探蝶逍遥記

阿蘇山麓遠征(5月2日-6日): その(2)オオルリシジミ閉翅・開翅

 定番のベタな閉翅・開翅からご紹介しましょう。ただ、閉翅については、冒頭に述べたように♂♀判定が厳しいものがありますので、ひょっとして、間違っているかもしれません。先ずは♂。      ++いずれの画像もクリックで拡大されます++         
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D90, ISO=200, F8-1/160、-1.3EV、撮影時刻:5月4日、7時56分

 これは小雨の中、傘を差しての撮影。背景を暗く単純化すると白飛びしやすく苦労します。お次は♀。自信がないので2枚アップします。 
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D90, ISO=400, F8-1/800、-1.3EV、撮影時刻:5月2日、16時27分
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D90, ISO=400, F11-1/100、-1.0EV、撮影時刻:5月3日、6時58分

 1枚目は汚い個体ですが、開翅で♀を確認した後なので確実。比較的新鮮な2枚目も後翅裏面のオレンジ紋が小さいので♀と思うのですが・・・。なお♀は意外と小さな個体が多く、交尾ペアの♂♀判定に混乱をきたしました。さて、開翅ですが、6日間も滞在しているので、楽勝に撮れるだろうと高をくくっていたのですが、5/4-5と雨模様で撮影チャンスが無く、焦りました。♂♀表翅の美しさを堪能して頂きたいので、いずれも大き目の画像でご紹介しましょう。最初は♂の3連発。 
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D90, ISO=200, F13-1/125、-1.0EV、撮影時刻:5月2日、13時42分
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D90, ISO=400, F9-1/1000、-1.3EV、撮影時刻:5月3日、8時16分
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D90, ISO=400, F13-1/640、-1.3EV、撮影時刻:5月6日11時41分

 1枚目は裏面を同時に写しこんで、「オオルリ」のトレードマークである後翅のオレンジ帯を表現してみました。残り二枚は今年課題にしている開翅画像のルールに則ったアングルでの撮影です。

続いて♀の3連発。
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D90, ISO=400, F9-1/1250、-1.3EV、撮影時刻:5月3日10時40分
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D90, ISO=200, F10-1/640、-1.3EV、撮影時刻:5月6日7時44分
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D90, ISO=200, F10-1/800、-1.3EV、撮影時刻:5月6日7時47分

 最初の個体は、クララの葉上での開翅シーンですが、♀としては異例に前翅頂が尖って、外縁部の暗色部が細い変異を示しています。こんな個体がいるので、前翅頂の尖りだけで、♂♀判定をするリスクは高くなります。2枚目はこのシジミとしては最大に開いた場面。翅全面になんとかピントが来る限界まで開いてくれて感謝です。

 爽やかに晴れ渡った草原の朝、草地のいたるところで誇らしげに瑠璃色の翅を拡げるシーンは例えようも無く美しいものでした。次回は飛翔シーンのご紹介です。
by fanseab | 2009-05-10 21:17 | | Comments(18)
Commented by otsuka at 2009-05-10 22:26 x
オオルリと阿蘇の大自然とを満喫させてもらっています。
結構、個体差があるんですね。その個体差をうまく表現されているのはさすがです。
オオルリシジミはまだ見たことがなく、もちろん一度見てみたいのですが、何時のことになりますやら。
Commented by thecla at 2009-05-10 22:36 x
今年は、阿蘇のオオルリ三昧のGWでしたか。
開翅2枚目の全開画像は、ほんとうにシャープでピンが来て最高ですね。最近ベタ画像の難易度の高さに困っています(^^;
Commented by kmkurobe at 2009-05-10 22:52
やはりこちらのとは雰囲気違いますね。
一回は行ってみたいですね。
Commented by 6422j-nozomu2 at 2009-05-10 23:24
ほぉーっ。5日間阿蘇三昧でしたか、お疲れ様でした。オオルリ、蝶屋としては一度はチャレンジしたいですね。開翅を見ると、やはり♀個体の方がしびれますね。まだまだ色んな蝶が登場しそうなので楽しみにしております。
Commented by Lycaenidae at 2009-05-10 23:42
オオルリシジミ、やぱり、良いですね~。
また、阿蘇の行きたくなってきました。(笑)
特に♂の後翅表に色々なブルーが微妙に重なって素晴らしいです。
Commented by fanseab at 2009-05-11 07:10 x
otsukaさん、阿蘇山もオオルリも楽しませて頂きました。こちらですと、信州で手軽に観察できるポイントがありますが、飼育個体の放蝶繁殖なのでちょっと気乗りがしません。これだけ一つの蝶を長期間追いかけるのも初めての体験でした。
Commented by fanseab at 2009-05-11 07:20 x
theclaさん、滞在中の2日間は雨にたたられて、正確には3日間のオオルリ三昧でした。ベタ開翅画像には苦労しますね。今回も頭部を上に配置するルールを適用すると全滅でした(^^;
Commented by fanseab at 2009-05-11 07:25 x
kmkurobeさん、おはようございます。長野県の希少ポイントの個体群と撮り比べてみたいですね。阿蘇で観察していても♂♀共に微妙な個体変異があって楽しめました。
Commented by fanseab at 2009-05-11 07:33 x
ノゾピーさん、コメント有難うございます。永年の夢が叶い、オオルリ三昧、最高の贅沢をさせて頂きました。そうですか?♀が好みですか?しかし、♂のブルーの色合の変化も素晴らしかったですよ。オオルリ以外の蝶は残念ながら不作でした。
Commented by fanseab at 2009-05-11 07:45 x
Lycaenidaeさん、阿蘇、また行きたくなるでしょう?こちらも癖になりそうです。確かに♂表翅のブルー、見る角度とかで、微妙に変化して奥深いですね。とにかく、翅全面にピントを来させるのに大変苦労しました。
Commented by maeda at 2009-05-11 19:27 x
♀の表も変異があるのですね。
そんな目で見たこともないので知りませんでした。
じっくり観察、これが大切なようです。
Commented by kenken at 2009-05-12 00:09 x
おっと、出遅れましたが、更新をお待ちしておりました。う~ん、さすがに綺麗に表現されていますね。素晴らしいしっとり感です。
言うまでもなく、後翅のオレンジも写し込んだ開翅シーンが最高で、涙ちょちょぎれます。
どんどん引っ張って下さいませ。
Commented by fanseab at 2009-05-12 07:16 x
maedaさん、数日間に渡り同一種を追跡するのは初体験でした。開翅についてもボロから完品まで沢山撮影したので、後から細かな変異に気がつきました。一番興味深かったのは♂のサイズに相当なバラツキがあることでした。
Commented by fanseab at 2009-05-12 07:27 x
kenkenさん、開翅シーンも真面目に取り組むと奥が深いことを痛感させられた数日間でした。今回は貴殿お好みの「表翅と裏面を同時に表現する」手法は敢えて封印し、ひたすら表翅全面にピントがくることに集中した撮影でしたね。
Commented by chochoensis at 2009-05-12 07:34 x
fanseabさん、=オオルリシジミ=♂の開翅写真は未撮影なのでとても羨ましいです・・・いつかチャレンジしたいです、素晴らしい写真にため息をついています、素敵です!!!
Commented by fanseab at 2009-05-12 23:28 x
chochoensisさん、♂の開翅は活動開始直後の午前7-8時の時間帯が狙い目だと思います。午後でも開きますが、結構敏感ですぐに翅を閉じたりします。ある程度余裕を持って観察すれば、確実に撮影はできると思います。チャレンジしてみてください。
Commented at 2012-05-24 10:54 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2012-05-24 10:56 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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