探蝶逍遥記

ムラツ越冬集団の観察:その5(2009年1月10日)

 昨日、前回観察した千葉の公園にまた状況確認に行ってきました。最初は低い位置にいた2頭集団。残念ながら、集団は消失していました。       ++画像はクリックで拡大されます++ 
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GX100@5.1mm(トリミング), ISO=100, F3.6-1/30、-0.7EV、内蔵ストロボ、撮影時刻:11時58分

 実はブログ仲間の papilaboさんより、この集団が既に1/6には消失している旨、情報を頂いておりました。一方、この集団の近くにあるクロガネモチの葉上の2頭集団は健在でホッとしました。
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D40-1855@55mm-gy8(トリミング), ISO=400, F22-1/30、-2.7EV、外部ストロボ、調光補正-1EV、撮影時刻:12時19分

 前回とは異なる角度からの撮影です。左側の個体は尾状突起も欠落して翅の痛みが激しいですね。さらにサンゴジュ上での単独越冬個体も探索したのですが、これも消えていました。結局、この日確認できたムラツ集団は1群(2頭)のみと、寂しい結果に終わりました。このところ、関東地方は冷え込みが激しくて、最低気温が氷点下にもなっています。ムラツの越冬にとって正念場を迎えているのでしょう。

 さて、ウラギンシジミの状況はさほど変化がありませんでした。前回、見出せなかったスダジイ上の2個体(場所は各々別)をアップしましょう。
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D70-10.5-X1.4TC, ISO=200, F8-1/80、-1.0EV、撮影時刻:11時17分
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D40-1855@55mm-gy8(トリミング), ISO=400, F22-1/125、-2.7EV、外部ストロボ、調光補正-1EV、撮影時刻:12時55分

前回、冒頭でご紹介した2頭集団もそのままの状況でした。
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D40-1855@55mm-gy8(トリミング), ISO=400, F29-1/125、-2.7EV、外部ストロボ、調光補正-1EV、撮影時刻:13時03分

 最後にサンゴジュ葉上のムラサキシジミの状況を確認しました。前回は合計4頭を見出したのですが、今回は2頭が消えて、残り2頭となりました。
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D40-1855@55mm-gy8(トリミング), ISO=400, F29-1/6、-2.7EV、外部ストロボ、調光補正-1EV、撮影時刻:13時14分
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D40-1855@55mm-gy8(トリミング), ISO=400, F25-1/125、-2.7EV、外部ストロボ、調光補正-1EV、撮影時刻:13時25分

 最初の画像は前回、ブログ仲間の ダンダラさんとツーショットで収まった個体。2枚目は今回初めてご紹介する個体で、2段脚立の上に乗って、ようやく届く高さでの撮影でした。

 昨日は朝から曇り勝ちで、強風が舞う寒い日でした。防寒着に身を固めた管理人でさえ、寒さに震える環境でしたが、蝶達にとっては、環境はもっと厳しいのでしょう。最後まで残ったムラツ2頭にはなんとか暖かい春を迎えて欲しいものです。

 *ムラツ越冬集団情報を頂いたpapilaboさんに、この場でお礼申し上げます。
by fanseab | 2009-01-11 22:13 | | Comments(14)
Commented by cactuss at 2009-01-12 09:31
ご一緒した千葉の公園のムラツ、ムラシは寒さに耐えられず、数が減っていくんですね。それに比べ、ウラギンシジミは寒さに強そうですね。こちらではムラシ、ウラギンシジミは越冬していますが、ムラツは見付かりません。
Commented by clossiana at 2009-01-12 12:13
ダンダラさんとご一緒させて頂いた1月6日の時点で、すでに数が激減していましたが、10日現在で2頭ですか。。。厳しいですね。でも、この数は昨年と全く変わりませんので、何処かに隠れている、ほんの僅かな個体だけが生き延びるのでしょうね。
Commented by カオヤイ at 2009-01-12 14:44 x
やはり自然は厳しいですね。
どこか、見つからない場所に安住の地があるんでしょうか?

10日にカオヤイ国立公園に行ってきましたが、
標高800m位で13℃、
さすがに蝶は少なかったですね。
Commented by maeda at 2009-01-12 16:13 x
1月を乗りきりとどうにか春を迎えられそうな気がしますが、予想以上に越冬は厳しいのですね。
Commented by chochoensis at 2009-01-12 20:10 x
fanseabさん、=ムラツ=にとっても凄く厳しい現実なのですね・・・随分減少してしまい心配です・・・この寒さを是非のりきって欲しいです!
Commented by fanseab at 2009-01-12 20:39 x
cactussさん、ムラツは集団でいるだけに、数の減少が目立ちますね。ムラシも徐々に減っていく感触です。ウラギンはかなり気温が上がっても活動しないので、越冬中のエネルギー消耗度が低いので、比較的安定しているのかな?とも思います。
Commented by fanseab at 2009-01-12 20:42 x
closssianaさん、貴殿の継続的な観察の穴埋めができたかもしれません。貴殿が予想された通り、1/10前後が彼らにとって、厳しい時期のようです。仰る通り、まだどこかに隠れている個体群があると思います。
Commented by fanseab at 2009-01-12 20:44 x
カオヤイさん、元来亜熱帯地域をルーツに持つムラツにとって、日本での越冬は厳しいものがあると思います。↑にコメントした通り、どこかに隠れている個体が散らばっているものと思います。それが次世代を産んでいくのでしょう。そちらも標高800mで13℃は寒いですね。
Commented by fanseab at 2009-01-12 20:46 x
maedaさん、貴殿とご一緒した時期に比べれば、寂しい限りです。
やはり1-2月の厳冬期が彼らにとって正念場なのだと思います。
何とか乗り切る個体群がいると思いますが・・・・
Commented by fanseab at 2009-01-12 20:48 x
chochoensisさん、ルーミス観察お疲れ様でした。
そちらの集団よりも、こちらムラツ集団は厳しい現実です。気温は10℃あったのですが、風が強く、体感温度は7℃程度で、越冬蝶も活動の兆しは全くありませんでした。
Commented by ダンダラ at 2009-01-13 08:29 x
サンゴジュのムラシの近くに3頭からなるムラツの集団が見つかったんですが、今回はいなくなっていたのかな。
ちょっと日当たりの良い場所でしたから飛び出してしまった可能性もありますね。
なかなか時間が取れなくて、ブログにまとめていませんが、今週末にでもまとめようと思っています。
でも、ちょっと記事が古くなってしまったかな。
Commented by fanseab at 2009-01-13 21:38 x
ダンダラさん、サンゴジュの集団と公園東端に近いタブノキ集団は、今回確認できませんでしたが、見逃した可能性もあります。1/6時点の記録も重要と思われますので、できれば貴ブログへのアップを期待します。
Commented by kenken at 2009-01-13 22:04 x
貴殿らしい継続観察ですね。この季節が最も厳しい・・・なるほどです。
それにしても、さすがのストロボの使い方です。2枚目の写真実に深度深く、くっきりの表現です、F22でしたか・・・はよ外部ストロボ買って練習せんといかんなぁ・・・とても参考になります。
Commented by fanseab at 2009-01-14 07:18 x
kenkenさん、毎度どうも。この公園では複数のブログ仲間が情報交換しながら、交互に継続観察しているのでシジミ類の消長が効率的に把握できています。ブログ仲間様々ですね。魚露目は一般的な広角レンズより球面収差が著しく、絞り込み量もかなり入れなければ画像周辺の解像度を確保できません。
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