探蝶逍遥記

北ボルネオ・キナバル遠征記:(23) セセリチョウ科

 長々と続けてきたこの遠征記もいよいよ大詰めです。セセリチョウもジャノメ・ワモン同様、毎回の遠征毎に新しい出会いを期待するのですけど、いつも期待が裏切られる結果となっています。例えばエグリバセセリ(Odontoptilum sp.)等、一度は撮影したいんですが、出現してくれません(^^;;

 最初は、朝方、ポーリン温泉付近の渓流沿いに現れたハリサキバネセセリ(Burara harisa consobrina)。            ++画像はクリックで拡大されます++      
f0090680_2153539.jpg
D70, ISO=400, F3.5-1/640、+0.3EV、撮影時刻:2008年5月3日、8時29分

 Burara属の同定ははっきり言って、難しいです。Oedipodiaとは後翅形が異なるので、区別が可能ですけど、tuckeri、jaina、etelkaあたりとの識別が困難です。このセセリも数が少なく、撮影機会は↑の一瞬だけでした。お次はベトナムでも出会ったセナキバネセセリ(Bibasis sena uniformis)。
f0090680_21532635.jpg
D70(トリミング), ISO=500, F8-1/200、内蔵ストロボ、撮影時刻:2008年5月3日、8時55分

 ここは地面からの吸水ですが、持参した一脚に染みた管理人の汗もお気に入りのようでした。ラストは管理人初体験のシンドゥアカオビセセリ(Koruthaialos sindu sindu)。
f0090680_2153399.jpg
D70, ISO=400, F7.1-1/125、内蔵ストロボ、撮影時刻:2008年4月30日、9時00分

 このセセリは公園本部付近での撮影。クロセセリの前翅白帯が、濃橙色に置き換わったようなセセリですね。鳥の糞がまだ新鮮だったのでしょう。長時間にわたって吸汁し、良きモデルになってくれました。二匹目のドジョウ(セセリ?)を狙って翌日も同じポイントをほぼ同時刻に訪れましたが、このセセリは出現してくれませんでした。

 あと、キマダラセセリ(Potanthus sp.)の仲間も撮影済みですが、酷い絵なので、ここでは割愛します。結局、セセリ類はわずか3種類と、極めて悲惨な結果に終わりました。<次回に続く>
by fanseab | 2009-03-14 21:56 | | Comments(8)
Commented by maeda at 2009-03-15 06:27 x
この大型のキバネの仲間が、何種か居りますよね。
2-3種は持っているのですが、どれもあまり綺麗ではありません。この絵のような完品を見ていないです。
当時が思い出されます。
Commented by banyan10 at 2009-03-15 16:57
大型のセセリはいいですね。
まだ沖縄でも撮影できていないのが何種類かいます。
赤いラインなど入っていると南国らしさを感じます。
Commented by chochoensis at 2009-03-15 19:57
シンドゥアカオビセセリ・・・こういう派手派手クンもいるんですね!いやはや驚きです。こんなのが現れたらドキッとしてしまいそうです、素敵です!
Commented by thecla at 2009-03-15 20:59 x
南国は、やっぱり大型のセセリが映えますね。
シンドゥアカオビセセリは、ちょっとこっちにいないタイプのセセリでこんなの見たらドキドキしそうですね。
Commented by fanseab at 2009-03-15 21:29 x
maedaさん、Buraraとか、Bibasisは、すばしこいうえに、出現時間が限定されているので、撮影チャンスも少ないです。夕方粘れば撮れる可能性のある日でも、スコールでNGになったり、1週間程度の滞在期間がないと確実にゲットできないかもしれません。
Commented by fanseab at 2009-03-15 21:33 x
BANYANさん、国内でもアオバやキバネ等の大型セセリは魅力があるけど、きちんと撮影するのは難しいですね。特に吸水時のランダムな飛翔→吸水パターンには大変苦労します。訪花時が一番楽かもしれませんが、Buraraの仲間が果たして吸蜜するのか、小生はよくわかりません。
Commented by fanseab at 2009-03-15 21:35 x
chochoensisさん、東南アジアのセセリの仲間は大変バリエーションに富んでいて、図鑑を見ていても飽きません。しかし、撮影のチャンスは意外となくて、活動時間や、活動エリアの予備知識がないと遠征しても空振りに終わることが多いような気がします。シンドゥを発見した時は、胸が高鳴りました。
Commented by fanseab at 2009-03-15 21:38 x
theclaさん、大型のセセリ類はそのブーンという、羽音を聞くだけで興奮しますね。シンドゥは最初、セセリと思わず、赤い花が咲いている・・・と思って接近して初めて蝶だと気がつきました。図鑑上でいることが分かっていても、頭の中には、国産セセリの常識しかないので、こういったことがよく起こります。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード