探蝶逍遥記

北ボルネオ・キナバル遠征記:(20) チャイロフタオチョウ

 タテハフリークの管理人にとって、イナズマと並んで撮影したいのが、フタオチョウの仲間。しかし、どの遠征先でも期待するほど、珍しい種群に巡り会うことができません。今回遠征では、多少毛色の異なるフタオ、例えばボルネオフタオ(Charaxes borneensis)あたりを当然、狙ったのですけど、坊主。結局、どこでも見られる普通種、チャイロフタオチョウ(C.bernardus repetitus)のみ、撮影できたのでした。まぁ、ボルネオ産亜種をゲットしただけでも良しとしましょう。最初の画像は、キナバルミカドを撮影した公園本部付近でのもの。                  ++画像はクリックで拡大されます++  
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D70, ISO=400, F7.1-1/100、内蔵ストロボ、撮影時刻:2008年4月29日、11時46分

 右後翅が大幅に欠落しているおかげで、普段は拝むことが稀な左後翅表の斑紋を観察できます。それにしても、本種はトラップを撒いてから、30分ほどで、どこからともなく出現しました。本当にその嗅覚にはいつも驚かされます。お次は、同じポイントでの広角画像。
f0090680_1037312.jpg
D40-1855@18mm, ISO=200, F6.3-1/50、撮影時刻:2008年4月29日、12時47分

 暑い昼下がり、普通種と言えども、のんびりとフタオの吸汁画像を撮る瞬間は癒されるものがあります。次回はジャノメチョウ亜科をご紹介したいと思います。ご期待ください。
by fanseab | 2009-03-01 10:40 | | Comments(4)
Commented by banyan10 at 2009-03-01 15:44
広角を撮影した方はほとんど破損していないように見えますが、本当は尾状突起が2つなのでしょうか?
いずれにしても、こういう色のフタオもいるのですね。かなり印象が違います。
Commented by fanseab at 2009-03-01 22:30 x
BANYANさん、両画像に写っているのは、同一個体です。尾状突起は、フタオと言っても、本種♂は、「フタオチョウ」の名前とは裏腹に、肛角部の突起はほとんどないのです。♀は完璧に二個突起があるのですが、珍品で出会ったことがありません。沖縄で見られるのはPolyura属で、Charaxes属とはかなり印象が異なるものが多いですね。
Commented by カオヤイ at 2009-03-04 16:18 x
こんにちは。
この仲間は、吸水や動物の糞等に寄ってくるときは羽を開いてくれませんね。
吸水なんかが終わって近くの枝に移ったときは、
普通種と言えども綺麗な羽の表を見せてくれますが、
中々そんなところに行き当たりません。

Commented by fanseab at 2009-03-04 21:33 x
カオヤイさん、こんばんは!御指摘の通り、吸汁中の開翅は期待できませんね。恐らく高い梢でテリ張りする時は開翅するのだと思いますが、撮影できる距離には来ないのでしょう。
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