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探蝶逍遥記

日本チョウ類保全協会関西地区写真展のお知らせ

2月27日まで本記事をトップに配置します。
本文記事は本記事の二つ後にあります。
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第1回 関西地区写真展『チョウが消えてゆく~絶滅の危機にあるチョウを守る~』

日本チョウ類保全協会の写真展を、関西地区では初めて、伊丹市昆虫館との共催により下記の要領で開催します。

 チョウの生態写真(約60点※)やチョウの保全に関するパネルを展示するとともに、期間中,展示室内の大型テレビで「関西の美しいチョウ」及び「ウスバシロチョウが消えた」などのテーマでデジタルスライドショーを行います。(※展示する生態写真は、同協会が2016年12月に東京・新宿御苑で開催した企画展で展示したものと同じものになります。)

 地元のチョウの魅力を知っていただくとともに、チョウが減少している状況、自然環境の現状や保全の課題について知るきっかけとなりましたら幸いです。お近くの方は、ご家族やご友人をお誘いの上、是非お越し下さい。(ミニ講演会も下記の通り実施します。)

 名 称:プチ展示「チョウが消えてゆく~絶滅の危機にあるチョウを守る~」
 日 時:2017 年1月2日(月)~2月27日(月)9:00 ~ 16:30(入館受付は16:00まで,最終日は15:00 まで)
 場 所:伊丹市昆虫館 2階第2展示室
       伊丹市昆陽池3-1昆陽池公園内  電話 072-785-3582
       伊丹市昆虫館ホームページ(外部リンク)
 料 金:無料(ただし,昆虫館への入場料が必要です)
 休館日:火曜(祝日にあたるときは翌日,1月3日は開館)その他臨時休館日あり

 ★ミニ講演会★
テーマ名:消えゆくチョウを知る、撮る、守る
日時:2017年2月25日(土) 14:00~15:30
場所:1階映像ホール
申し込み:先着70名(聴講無料ですが、昆虫館への入場料が必要)
演題(演者):
①近畿地方から消えゆくチョウ(森地重博氏)
②近畿地方北部のウスバシロチョウ産地の現状
ー特に鹿の食害の影響について(小野克己氏)
③チョウの写真撮影法ー入門から目標を立てた撮影までー(三輪成雄氏)

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 画像は新宿御苑で昨年12月に開催された写真展の一コマです(伊丹市昆虫館での展示レイアウトはこの会場とは異ります。念のため)。管理人も関西在住時、会場(通称:イタ昆)には冬場、撮影テストに良く通いました。8年前に昆虫館・温室内で撮影したオオゴマダラの飛翔シーンも貼っておきましょう。写真展を観覧した後、温室内で、南国の蝶を眺めるのも一興です。
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D70-1855@18mm、ISO=500、F6.3-1/500、外部ストロボ、撮影年月日:2008年1月26日
# by fanseab | 2017-02-27 16:30 | | Comments(0)

「チョウ類の保全を考える集い」開催のお知らせ

2月11日まで、本記事をトップから2番目の記事で掲載しております。
本文記事はこの記事のすぐ後ろにあります

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第13回 チョウ類の保全を考える集い ご案内
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D90、ISO=400、F8-1/2500、-1.3EV、撮影年月日・時刻:2009年5月6日、11時46分(@熊本県阿蘇山麓)
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PENTAX・MZ5、撮影年月日:2001年7月7日(@韓国江原道)


日時:2017年2月11日(土) 10:30~17:45
会場:国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都代々木)
 研修室416(センター棟4階)

プログラム:
10:00~     チョウ類の保全を考える集い 受付開始

10:30~10:45  開会 代表理事あいさつ 諸注意

10:45~11:50  外来種はなぜ悪いのか~昆虫の世界に見る外来種の影響~
        「昆虫の世界で起こっている外来種問題」
          岸本年郎氏(ふじのくに地球環境史ミュージアム)
        「アルゼンチンアリは何を起こしているのか」
          砂村栄力氏(アリ研究家)

11:50~13:00  昼食 (会員総会 11:50~12:30)

13:00~14:30  韓国におけるチョウの現状と保全
         金 聖秀(Kim, Sung-Soo)氏
         (Research Institute for East Asian Environment and Biology)

14:30~15:10  かつての自然の「豊かさ」~チョウから描く環境の変化~
         高橋 昭氏(名古屋昆虫同好会)

15:10~15:40  休憩 30分 (協会ボランティア説明会)

15:40~16:30  チョウ類の保全活動報告
    「長野県飯山のオオルリシジミ」 福本匡志氏(北信濃の里山を保全活用する会)
    「オガサワラシジミの生息域外保全の取り組み」石島明美・古川紗織氏(多摩動物公園)
        
16:30~17:45  保全協会の保全活動の状況と今後の方向性
         絶滅危惧種の保全(ツシマウラボシシジミ、ウスイロヒョウモンモドキほか)
         庭のチョウ類調査 ほか

17:45     閉会

18:00~20:00  懇親会(同施設内のレストラン「カフェ・フレンズ」) 会費3,500円
(中締め19:30)

★参加申し込み
参加費:1,000円 
 関心のある方は、どなたでもご参加できます。
 参加する際、事前の申込みは必要ありません。当日会場にお越しください。
また、終了後、18:00から同施設内のレストランにて懇親会を開催します(会費3,500円)。
懇親会に参加を希望される方は、必ず2月5日までに事前のお申し込みをお願いいたします。
  申込み先:事務局 井上宛 Email: jbutterflyconservation@gmail.com

  ※懇親会場 カフェ・フレンズ センター棟2F TEL:03-3467-7203

★会場までの道順
(国立オリンピック記念青少年総合センター:東京都渋谷区代々木神園町3-1  TEL03-3469-2525)
  会場は、センター棟4階の研修室416です。オリンピックセンターは広いですが、施設の案内は充実しており、すぐにわかるようになっています。 こちら(外部リンクも参照してください。

●鉄道利用の場合
・小田急線 参宮橋駅下車 徒歩約7分(急行は停車しないため、各駅電車を利用のこと)。
・乗車時間の目安:新宿-参宮橋間は、小田急線で約5分。

●車利用の場合
都高速4号線 代々木ランプより(三宅坂方面のみ) 約100m、初台ランプより(高井戸方面のみ) 約2km、新宿ランプより(大型バスの場合) 約2km。
※駐車場はありますが、駐車料金もかかります(30分150円)ので、できるだけ公共交通機関でお越しください。

★宿泊案内
 会場となる参宮橋近くの新宿駅などには多くのビジネスホテルがあります。参加者ご自身で宿泊のご予約をお願いいたします。

※添付画像の1枚目は、今回議題に上るオオルリシジミの産卵シーンです。今回は長野県産個体群の保全がテーマですが、画像は九州・阿蘇山個体群です。2枚目は同じ議題の一つ、韓国の蝶保全に関連して、16年前に銀塩で撮影した韓国のMelitaea属画像です。恐らくウスイロと判定していますが、イマイチ自信ありません。撮影当時、この手のタテハは、ごく普通に飛んでいる状況でしたが、現在はどうなのか?是非、金さんの講演を聞きたいものです。
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   特定非営利活動法人 日本チョウ類保全協会 事務局 井上晴子

   140-0014 東京都品川区大井4-1-5-201

   Tel/Fax 03-3775-7006  携帯:090-5574-5433
     Email:jbutterflyconservation@gmail.com
   http://www.japan-inter.net/jbcs/
   協会ブログ:http://jbcs.exblog.jp/
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# by fanseab | 2017-02-11 18:00 | | Comments(0)

台湾台東縣遠征記(18)最終回:セセリチョウ科

 一昨年10月より長々と連載してきたこの遠征記も今回が最終回です。セセリチョウ科は全般に不作でした。最初はボロボロのタイワンアオバセセリ(Badamia exclamationis)。

+++画像は原則クリックで拡大されます(モニター環境に依存)+++
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F8-1/320、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月11日、14時34分

 青(緑)色を全く帯びない本種に何故「アオバ」を付けたのか、いささか理解に苦しむ管理人です。もちろん、『台湾から見出された「アオバセセリ」に似たセセリチョウ』が和名由来なのでしょうね。それにしても・・・もう少し上手なネーミングをしたいものです。次は管理人初撮影のオオクロボシセセリ(Seseria formosana)♀。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=200、F7.1-1/640、-0.7EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、7時52分

 開園間もない、知本森林遊楽區内の薬草植物園にフラフラ~っと飛び込んで来て日光浴している個体です。初見のセセリであることは直ぐに分かったので慌てて撮影しました。望遠マクロの後、多少余裕があったので、コンデジ広角でも撮影。
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TG2@5.5mm、ISO=100、F3.2-1/320、撮影年月日・時刻:2015年5月12日、7時54分

 本種は台湾特産種。Seseria属は、日本の「セセリ(挵る:つっつき回す行動に由来)」がそのまま属名になった稀有な一群で、クスノキ食であることから、クスノキセセリ属とも呼ばれています。日本で、クスノキ食いの蝶と言えば、アオスジアゲハ以外いませんが、台湾では、本種やタテハチョウまでクスノキを食ったりしています。所変われば何とやらですね。
 3種目は日本でもお馴染みのダイミョウセセリ(Tagiades tethys niitakana)♀。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F10-1/800、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月13日、8時33分

 産卵行動中の♀が一旦、休憩して日光浴している姿。後翅の白帯が太く出る完璧な「関西型」ですね。ダイミョウと言えば、最近実施されたDNA解析の結果、お馴染みの属名Daimioはシノヌムとなり、属名はTagiadesに変わりました。台湾で飛んでいるダイミョウを実見すると、後翅の白班が極めて目立ち、明らかにシロシタセセリ(Tagiades)そのものに見えます。後翅に白帯の出ない、「関東型」ダイミョウはむしろ、極めて特殊な亜種なのでしょう。お馴染みの産卵風景も撮りました。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F10-1/800、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月13日、8時36分

 産卵後、グリグリと腹端を回して毛を卵表面に擦り付ける隠蔽工作は日本産と変わりありません。産卵している食草は日本のヤマノイモにそっくりです(種名未同定)。産附状況も別途撮影。
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D71K-34VR(トリミング)、ISO=400、F10-1/800、-0.3EV、外部ストロボ、撮影年月日・時刻:2015年5月13日、8時37分

 コンデジで超拡大撮影も実施。
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TG2@18mm、ISO=800、F4.9-1/125、外部LED、撮影年月日・時刻:2015年5月13日、8時44分

 毛むくじゃらの体裁も日本産ダイミョウと同様です。下記に今回遠征で撮影(観察)したセセリチョウ科全4種をまとめて示します。黄色字は初撮影種、赤字は観察のみ実施した種。
(1)タイワンアオバセセリ(Badamia exclamationis
(2)オオクロボシセセリSeseria formosana
(3)ダイミョウセセリ(Tagiades tethys niitakana
(4)ネッタイアカセセリの1種Telicota sp.)

 最後に今回遠征で撮影・観察できた種類数を科別にまとめておきます。
アゲハチョウ科:10種(初撮影1種)
シロチョウ科 :12種
タテハチョウ科:39種(初撮影7種)
シジミチョウ科:16種(初撮影2種)
セセリチョウ科: 4種(初撮影1種)
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   合計   81種(初撮影11種)
 初撮影種が11種あったのは大きな収穫でした。長々とした連載をお読み頂き有難うございました
<(_ _)>

<おしまい>
# by fanseab | 2017-01-31 20:55 | | Comments(4)