲハ類もそろそろ草臥れてきていて、彼岸花の最盛期にどれだけ新鮮でいられるか?微妙な感じもします。
by fanseab
| 2010-09-20 11:42
| 蝶
|
Comments(14)
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himeoo27 at 2010-09-20 19:49
アゲハチョウは極普通に見ることが出来る割には羽化直後でもないと良い写真を撮らせてくれないような気がいたします。
先日、「ぐんま昆虫の森」でほぼ半日粘って撮影してみましたが、やっとそこそこの写真でした。
先日、「ぐんま昆虫の森」でほぼ半日粘って撮影してみましたが、やっとそこそこの写真でした。
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fanseab
at 2010-09-20 20:30
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himeooさん、今シーズン、9月も終盤になってやっとナミアゲハを撮影できました。撮ろうとするとボロ個体だったり、ピカピカなのに、尾状突起が欠落していたり、結構良い絵が撮れませんね。幸い、今回アップした個体は完品で助かりました。
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thecla
at 2010-09-20 22:40
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ナミアゲハやキアゲハは目にする割にはいざ写真に撮ろうとすると案外完品に出会わないですよね。
湘南の彼岸花と黒系アゲハ今年は時期が微妙ですね。ナガサキアゲハもオスは既にボロばかりでした。
湘南の彼岸花と黒系アゲハ今年は時期が微妙ですね。ナガサキアゲハもオスは既にボロばかりでした。
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愛野緑
at 2010-09-20 23:20
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この頃アゲハチョウの♀が産卵したそうにチョコチョコ飛んでいますね。自宅から少し離れた、ヒガンバナで有名な巾着田でも開花が遅れているようで、駅のポスターにその旨の張り紙がありました(笑)。
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fanseab
at 2010-09-21 07:18
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theclaさん、コメント有難うございます。やはり、アゲハ類は尾状突起の欠損が目立ちますね。同じ普通種でも、モンシロチョウのほうが完品に出会う確率が高そうです。ナガサキ♀は目撃しましたが、彼岸花の最盛期まで、持つといいのですが…。
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fanseab
at 2010-09-21 07:24
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愛野緑さん、巾着田は超有名撮影スポットですね。どこの彼岸花観賞地でも、見頃が一週間ほど遅れているようです。黒系アゲハが綺麗なままでいるといいですね。
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MatsuHImeji at 2010-09-22 00:06
fanseabさんがナミアゲハを撮られるなんて・・・なんか・・・うれしいです。(^^)
こんなふうに背景や色目を考えて綺麗に撮ってもらったら、並のチョウでも由緒有り気に見えますね。
証拠写真から芸術写真へステップアップするには私は力量不足ですが、チョウがもっと綺麗に見えるように、こんなふうに撮ってあげたいと切実に思われました。
こんなふうに背景や色目を考えて綺麗に撮ってもらったら、並のチョウでも由緒有り気に見えますね。
証拠写真から芸術写真へステップアップするには私は力量不足ですが、チョウがもっと綺麗に見えるように、こんなふうに撮ってあげたいと切実に思われました。
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fanseab
at 2010-09-22 07:12
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MatsuHimejiさん、過分なコメント恐れ入ります。今年難しいアゲハ類の撮影にチャレンジしておりますので、ナミアゲハと言えども疎かにはできません。と言うか、アゲハやモンシロチョウ等のド普通種ほど、撮影が難しいです。モンシロチョウを綺麗に表現することは永遠の課題かもしれませんね。
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yoda-1 at 2010-09-22 12:57
いつもながらですが、どの画像も構図とピントが決まっていますね。
YODAの場合、よく撮れたかどうかは別にしても、ナガサキ♀にまだ
会っていません。
ダイナミックなアゲハ類は、確かにいろいろな撮影角度でも、絵になることがあるようですね。
YODAも挑戦してみたいです。
YODAの場合、よく撮れたかどうかは別にしても、ナガサキ♀にまだ
会っていません。
ダイナミックなアゲハ類は、確かにいろいろな撮影角度でも、絵になることがあるようですね。
YODAも挑戦してみたいです。
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banyan10 at 2010-09-22 17:34
今週末あたりに彼岸花とアゲハ類を考えていますが、今年は新鮮な個体が見れるか微妙なのでしょうか。
これから羽化する個体もいると期待して出かけてみようかと思っています。
アゲハは後翅の青を綺麗に撮りたいと思っていますが、なかなか思うようにいきません。
これから羽化する個体もいると期待して出かけてみようかと思っています。
アゲハは後翅の青を綺麗に撮りたいと思っていますが、なかなか思うようにいきません。
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fanseab
at 2010-09-22 22:06
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yoda-1さん、アゲハ類はおっしゃるように動きがダイナミックなだけに、ピントを外し易く、撮影は難しいとつくづく思います。まぁ、デジタルの強みでバシャバシャ撮って、ピンや構図不良は捨てているので、何とか体裁を整えているに過ぎません。小生も不思議とナガサキ♀には縁が無く、是非撮りたいアゲハですね。
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fanseab
at 2010-09-22 22:14
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BANYANさん、未だ彼岸花とアゲハのツーショットを撮影していないので、何時が適期か?偉そうにコメントできませんが、何となく黒系アゲハの痛みの進行が彼岸花の開花タイミングを追い越すのでは?と危惧しています。それと週末の空模様もパッとしないので心配ですね。アゲハのブルーの表現ですか?小生は未だそこまで拘る余裕がないです(^^;
あっ、やっぱり彼岸花、今年は咲くのが遅れている感じですよね。私もそう感じています。猛暑のせいで、花も蝶も、その適期が微妙に平年とは違うようなので、とにかく現地に足を運んでみるようにしております。
キアゲハの産卵は、この季節よく見かけるように思います。さすがに上手く表現されておられますね。先日、能登半島の海辺の岩場でも、セリ科植物に産卵するキアゲハを目撃して、海を背景に撮ろうと接近を試みましたが、落ちたら逝ってしまいそうな岩場なので、思うように動けぬうちに逃げられてしまいました。
キアゲハの産卵は、この季節よく見かけるように思います。さすがに上手く表現されておられますね。先日、能登半島の海辺の岩場でも、セリ科植物に産卵するキアゲハを目撃して、海を背景に撮ろうと接近を試みましたが、落ちたら逝ってしまいそうな岩場なので、思うように動けぬうちに逃げられてしまいました。
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fanseab
at 2010-09-23 21:32
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kenkenさん、コメントサンキューです。この夏は梅雨に大雨、梅雨明け後の猛暑と来て、冬は寒さが厳しそうです。来春のギフの羽化がどうなるかも心配ですね。
能登の岩場探索ご自愛ください。小生も海クロツ探索の際は、岩場からの転落の恐怖と戦っておりました。キアゲハの産卵は思いがけず会うことが多いですね。
能登の岩場探索ご自愛ください。小生も海クロツ探索の際は、岩場からの転落の恐怖と戦っておりました。キアゲハの産卵は思いがけず会うことが多いですね。