探蝶逍遥記

ヘリグロチャバネセセリ(6月27日)

 オオミスジ探索の合間に撮影したヘリチャの画像をご紹介しましょう。いつもオオムラサキ♂が出現する頃、雑木林の林縁でテリを張る♂をよく見かけます。いつもは適当に撮影していましたが、今回は少し真面目に取り組んでみました。しかし、毎度のことですが、フィールドではスジチャとヘリチャの区別が困難で、帰宅してからPC画像を眺めながらの同定能力に情けなくなります(^^;

 朝方、テリ張り開翅もせず、珍しく閉翅状態でいる新鮮な♂を発見。
++画像はすべてクリックで拡大されます++             
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D70, ISO=200, F9-1/500、-1.0EV、撮影時刻:8時27分
 
 縁毛がしっかりついてないと、このセセリは見栄えがしませんね。お次は♂の開翅。
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D70, ISO=200, F9-1/500、-0.7EV、撮影時刻:8時51分

 課題用のアングルでの撮影。この時間帯は、比較的テリ位置が高いので、このアングルで撮るのに、意外と苦労しました。お次は丁度満開状態のオカトラノオでの♂吸蜜。
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D70, ISO=200, F9-1/500、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:8時50分

 地味なセセリですけど、この花と組み合わせると、大変華やかな装いになると思います。別のポイントを探索中、日陰を緩やかに飛翔する個体を発見。♀でした。先ずはウメの葉上で休むベタ閉翅。
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D70, ISO=200, F9-1/320、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:10時11分

 課題のセセリ閉翅画像は、♀の特徴である腹部の形状を表現するのがポイント。その意味で、腹端が葉に隠れたのは反省材料です。葉陰から出たこの個体、ハルジョオンでしきりに吸蜜していました。その吸蜜開翅をパチリ。
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D70, ISO=200, F9-1/400、-0.7EV、撮影時刻:10時12分

 更に閉翅での吸蜜場面。
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D70, ISO=200, F9-1/250、-0.7EV、撮影時刻:10時13分

 オオチャバネやミヤマチャバネ等に比較するとストローの長さは短いですね。可憐なこのセセリ、とても好みです。次はスジグロチャバネセセリをきちんと撮りたくなりました。
by fanseab | 2009-07-02 21:07 | | Comments(14)
Commented by nomusan at 2009-07-03 05:53 x
スジチャとヘリチャ、難しいですよね~・・・。
採集してた頃、標本にしても同定に難儀してました(笑)。
オカトラノオとの組み合わせは良いですね。
Commented by fanseab at 2009-07-03 07:08 x
nomusan、コメント有難うございます。ところで、↑の記事での同定合ってますよね(笑) オカトラノオの画像は撮影している時には、それほどの感覚はなかったのですが、PCモニター上でエエ感じだなぁ~って気がつきました。
Commented by maeda at 2009-07-03 07:42 x
ヘリチャ、良いですね。北海道のセセリで撮れていないのが、この蝶とダイミョウです。占冠から富良野に掛けているはずなのですが、スジチャにしか出会ってません。どちらも局地的ですからね。
Commented by kmkurobe at 2009-07-03 19:45
ウーンこれは渋い・・・・・こういう種類こそタクニックの差が出るというものですね。素晴らしい恐れ入りました。
Commented by grassmonblue at 2009-07-03 19:45 x
久しぶりにコメントさせていただきます。
ヘリチャ、きれいですね。
同定がやなため、撮影もパスしがちになってしまいます。でもこんなふうに撮れたらチャーミングなことがよくわかりました。
それから、
阿蘇、充実の大遠征でしたですね。見覚えのある山容が出てきてなつかしかったです。わたしは07年の7日一日だけのミニ遠征でしたけど。
Commented by cactuss at 2009-07-03 20:48
fanseabさん、小生もこの2種の同定の仕方がわからなくて、苦労していましたが、昨年、naokiさんに簡単に同定できる方法を教えてもらいました。縁毛が黄色の個体はスジグロチャバネ、縁毛が白色なのはヘリグロチャバネとの事です。その同定法に従うと上3枚はスジグロチャバネだと思います。
オカトラノオの縦位置の写真はいい雰囲気ですね。
Commented by fanseab at 2009-07-03 22:58 x
maedaさん、ヘリチャもスジチャもカラフトも小さいながらキリリとパンチが効いたセセリだと思っています。確かに局地的ですが、山梨県内で真面目にスジチャとヘリチャの分布を追跡した訳でないので、確実にヘリチャを写せるか?といわれると自信ありません。
Commented by fanseab at 2009-07-03 23:01 x
kmkurobeさん、こんばんは。ヘリチャもスジチャも裏面の細くてクッキリとした翅脈が魅力のひとつだと思っています。その意味で、3,4,6枚目の絵が自分でも気に入っています。セセリは小さい割りに立体的な造形で、体の各部分にピントを合わせるのには相当神経を使いますね。
Commented by fanseab at 2009-07-03 23:03 x
grassmonblueさん、こちらこそ、お久しぶりです。そうなんです。後の同定がめんどくさくて、小生もこれまでパスしてきた種類です。でもよ~く観察すると可愛いでしょ! 阿蘇遠征、今でも雄大な景色が思い出されます。またいつか行ってみたい撮影地ですね。
Commented by fanseab at 2009-07-03 23:12 x
cactussさん、コメント有難うございます。縁毛の色と翅地色の差は確かに同定方法の一つですが、今回は表翅が撮れているので、表翅の特徴から同定を行いました。2枚目の♂では①前翅に中室下方に伸びる性標が認められないこと。②前翅第4室の橙色班に前翅中室外側の黒班が侵入しないこと。この2点でヘリチャと同定しています。♀の場合も②の識別点でヘリチャとしました。と言っても100%自信がないので、読者の方、どなたか別のご意見も伺いたいところです。
Commented by clossiana at 2009-07-04 19:42
この2種の同定は私も悩みます。いつも確信が持てないのです。しかも大抵の場所でこの両種は混棲していますから一層厄介ですね。それでもいれば必ずカメラを向けてしまいます。同定の方法は私はcuctussさんと一緒でこれはmaedaさんから教わりました。
Commented by furu at 2009-07-04 22:58 x
この仲間は翅裏のシンプルさが良いですね。
縁毛の色での判定法ですが、同じ個体でも角度や光線の状態によって白く見えたり黄色く見えたりするので、あくまでも参考程度に考えています。同じ地域での発生時期の違いも参考になりますね。
Commented by fanseab at 2009-07-06 07:09 x
clossianaさん、おっしゃる通り、2種の生息域が重なるので、余計混乱しますね。裏面からの縁毛に頼る方法だと、スレた個体では適用できないので厄介です。で、ついついややスレた個体はパスすることが多いです。
Commented by fanseab at 2009-07-06 07:21 x
furuさん、小生もスッキリとした裏面の美しさがこの両種の美点だと思います。ですので同属でも、のっぺりとした裏面デザインのカラフトセセリはあまり魅力を感じません。遠毛に頼る同定法はご指摘の通り、光線の加減、具体的にはストロボ照射で濃淡が変動するリスクがあります。
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