近場でのゼフ越冬卵探索(2月21日)
土曜日、天気予報によれば、「横浜の最高気温は8℃」。寒さがこたえそうだなぁ・・・と防寒対策をしっかりとして、横浜南部の公園に繰り出しました。お目当てはゼフの越冬卵。管理人はこれまでゼフの越冬卵を真面目に探索したことはありません。ましてや、雪道を辿ったり、木によじ登ったりする本格的な経験もありません。しかし、一度は経験しておこうと思って、この日はミドリ、ウラゴにポイントを絞って探してみることにしました。
昨シーズン、成虫を観察した公園なら何とかなるだろう・・・との目論みで、探索をスタート。先ずはミドリシジミです。この時期、棒状の雄花が垂れ下がっているので、ハンノキは夏場よりも簡単に発見できますね。最初の2本は坊主。場所を変えて、5本目でようやくそれらしきものを発見。 ++画像はクリックで拡大されます++
D90-SMZ@80mm(トリミング), ISO=200, F29-1/200、-2.0EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:9時54分
どうやら、樹皮が大きく裂けた成木よりも、比較的若い幹についているようです。一つ見つかると、その近くに縦方向に次々と発見できました。多分♀が幹を上下方向に伝いながら産卵するのでしょうね。
D90-SMZ@52mm(トリミング), ISO=200, F29-1/200、-2.0EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:9時58分
↑の画像付近を魚露目で少し引いたアングルで撮影。
D90-1855@55mm-gy-8, ISO=200, F29-1/200、-2.0EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:10時09分
黄矢印が2枚目の越冬卵です。樹皮が縦方向にヒビ割れしていて、その割れ目に好んで産み付けられています。一箇所だけ2卵塊がありました。
D90-SMZ@80mm(トリミング), ISO=200, F32-1/200、-1.3EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:10時58分
思いのほか、上手くミドリをゲットしたので、気分を良くして、お次はウラゴです。6月に個体数の多かったポイントで、以前から産卵木になるだろうと目をつけていたイボタノキを早速調査。老眼が進んだ目には、この手の調査は厳しいです。時折、持参したルーペを最大限に活用。暫くして2卵をゲット。
D90-SMZ@68mm(トリミング), ISO=200, F32-1/200、-1.3EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:11時29分
両方共に卵の中央が孔開きなので、恐らく孵化したのでしょうか?検したイボタの株は既に芽吹きがスタートしています。時期的に符号するのか?管理人は素人故、よくわかりませんが。。。更に探索を続けると、6卵塊を発見。
D90-SMZ@80mm(トリミング), ISO=200, F32-1/200、-1.3EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:11時41分
1卵は既に孵化済み?残りはこれからなのでしょう。それにしても、何回見ても、ウラゴの卵の造形美には感動します。小生は甘党なので、どうしても上質なお菓子を連想してしまいます。ウラゴの場合は色あいからして、カシスエキス入りタルトに見立てました。パソコン上で画像処理をしていると、何故か、紅茶を飲みたくなってきました(笑)。左党を自認する読者の方はそんなことは考えないでしょうがね。さて、この卵塊は結構陽射しが強く当る枝上にありましたので、自然光での撮影にも挑戦。
D90-SMZ@80mm(トリミング), ISO=1600, F32-1/500、-2.0EV、撮影時刻:11時44分
手ブレ防止のため、高速シャッターを切らねばならず、試しにISO=1600まで上げての撮影。多少、色ノイズが発生していますが、D70だとISO=640並の粒状性は保持されています。高感度特性がアップしたD90の有難みを感じる画像です。これから暗目の環境での撮影に威力を発揮してくれそうです。
ゼフ越冬卵探索の手始めは天気予報が良い方向に外れて、探索の途中で汗ばむほどで、何とか成果が上がってホットしました。オオミドリとかミズイロオナガ等も今後チャレンジしてみたいと思います。
昨シーズン、成虫を観察した公園なら何とかなるだろう・・・との目論みで、探索をスタート。先ずはミドリシジミです。この時期、棒状の雄花が垂れ下がっているので、ハンノキは夏場よりも簡単に発見できますね。最初の2本は坊主。場所を変えて、5本目でようやくそれらしきものを発見。 ++画像はクリックで拡大されます++
D90-SMZ@80mm(トリミング), ISO=200, F29-1/200、-2.0EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:9時54分
どうやら、樹皮が大きく裂けた成木よりも、比較的若い幹についているようです。一つ見つかると、その近くに縦方向に次々と発見できました。多分♀が幹を上下方向に伝いながら産卵するのでしょうね。
D90-SMZ@52mm(トリミング), ISO=200, F29-1/200、-2.0EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:9時58分
↑の画像付近を魚露目で少し引いたアングルで撮影。
D90-1855@55mm-gy-8, ISO=200, F29-1/200、-2.0EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:10時09分
黄矢印が2枚目の越冬卵です。樹皮が縦方向にヒビ割れしていて、その割れ目に好んで産み付けられています。一箇所だけ2卵塊がありました。
D90-SMZ@80mm(トリミング), ISO=200, F32-1/200、-1.3EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:10時58分
思いのほか、上手くミドリをゲットしたので、気分を良くして、お次はウラゴです。6月に個体数の多かったポイントで、以前から産卵木になるだろうと目をつけていたイボタノキを早速調査。老眼が進んだ目には、この手の調査は厳しいです。時折、持参したルーペを最大限に活用。暫くして2卵をゲット。
D90-SMZ@68mm(トリミング), ISO=200, F32-1/200、-1.3EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:11時29分
両方共に卵の中央が孔開きなので、恐らく孵化したのでしょうか?検したイボタの株は既に芽吹きがスタートしています。時期的に符号するのか?管理人は素人故、よくわかりませんが。。。更に探索を続けると、6卵塊を発見。
D90-SMZ@80mm(トリミング), ISO=200, F32-1/200、-1.3EV、外部ストロボ、-1.0EV、撮影時刻:11時41分
1卵は既に孵化済み?残りはこれからなのでしょう。それにしても、何回見ても、ウラゴの卵の造形美には感動します。小生は甘党なので、どうしても上質なお菓子を連想してしまいます。ウラゴの場合は色あいからして、カシスエキス入りタルトに見立てました。パソコン上で画像処理をしていると、何故か、紅茶を飲みたくなってきました(笑)。左党を自認する読者の方はそんなことは考えないでしょうがね。さて、この卵塊は結構陽射しが強く当る枝上にありましたので、自然光での撮影にも挑戦。
D90-SMZ@80mm(トリミング), ISO=1600, F32-1/500、-2.0EV、撮影時刻:11時44分
手ブレ防止のため、高速シャッターを切らねばならず、試しにISO=1600まで上げての撮影。多少、色ノイズが発生していますが、D70だとISO=640並の粒状性は保持されています。高感度特性がアップしたD90の有難みを感じる画像です。これから暗目の環境での撮影に威力を発揮してくれそうです。
ゼフ越冬卵探索の手始めは天気予報が良い方向に外れて、探索の途中で汗ばむほどで、何とか成果が上がってホットしました。オオミドリとかミズイロオナガ等も今後チャレンジしてみたいと思います。
by fanseab
| 2009-02-22 09:20
| 蝶
|
Comments(16)
Commented
by
banyan10 at 2009-02-22 14:00
初めて探して2種類はすごいですね。
ウラゴマダラは狭山などでも2月下旬に孵化するようです。
ミズイロは低い位置にはあまり見つからないようですが、オオミドリは探しやすいと思います。
ウラゴマダラは狭山などでも2月下旬に孵化するようです。
ミズイロは低い位置にはあまり見つからないようですが、オオミドリは探しやすいと思います。
0
Commented
by
maeda
at 2009-02-22 17:11
x
ウラゴの孵化が始まっているようですね。
私はこの卵を最近見ていないので、探し出したいところですが、毎週毎週雪が降って元気が出ません。
私はこの卵を最近見ていないので、探し出したいところですが、毎週毎週雪が降って元気が出ません。
Commented
by
fanseab
at 2009-02-22 20:05
x
BANYANさん、天気にも恵まれたので、比較的じっくりと探すことができて、助かりました。ウラゴは昨年山梨で、産卵現場に立会い、♀が産みそうな枝先の特徴を覚えていたので、意外と楽に発見できました。ミドリは、結構苦戦しました。オオミドリを次に狙ってみます。
Commented
by
6422j-nozomu2 at 2009-02-22 20:06
卵撮影一度もしたことがありませんが、初回でこの写りなら大満足ではないのでしょうか。ハマってしまわれるのでは?
Commented
by
fanseab
at 2009-02-22 20:08
x
maedaさん、確かに北海道での越冬卵探しは、平地性・山地性の区別無く、いずれも雪との戦いになるのですね。小生も、ジョウザンやエゾとかまでは、手を出せません。
Commented
by
fanseab
at 2009-02-22 20:11
x
ノゾピーさん、越冬卵や超マクロ撮影の道具立てを現在検討中なので、その検討も含めてフィールドに出てみました。今回は以前作成した改造ズームマクロで撮影しましたが、もう少し描写の改良が必要だと思っています。しかし、撮影技術以前に、卵の探索技術がないと話しになりませんが。。。。
Commented
by
kenken
at 2009-02-22 22:43
x
おっと、貴殿としては珍しいゼフ越冬卵撮影ですね。
ウラゴの雰囲気がよく出ています。
もう春ですなぁ、孵化していますね。
きっと近くの新芽を探すと幼虫を見つけられたのではないかな?
もう少し時期が経ってからの中齢幼虫の撮影なんかも面白いかもです。
ウラゴの雰囲気がよく出ています。
もう春ですなぁ、孵化していますね。
きっと近くの新芽を探すと幼虫を見つけられたのではないかな?
もう少し時期が経ってからの中齢幼虫の撮影なんかも面白いかもです。
Commented
by
fanseab
at 2009-02-23 07:15
x
kenkenさん、そうなんです。小生には不馴れなことをやってみました。卵の探索もそうですが、夏場に♀の産卵シーンを抑える意味でも産卵位置の確認をしたかったことも、探索のきっかけでした。孵化したばかりの幼虫探索は卵以上に難しそうですね。
Commented
by
chochoensis
at 2009-02-23 07:38
x
fanseabさん、=ゼフ=の卵・・・暫く探していませんが懐かしいです・・・どの写真もシャープで素晴らしいですね・・・。流石です。
Commented
by
fanseab
at 2009-02-23 23:29
x
chochoensisさん、コメント有難うございます。高倍率マクロを試してみたくて、ゼフの越冬卵を撮影してみました。手持ちでの撮影ですので、鮮鋭度は今回が限界に近いですね。もう一工夫して、さらにシャープな画像を目指したいと思います。
Commented
by
cactuss at 2009-02-24 00:05
ストロボ使いの名手が撮ると小さな卵もきれいに撮れるんですね。
下の条件を見ないとあまりストロボを使った事を感じさせない所がすごいですね。
下の条件を見ないとあまりストロボを使った事を感じさせない所がすごいですね。
Commented
by
fanseab
at 2009-02-24 07:14
x
cactussさん、これだけ小さな被写体だと手ブレ防止がキーポイントになりますね。ボディ側に手ブレ防止機能がない場合はストロボの閃光時間を利用して実質的なシャッター速度を稼げねばなりません。ただ被写体が凄く小さいので、逆にストロボ照射光のムラができず、自然な感じに仕上がるようです。
お見事!! シャープな写真で素晴らしいです。
私のカメラ設定では、たとえ見つけてもこんなには撮れません。
fanseabさんらしいこだわりと用意周到さですね。
ご一緒して撮影スタイルを拝見してますから、すごく納得できます。
私のカメラ設定では、たとえ見つけてもこんなには撮れません。
fanseabさんらしいこだわりと用意周到さですね。
ご一緒して撮影スタイルを拝見してますから、すごく納得できます。
Commented
by
fanseab
at 2009-02-25 07:07
x
ダンダラさん、おはようございます。何とか越冬卵の造形を捕らえることができました。条件設定はまだまだ工夫の余地があり、もう少し拘ってみたいと思います。新成虫が本格的に発生し始めたら、止めますが……
Commented
by
愛野緑
at 2009-02-25 23:07
x
小さいミドリシジミの卵が、野外でこれだけ大きく撮れているのはさすがですね。
ウラゴマの方はふ化後だったようですね。近くの芽に幼虫が潜んでいるかもしれませんので、探してみてください。
ウラゴマの方はふ化後だったようですね。近くの芽に幼虫が潜んでいるかもしれませんので、探してみてください。
Commented
by
fanseab
at 2009-02-26 07:14
x
愛野緑さん、コメント恐れ入ります。越冬卵に限らず、卵を真面目に写したことがなかったので、多少道具立てを工夫してみました。ウラゴは撮影時、孵化かどうか?自信が無かったので、初令幼虫の確認はしませんでした。