探蝶逍遥記

アカボシゴマダラ長角型越冬幼虫(2月8日)

 久しぶりにアカボシ幼虫の話題です。今日はどこにも出かけられないのでご近所(川崎市内)での観察。アカボシ越冬幼虫は通常、頭部突起長さが短い短角型(休眠型)で越冬します。ところが中には変わり者がいて、長角型(5齢)で越冬する個体も見かけます。拙ブログでも、昨年正月にご紹介したことがあります 。ただ、この時の個体は正月以降、鳥に捕食されたのか?すぐに姿を消しました。一方、神奈川県内での報告では、「稀に長角型越冬が観察される」とあります。今回、いつもの観察ポイントをなにげなく覗くと、長角型越冬幼虫がいたので報告するものです。
++画像はクリックで拡大されます++
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D90-1855@52mm-gy8(トリミング), ISO=800, F22-1/13、-1.7EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時28分

 金網フェンス脇のエノキの幹上、地上高さ15cm程度。脇を通る歩道上からでは80cm程度でしょうか?ご覧のように体色はややくすんでいますが、緑色は保持されています。体長は約35mm。5齢の平均的体長に比較すると短いので、越冬中に縮んだのでしょう。改造ズームマクロで拡大してみました。
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D90-SMZ@31mm, ISO=500, F20-1/60、-2.0EV、外部ストロボ、撮影時刻:9時43分

 姿形・色調は越冬幼虫とは信じられないですね。このまま羽化までこぎつけられるのか?継続観察を続けるつもりです。

 ところで、先月、D70(D70S)の後継ボディとしてD90を購入しました。実はD300もしくは、D700の購入も検討したのですが、時期尚早と判断し、とりあえず、液晶画面が小さ過ぎて老眼の進んだ管理人を困らせているD70(D70S)には引退してもらうことにしました。1200万画素の解像度、ISO=1600でも使える高感度特性には満足しています。一方で、RAW現像時に600万画素のD70では気が付かなかった現像スピードが無茶苦茶遅くなったのにはビックリでした。パソコンの方も高速処理マシンに更新せねばならない状況です。デジカメを使った趣味は本当にお金がかかりますね(^^;;
by fanseab | 2009-02-08 21:04 | | Comments(12)
Commented by maeda at 2009-02-09 06:01 x
この幼虫、越冬とは思えない色彩ですね。
今後が楽しみです。
カメラの画素数が増えると、それを処理するPCの性能を良くしないと時間が掛かります。おまけにカメラもPCもサイクルが短くなって、以前より投資が必要ですね。
Commented by fanseab at 2009-02-09 07:20 x
maedaさん、この色調はいやでも目立ちますね。鳥に捕食されるリスクも高いと思います。デジ一の画素数は1200万で十分と思われるので、お次はPCの投資になります。vistaの評判が良くないので、OSをどう選ぶか?悩み所です。
Commented by tsukikumo at 2009-02-09 07:53 x
お久しぶりです。
奄美産のアカボシはこういう感じなのが結構多いそうです。奄美で第1化が極端に少ないのはやはり多くの個体がこの状態では越冬出来ない、しかし個体群が維持出来る程度に極一部の個体は無事成虫化できるということでしょうか。未確認ですが聞いた話では蛹で越冬するのも稀にいるとか・・・
こうなるとツマグロヒョウモン同様、決まった越冬態を持たない、というのが正解に近いのかもしれません。
もちろん亜種の違いや生息地の気温等環境の違いを無視しての暴論かもしれませんが。
Commented by banyan10 at 2009-02-09 18:41
継続して観察できると面白いですね。
僕もD90は欲しいのですが、当面は新しい機材は難しいですね。
画素数も倍になっているのですね。うーん欲しい!(^^;
Commented by fanseab at 2009-02-09 22:35 x
tsukikumoさん、こんばんは。
詳しいコメント有難うございます。小生も奄美産亜種の越冬スタイルを一度、この目で確認したいなぁと思っています。神奈川産は移入種ですから、全く未知の環境に戸惑いながらも最適の越冬スタイルをこれからも模索していくことでしょう。多化性ゆえに越冬態の議論は複雑ですね。
Commented by fanseab at 2009-02-09 22:37 x
BANYANさん、運良く最終ステージまで観察にこぎつけたいです。
D90、老眼対策の為に購入したようなものです。沢山の画像を処理するハイシーズンまでにPCをどうするか?頭を悩ませています。
Commented by hirokou at 2009-02-09 23:42 x
アカボシの長角型寒い中頑張っていますね。
体はふっくら越冬体型のようですが、体側面下の毛のスカートが短角型より少なく寒そうな感じです。今後の観察が楽しみですね。
私はEOS40Dに50Dを追加しましたが、40Dに比べカメラからPCへの転送にかなり時間がかかる様になりました(-_-;)
Commented by fanseab at 2009-02-10 07:19 x
hirokouさん、おはようございます。おっしゃる通り、長角型は本来の越冬態でないので、寒そうに見えます。でも意外に体液凍結防止用のグリセリン濃度が増加する等、それなりの工夫をしているのかもしれませんね。
デジ一眼の画素数はWEB公開専用なら1200万画素で十分です。後はD700並に高感度特性を上げて欲しいです。
Commented by ダンダラ at 2009-02-10 08:52 x
新機種導入おめでとうございます。
本格的なシーズンインが楽しみですね。
ずっと前(30年以上前)にゴマダラでも観察したのですが、そのときは寄生か何かによるホルモン異常かと思いました。
(体側に寄生されたような跡もあったので)
拙ブログにそんなことが書いてありますが、この観察結果によっては書き直さないといけないかもしれないです。
Commented by ainomidori443zeph at 2009-02-10 16:41
ご無沙汰してます。
長角型で越冬しているものはいままで見たことないです(ゴマ、オオムラ)。やはりアカボシは異色(移植)なのでしょうか?

ところで、この幼虫、いったん地上で過ごしたものが登ってきたのではないですよね。
Commented by fanseab at 2009-02-10 22:36 x
ダンダラさん、有難うございます。早く新成虫を撮りたいですね。
貴ブログに記載された甲府での観察事例も読みました。
ゴマダラでも時々、長角型は稀に観察されるようで、報文もあります。
Commented by fanseab at 2009-02-10 22:39 x
愛野緑さん、こんばんは。
長角型はゴマダラにしろ、極めて稀な事例だと思います。アカボシの場合は、無茶苦茶個体数が多いので、稀な事例でも確率的にゴマダラより長角型が発見される事例が多いのかもしれません。この幼虫について継続観察した訳でないので、断言できませんが、落葉が積もらないような場所なので、落葉中にはもぐりこむことができず、地上には降りていないと思います。
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